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テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:旅の中の日常
それぞれやりたいことトライしようと言うことで、セントラルパークで自転車に乗ることになった。まずは形からと、スポーツ用品店により、スポーツウェアを買うことにした。みんなそれぞれ好みのモノを選んで購入。ボクは、ウィンドブレーカーっぽい紫の上着を買った。みんな店で着替えた。やる気満々で、いざセントラルパークへ。
本で調べて公園内にレンタサイクルが有ることは分かっているのだけれど、なにしろ広い公園なので直ぐには見つからない。 みんなで、ぞろぞろぞろぞろと歩きながら探した。樹木が生い茂っているので見通しが悪く、遠くを見渡せる場所がないのだ。 仕方なく、散歩をしている男性に尋ねてみることにした。 「池の反対側にあるよ」 と教えてもらい、教えられた通り池沿いに歩いた。 池沿いの道から降りていくと、 「あった!」 色んな種類の自転車が、整然と並べてあった。 自転車の種類によって値段が違うので、それぞれ好きなのを選ぶことに、しかし悲しいかな日本人、みんなそろって安いのを選んでいた。 しかし解せない。なぜにこんなに大きな公園のど真ん中にレンタサイクルがあるんだ? 普通なら公園の入口付近に有っても良さそうなのだ。まぁ、考えられるのは盗難に合いにくいのかもしれないと言うことだだけだ。真夜中にこんなところまで自転車を盗みに来る危険を冒す奴もいないだろう。 さあみんなで、公園の外周をサイクリングだ! ローラーブレードで滑走するおねえさん、専用のベビーバギーで赤ちゃんと一緒に走るレオタード姿のおかあさん、派手な色のマウンテンバイクで追い越していくおにいさん、いや~まさにアメリカですねっ!て感じで風を切りながら公園の小径ををみんなで走った。 気分はまさにニューヨーカーだ。こんなに安上がりなニューヨーカー気分もあったかと思いながら、走った、そしてまた、走った。 セントラルパークは広い。 自転車で3分の2ぐらい回ったところで売店が出ていた。自転車を脇に止めてジュースを飲んだ。木漏れ日の下で飲むジュースが不思議と爽やかに感じられた。 しばらく休憩をして残りの3分の1をゆっくりと走った。 自転車を返して、ぶらぶらとセントラルパークを横切るように西に向かった。ジョン・レノンが凶弾に倒れたダコダ・ハウスが見えていた。セントラルパークの西、ダコダ・ハウスの前当たりに、ストロベリーフィールドがある。円形の祈念碑の周りに囲むようにベンチ並んでいる。それは、平和を愛したジョンの祈念碑だ。中央にイマジンと書かれた文字が、活動を開始したばかりで命を絶たれた無念をボクに語りかけているようだった。 ベンチにはあご髭を生やした初老の紳士が座って新聞を読んでいる。その隣には彼の座高ほどもある大きな犬がおとなしく座っていた。まるでイマジンの文字を見つめているように。 僕たちはそれぞれにベンチに腰掛けた。彼が亡くなった12月8日はもうすぐだ。その頃にはきっとここに多くの人が集まることだろう。そしてボクは同じ12月8日に亡くなった知り合いのことを思い出していた。 Imagine there's no heaven, It's easy if you try, No hell below us, Above us only sky, Imagine all the people living for today... Imagine there's no countries, It isnt hard to do, Nothing to kill or die for, No religion too, Imagine all the people living life in peace... Imagine no possesions, I wonder if you can, No need for greed or hunger, A brotherhood of man, Imagine all the people Sharing all the world... You may say Im a dreamer, but Im not the only one, I hope some day you'll join us, And the world will live as one. words by John Lennon お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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