説教要約 1040
「神のご計画の全体6 2017年4月3日 宇宙の設計図である神の数式」 インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しました。2013年5月31日放映「信仰の決断」 説教要約 935 創造論は進化論よりも奇なり 「神のご計画の全体4 宇宙の設計図である神の数式」 甲斐慎一郎 イザヤ書40章26節 進化論には「生物進化論」と「宇宙進化論」があり、宇宙進化論は、137億年前にビッグバンがあり、その直後から物凄い勢いで膨張して、銀河、恒星、星雲、惑星、そして地球が46億年前に生まれたいうものですが、宇宙が膨張したことは、宇宙と生物が進化したという証拠にも証明にもなりません。 一、宇宙の設計図である神の数式 2013年9月22日にNHKのテレビで「神の数式」という番組が放映されました。それは「宇宙はなぜ生まれたのか」(最後の難問に挑む天才たち)という内容です。世界各国の天才物理学者たちがミクロの素粒子を完璧に表した「素粒子の数式」と広大な宇宙を支配する「重力の数式」(すなわち一般相対性理論)の二つを一つに束ねる「神の数式」を書き表すもので、まだ完全に計算することはできていませんが、この「神の数式」こそ「宇宙の設計図」または「神の設計図」であるというものです。 「数式」という言葉を用いるのは、この宇宙のすべては、数や量を表す数字で書き表せるからで、宇宙のすべては、一秒の狂いもなく、正確に動いているということです。これは、創造主である全知全能の神のみがなせるわざです。 二、宇宙の設計図を教えている皆既日食 宇宙のすべてが一秒の狂いもなく、正確に動いているので、数式で表すことができる例として皆既日食を取り上げてみましょう。 皆既日食は、太陽と月と地球が一直線に並んで、地球から見ると、太陽の前に月がすっぽりとはいり、真っ黒い太陽に見えるというものですが、これが何年、何月、何日の何時、何分、何秒に起こるかを何十年も前に計算して出すことができ、その時になると、計算通りの日時に皆既日食が起こるのです。 天文学者の小尾信弥(おび・しんや)氏は、2009年7月22日に起こった皆既日食を満喫して、「太陽の直径は、月の直径の四百倍で、地球と太陽の距離は、地球と月の距離の四百倍なので、ちょうどうまい具合に同じ大きさに見える。自然界の偶然なのでしょうが、もしも神様みたいなものがいるとしたら、随分おつなことをしたもんですね」と朝日新聞の記事で述べています。 皆既日食が起こる日時を計算するには、地球の自転と公転の速度、そして月の自転と公転の速度を知ることが必要です。地球の自転の速度は、およそ時速で約1,666キロメートルです。地球の公転の速度は、秒速で約30キロメートルです。 月が一回自転するのにかかる時間は、約29日半です。月の公転の速度は、秒速で約1キロメートルです。しかし月の移動速度は、月が地球の外側にある時は、速くなり、地球の内側にある時には、遅くなっています。しかも地球の軌道は真円(まんまる)ではなく、少し楕円であり――そのために皆既日食だけでなく、金環日食も起こります――月も移動速度は、一定ではありませんが、決してランダム(気まま、行き当たりばったり)ではなく、数式で書き表せるものです。それで皆既日食と金環日食の起こる日時を1秒の狂いもなく計算することができます。 まさに宇宙は「神の数式」すなわち「宇宙の設計図」または「神の設計図」の通りに創造され、その創造された天体は正確に運行しているのです。 21世紀に起こる皆既日食 ●21世紀の金環日食 三、どこまでも真実な神 詩篇の著者は「みことばのとおりに私をささえ、私を生かしてください」と祈っています(詩篇119篇116節)。私たちが神をささえとするということは、神の真実をささえとすることです。それは、「あなたの仰せはことごとく真実です」(86節)と、「どこまでも真実なことばを語られる神」、また「あなたが真実をもって私を悩まされたことを知っています」(75節)と、「どこまでも真実なことをされる神」、そして「あなたの真実は代々に至ります」(90節)と、「どこでも真実な心を持たれる神」を信じることです。 甲斐慎一郎の著書→説教集