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テーマ:心に響く音(5)
カテゴリ:TimeDomain
ある時、タイムドメインの由井社長が、昔オーディオメーカーに勤めていた時、旅先ヨーロッパのコンサートホールで聞いた素晴らしい演奏のことを、楽しそうに話してくださったことが有りました。
色んな写真を見ながら話す彼の瞳は、本物の音楽を聴く人たちが幸せそうな微笑みを浮かべるのと同じように、輝いていたのを覚えています。 羨ましく思った翌日、なんと嬉しいことにウィーンに行かないかとお誘いを受けました。以前つとめていた会社の社長が、連れて行ってくれると言う。それもたった5万でだよ。ラッキー(^_-)-☆ クリスマスシーズンで、雪景色のウィーン、楽友会館がボクを呼んでいる、、、 オペラ座は、改装工事で休館中だったのが、残念だったけど、楽友会館には、当日券で入ることができた。 楽友会館というのは、1869年にギリシャルネッサンス洋式で建てられた、音の良いコンサートホールとして有名なところで、西洋クラシック音楽の中心だったところです。今でも毎日のように演奏会が催されているところ。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートでも有名ですね。 その日は、ザルツブルグの市民楽団の演奏だった。 眩しいばかりの、黄金の壁、優しく身体を包み込むような澄み切った弦楽器の響き、どれととっても文句の付けようのない、計算し尽くされた設計だとわかる。 これが、本物のコンサートなのだ。その音を聞いたとき由井さんが説明してくれた意味がよく理解できた。由井さんは、こんな音をオーディオで実現したかったのだ。 由井さん曰く、「どんなに素晴らしい演奏家でも、最高の演奏はその演奏家の生涯の中で、それほど多くはないんです。演奏家も人間ですから、コンディションや色々な事情で、ホントにベストな状態で演奏できる事は、数えるほどしかないと言うことです。」 でも、CDやレコードの中にその最高の演奏がしっかり記録されていて、今でも聞くことができるわけです。 その最高の演奏を、コンサートホールの再現を、オーディオでは不可能だとされていた、その原音の再生を、彼は実現しようとしたわけです。 昔から人は、喜びを音楽で表現し、悲しみを音楽で分け合い、団結を音楽で確かめ合って来た歴史があります。 音楽が持っている素晴らしい力、想像力、感動させる何か、、、 素晴らしい演奏家や作曲家が残してくれた宝物の様な音を、そのままの音で、僕たちに届けてくれる、こんな素敵な贈り物は、今の時代だからこそ大切にしたいし、広めていきたいと思うのです。 今のボクにとって、タイムドメインのオーディオで聞く、極上の音楽が、ホントの意味で音を楽む事を通してのヒーリングなのです。 タイムドメインの音がヨーロッパで絶賛されるのは、彼らが音楽を日常の楽しみとし、そしてそれを作り上げてきた先人達を誇りに思っているからに違い有りません。 それでは、今夜も、楽友会館で聞いた演奏を思い出しながら、タイムドメインから流れる名演奏で、気持ちよく眠りにつきたいと思います。 と言いながら、まだ仕事が残ってるので、なかなか寝られない。 (´。`) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 31, 2005 12:03:44 AM
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