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テーマ:映画から何かがはじまる(571)
カテゴリ:映画のあれこれ
25年程前、1年間2週間に1回通った映画館があります。
京都は新京極のど真ん中のマクドナルドのビルに「弥生座」という映画館がありました。映画の系列としては所謂エロ系ですが、ノートにクレジットをメモしたりして結構まじめに見てました。(^^ゞ(笑) 日活ロマンポルノってエロはエロなんですが、意外と面白いのがあるのです。監督も今は第一線で働いている様な人が、名前を連ねています。 神代辰巳、藤田敏八、村川透、根岸吉太郎、東陽一、高林陽一、崔洋一、滝田洋二郎、中村幻児、相米慎二、中村幻児、金子修介、等々 初期の頃は団地妻シリーズで白川和子が人気があったり、ロマンポルノ出身の女優や監督が多く出ている。 大概は、3本立てで、2週間の興行だったので、2週間に1回見に行くわけだ。 3本の内1本は面白い作品がある。いつも顔を合わせるおっちゃんに、こんな事を聞かれたことがある。 「にいちゃん、わしもうそろそろ帰ろうかとおもうんやけど、次のはおもろいと思うか?」 「次のはね、おもろいの作る監督なのでおもろいと思うよ」 「よっしゃ、ほんなら見ていくは!」 ロマンポルノは、ハダカは出てくるのだが、監督が自由に作っている感があり、ハチャメチャありシュールなのあり、アクションありと何でもあり的な作り方だった。 なので、時々掘り出し物があるのだ。 監督にとっては、修行や実験が同時に出来ると言う面では、理想的な現場だったのかもしれない。 当時は中学生だったためリアルタイムでは見ることが出来なかった「エロスは甘き香り」(桃井かおり出演)は、その年の秋に話題になった、山田太一の「それぞれの秋」に桃井さんがでていて、その不思議なキャラクターが無性に気になったのを思い出した。 「ドキュメントトルコ特急便」という中村幻児の作品で、はじめて美保純を見たときも、この子は面白いと思った。 今、調べて驚いたのだけれど、この作品に大杉漣さんが出ていたのだ。どんな役だったのか、もう一度見てみたいものだ。 と言っても家族で見る映画ではないので、今の家庭環境では見にくい映画です。(^^ゞ(笑) 今のように自宅で簡単にAVが見ることの出来る時代と違って、昔は映画館でしか見ることが出来なかった。入場券を買う段階からドキドキして、色んな意味で面白かったものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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