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テーマ:心にのこる出来事(94)
カテゴリ:冒険少年の憂鬱
久々に懐かしい劇場で芝居見物をしてきました。 最後に入ってから、30年近くの月日が流れています。 高校を出てから、しばらく劇場の小道具係の仕事をしていたので、劇場の中に入ると、タイムスリップをしたように昔を思い出しました。 藤山寛美さんの新喜劇での仕事は、緊張したけど面白い現場でした。 小道具部屋に台本が置いてあったので、暇を見つけては読みあさっていたのを思い出します。 そして、今、娘さんの直美さんの芝居を見ていると、受け継がれたものと新しいモノの混じり合った、また違った面白さに包まれます。 直美さんは、家の奥さんの親戚と多少関わりがあったり、今回の芝居には、知り合いの子が出ていたり、彼女自体は遠い存在ですが、何だか勝手に縁を感じてしまいます。 それも、昔働いていた劇場で芝居を見たせいかも知れません。 南座がリニューアルしてから初めて入ったのですが、新しくなった内装を見ても、何故か昔の佇まいを思い出してしまいます。 知り合いが出演してるので、今回は楽屋まで入らせてもらったのですが、ボクにとっては舞台裏の方が昔との違いが大きかったです。 舞台を見ながら、一番に思い出したのは、雪降らしのしごとでした。w 舞台セットの家以外の所に降らすため、舞台下手の上に上がって、手で紙吹雪をパラパラまくのですが、感動のラストシーンだった為、涙で目がにじみ、履いていた草履を照明の上に落として、ヒヤヒヤドキドキ。 雪は降らさなきゃいけないし、落ちそうな草履はきになるし。 何とか緞帳が下がるまで大丈夫だったので、ほっとしました。 19才から20才まで、芝居に関わった短い間だったけど、人生で一番経験多い季節でした。 その時のエピソードの1つを3年前に書いてます。 旅巡業 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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