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テーマ:心に響く音(5)
カテゴリ:TimeDomain
今日のお話しは、一応タイムドメインに関することなのですが、総じて一般事象にも当てはまるのかなと思います。どういう事かというとですね、まぁ、最後まで聞いてくださいませ。
(^_-)-☆ タイムドメインの由井社長は、オーディオメーカー勤務当時、ヨーロッパのコンサートホールの音をそのままオーディオで再生したいと思った、と言うことは以前お話ししましたが、様々なオーディオの再生音を聞いた結果、有る部分本物の音が出ていると思ったのです。 スピーカーでも本物の音は出せると言うことですね。 そして、色々と実験を重ねた結果、今までの音響理論と反対の事をすると音が良くなることを発見したのです。となると、従来の音響理論は間違っていたと言うことになりますね。 そうやって完成したのが、「GS-1」と言う伝説のスピーカーです。 当時は、パリのハイファイショーでグランプリを取るほど絶賛されたのです。しかし、不運にも「GS-1」を満足に鳴らす為のアンプが当時は無かった等、で、現在ではもう手に入れる事の出来ないスピーカーとなってしまいました。 勤めておられたメーカーの経営不振等の理由で、「タイムドメイン理論」を元にしたスピーカーの開発・研究は、絶たれるかたちとなります。しかし、本物を探求する力の凄さとでも言いますか、支援者が現れ、研究室を開くことが出来るようになったのでした。 そこで、彼のやったことは、従来の理論とは反対のことをやり続けたのです。そうするとどんどん音がよくなる。従来のオーディオは根本的に間違った理論に基づいて作られていることを確信したのです。 そうやって、心に響く音「タイムドメインの音」が生まれたのです。開発を始めてからも、紆余曲折、崖っぷちのような状態がたびたび訪れるのですが、危機一髪のところで、道が開け、とうとう「心に響く、先人が残した宝物をありのまま再生できる」スピーカーを世に送り出すことができたのです。 本物を求める心が「心を打つ音」を創り出した。それは本物を求める心の強さがもたらした、贈り物なのかもしれません。 学ぶことは大切です。それは始まりだからです。学んだことをそのまま踏襲しても、そこには何も生まれないのかもしれません。そして学んだことが全て正しいという保障などないのです。 学んだことを元にして、自分で考え、自分で判断する。言い換えると、考える力、判断力を鍛えていかないと、本物は見えてこないのじゃないでしょうか。 そしてその力の集合体が、不思議な力となって、物事を成し遂げる力を与えてくれるのかも知れませんね。それはもう、自分だけの力を超え、何かに導かれたかのような、神秘的な現象であるのでしょう。良くわかりませんが、きっとそうなのでしょう。きっと。 タイムドメインの研究室で見た、発泡スチロールで出来た卵形の試作スピーカーを見たとき、想像力の凄さを感じたのですが、それを超える導きを「Yoshii9」と言う円筒形のスピーカーで実現したことに感服しました。技術者魂に乾杯!! そして、今も「Yoshii9」は、数々の神秘的な現象を導いています。 しかし、その音を聴いたことの無い人に、いくら力説しても、うさん臭さが募るばかりかも知れませんね。由井さんがヨーロッパで本物の音楽を聴きまくったように、実際に体験することが、どれほどの動機を与えてくれるかと言うことを考えて見てください。 音は、聴いてみなきゃわからない! 興味のある方は、タイムドメインの試聴室が各地にありますので、だまされたと思って是非一度、お聴きになってください。 タイムドメインの試聴室 ←ココ 人の声が人の声に、犬の鳴き声が犬の声に、水の音が水の音に聞こえるのを感じることができます。 そんなの、当たり前じゃん? って思うかも知れませんが、当たり前のことが、なかなか当たり前に出来ない、出来ていないのが現状だと言うこと、みんな、嫌と言うほど知ってるはずですよね。(^^ゞ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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