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テーマ:心にのこる出来事(94)
カテゴリ:今日の日は贈り物
村西とおると言うAV監督をご存じでしょうか?
知ってる人でも、素直に知ってるとは言えないかも知れませんね。 お世話になった人も多いはずです。(^^ゞ(笑) レンタルビデオの店で働いていた時のこと。レンタルビデオの店の利益割合でアダルトVの比重が大きかった時代の話です。 村西軍団と呼ばれる、彼が抱える女優たちが一世を風靡した時代がありました。バブルまさかりの頃、会社でアダルトV女優を店に呼んで、イベントを企画したのです。 自ずと村西とおるに白羽の矢はたてられ、彼にアポイントを取ったわけです。と言っても、実際に契約を取り付けたのは、ビデオの卸会社の人だったのですが。そして村西監督が連れてきたのは、当時人気が高かった脇毛女優で有名な黒木香と松坂季実子、野坂なつみ(後のよっちゃんの奥さん)、沙羅樹、あと2人は新人だった。 駅前のホテルで村西軍団と落ち合い、車2台で女優さんたちをイベント会場の店まで乗せて走る事になった。回る店は全部で4,5店あった。ボクが乗せたのは、沙羅樹、野坂なつみと新人の女優さんだ。最初は、松坂季実子も乗せたが、体調が悪く、ボクの車が2ドアだった事もあって、直ぐにもう一台の方に移動することになったので、1日この3人と一緒だった。沙羅樹は、エキゾティックな顔立ちで人気の女優さんだ。野坂なつみは家庭教師風の出で立ちで、だてめがねをして売り出していた。 <野坂なつみさん> 野坂「昨日は引っ越しだったのよ」 新人「そうなんですか?」 野坂「引っ越しのし過ぎって感じ(^_^)」 沙羅「よくするよね」 野坂「食器とか箱詰め大変でしょ、もうくたくた(^_^)」 後部座席では、そんな普通の会話が飛び交う。 アダルト女優と言っても、当たり前の話だけれど、普通の女の子なのだ。 とりわけ野坂さんは、ほんとに性格良さそうな普通の女の子だった。途中からボクも会話に加わり、ギャグ混じりで笑わせながらの運転も楽しく、最初の緊張がウソのようだった。 イベント会場の店間の移動は、時間的な問題もあって、衣装のままの移動だった。車の中でも派手なステージ衣装なのだ。 沙羅「チョット衣装をなおしてもイイ?」 新人「外から見えないかしら?」 ボク「後ろはスモークウィンドウだから、外からは見えないと思いますよ」 沙羅「見ないでね」 そう言いながらミラー越しにボクの方をみた。目が合った。 「はい」と言いながらも、見ないでと言われると見たくなるもんだ。 沙羅「見たわね」 ボク「すみません」 ストラップレスのドレスを直している時、胸がむき出しになったのを、ミラー越しに見てしまったのだ。 野坂「役得、役得!見えちゃったものはしょうがないよね」 とすかさずフォローをしてくれた。 沙羅さんは、ミラー越しにエキゾティックな笑みを浮かべていた。 何故かそれからうち解けた感じになって、話しやすくなったのが不思議だった。きっとそれは野坂さんの性格の良さのおかげだった。 イベントが全て終わり、打ち上げがてら寿司屋で食事をした。 考えてみれば、異様なメンバーだ。店内の人も何人かは気が付き、黒木香さんにサインを求めてきた。黒木さんは週刊誌にも良く取り上げられていたので、女性でも知っている人は多かったからだ。 打ち上げも終わり、みんなを駅まで送って行った。 黒木さんとは、最後まで一言も話すことは出来なかった。そんな雰囲気を持った人だったからだ。イベント本番の時以外は、村西監督としか話をしない。それも他の人に聞こえないような小さな声なのだ。みんなが見ている黒木香は、作られたものだった。 ホントに不思議な1日だった。こんな経験をする事はもう二度とないだろうけれど、忘れられない1日だった。 今でも、よっちゃんがギターを弾く姿をテレビで見るたびに、その日の事を思い出すのだ。 <沙羅樹さん> 松坂季実子さん 追記: 記事のイベントの写真が数枚見つかったので、載せてみました。 お客さんと写っていたので、わざとらしく加工してあります。(^_^) 写真を追加して、アップしようとすると、アラートが出て更新できませんでした。 「公序良俗に問題ある」的な指摘がでて、更新拒否されました。 「えいぶい女優」(原文んは、アルファヴェット)が、引っかかったようなので、「アダルト女優」に変えたらOKでした。 こんなしょうもない検閲を掛けるの? 発想が幼稚すぎると思いませんか?(^_^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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