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「キリストの復活」 2021年4月4日 インターネットのテレビ局CGNTV(⇒みことばに聞く⇒ 関東⇒東京B)の番組に当教会の牧師が出演しました。 2018年5月23日放映「豊かないのち」 「キリストの復活」 甲斐慎一郎 コリント人への手紙第一、15章 キリスト教(聖書)は、「霊魂不滅」だけでなく、からだの復活 による「肉体の不滅」をも教えています(ヨハネ5章29節)。そこ で聖書が教えている復活に関する大切な真理を学んでみましょう。 一、過去におけるキリストの復活の事実について(1~11節) パウロは、キリストの復活は、誤って伝えられた根も葉もない架 空の話ではなく、まことしやかに捏造された作り話でもなく、実際 に起きた出来事に基づいた確かな実話であることを述べています。 キリストの復活が事実であることを証明するものが三つあります。 「第一は、キリスト者のたましいの経験であり、その証拠はキリ スト教会である。第二は、聖書は復活の真理の証明となった。第三 は、復活の証人である」(G・C・モルガン『コリント人への手紙』 324、327頁)。 もしキリストが復活されなかったなら、信じて罪から救われるキ リスト者もキリスト教会も存在しなかったでしょう。実にキリスト の復活は、キリスト教会の存在という確かな証拠があり、聖書の預 言という確かな証言があり、主の復活を目撃した確かな証人のいる 事実なのです。 二、現在におけるキリストの復活の意味について(12~49節) ところがコリントの教会の中のある人たちは、次のような三つの 疑問のゆえに、死者の復活を信じていませんでした。 1.死者は、どうして復活するのか――復活の原因や理由に関す る疑問 2.死者は、どのようにして復活するのか――復活の方法や手段 に関する疑問 3.死者は、どのようなからだで復活するのか――復活の結果や 様態に関する疑問 これに関してパウロは、簡潔に、しかもきわめて適切に答えてい ます。 第一の疑問には「キリストが復活されたのだから、死者の復活が あるのは当然である」(13節)と答え、第二の疑問には「からだの 復活といっても、死んだ種粒から新しいからだが生じるという秘義 以上に大きい秘義ではないのである」(36~38節)(前掲書345 頁)と答え、第三の疑問には「血肉のからだがあるのですから、御 霊のからだもあるのです」(44節)と答えています。 このようにパウロは、疑問に答えながら、過去におけるキリスト の復活は、現在の私たちにどのような意味を持っているかについて 述べています。 1.主の復活は私たちの救いの基礎であり、根拠です(14~22節) ――キリストの復活によって罪からの救いが成就するからです(第 一ペテロ1章3節)。 2.主の復活は神の支配の基礎であり、根拠です(23~28節) ――キリストの復活によって神のご計画は完成するからです。 3.主の復活は私たちの希望の基礎であり、根拠です(42~49節) ――キリストの復活によって私たちも復活することができるからです。 三 将来におけるキリスト者の復活の奥義について(50~57節) 最後にパウロは、世の終わりにおけるキリスト者の復活について、 次のような三重の表現によって述べています。 1.私たちの完全な変貌です(51、52節)――私たちは、永遠に 眠ってしまうのではなく、終わりのラッパとともに、たちまち一瞬 のうちに変えられるのです。 2.神の与えてくださる完全な住まいを着ることです(53、54節) ――私たちは、天から与えられる住まいを着るのであり(第二コリ ント5章1~4節)、それは永遠に朽ちず、不死です。 3.死に対する完全な勝利です(54~57節)――死ぬべきものがい のちにのまれ、もはや死はなくなるのです(黙示録21章4節)。 ですから私たちの労苦は、主にあって決してむだになることはな いのです(58節)。 甲斐慎一郎の著書→説教集 久米小百合氏司会「本の旅」→「使徒パウロの生涯」
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Last updated
2021.04.03 21:29:47
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