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テーマ:京都。(6118)
カテゴリ:今日の日は贈り物
京都で16日と言えば、「五山の送り火」が有名ですが、我が家の16日の恒例行事といえば、宮津の花火大会です。
今年も例年通り、暑い中を丹後の宮津まで遠征してきました。 子どもの頃、夏休みになると祖父の家で過ごすことが多く、そのメインイベントが、お盆の儀式(お墓の掃除、12日に灯籠でお墓をかざり、お供えをして、お経を上げていただく等)を、叔父さん家族と一緒にした後の楽しみが、この花火だった。 毎年の事なので、見に行かない事も度々あったけれど、それでも印象的な行事だった。 中学一年生の時に祖母が亡くなり、その年の初盆に精霊船に火を付けて流した記憶は、今でも鮮明に残っている。 その時入った喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら聴いた曲は、先日亡くなった阿久悠さんの作詞した「また逢う日まで」だった。 凛々しくて、話しかけるのもためらうぐらいのカッコイイ祖母だったけれど、又逢う日はあるのかな~って、思いながらその曲を聴いていた。 灯籠流しや精霊流し、テレビで放送されていた「五山の送り火」を見ていて、一連の「お盆の行事」の意味を振り返ることが出来た。 そうやって子どもの頃に、ワケも分からず参加した行事も、知らず知らずの内に、身体にしみ込んでいる。 言葉で、「先祖を大切に」と声高に叫んだところで、子供達に伝わるものは少ないだろう。祭事や行事を家庭でも継承していく事が、後々に何かの意味を持つことになるのだと、そんな事も考えたお盆だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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