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カテゴリ:旅の中の日常
つづきですので、
翳りゆく桃源郷ー○○湖温~(1) →(2) → (3)の順にお読み下さい 「いらっしゃいませ!、いらっしゃいませ!」 「可愛い子があなたを待ってますよ」 「旅の思い出に、あなたを夢の世界へ! どうですか? そこのおにいさん!!」 「おにいさん! っっっって!」 何故か、ボクはハッピを着せられ、客の呼び込みをさせられていた。 券を貰って出かけたのは、ストリップ小屋だったのだが、どうも客の入りが悪く(と言うか誰もいなかった)、これでは始められないから、今日は閉めるみたいなことを言われたのだ。 「え~~」と言う顔をしていたのか、何も言っていないのに 「そんなに言うなら、兄さん客をよんできてよ」 「そうだね、3、4人呼んできたら始めるからね」 「じゃ、これ着て、頼んだよ!」 頼んだよって、どういう事だよ。確かにボクはただ券の客だけど、客は客だろ! と思いつつ、何故かハッピを着て呼び込みをしてしまっていたのだ。 知らない土地だし、乗りかかった船だし、なんか面白そうだし、それだけ?って思われるかも知れないけど、こんな経験したくても出来ないような気がして、やってる内に楽しくなって来たのを覚えている。 で、頑張った甲斐があり、4人の客が入ってくれた。 客はボクを入れて5人、ステージが始まった。 紫系のライト、ムードミュージック、何だかぱっとしない演出のステージ。しかし、ぱっとしないのはそれだけではなかった。踊り子さんが、年寄りだ! おばちゃんの域を超えている。呼び込んだ4人に悪い気がして、うつむいてしまった。 次のステージが始まった。今度は、普通のおばちゃんだった。普通のおばちゃんがこんなとこに出てきちゃいけない! それが感想だった。 少し期待しながら次のステージが始まった。こんな低い次元で期待してしまっている自分の順応性に呆れたが、出てきた踊り子を見てもっと呆れた、さっきよりもっと普通のおばちゃんだった。 でも入口に貼ってあったポスターには、もっと若くて可愛い踊り子さんが載ってじゃないか!こんなんじゃ、さっき呼び込んだ人たちに囲まれて、袋だたきにされる~~と、真剣に悪い気がして、身体がちぢこまった(こんな場所にいたら、大きく成らなきゃ、、w ) 次のステージは、やっとまともな女の子が登場! しかし、短い! 曲は2分半ぐらいで終わり、同時にそのステージも終わった。w つづく、、、 翳りゆく桃源郷ー○○湖温~ → (3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 8, 2018 10:21:58 AM
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