|
テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:映画のあれこれ
テレビドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」見て、知った事がある。
「時計じかけのオレンジ」の完全版が出ているそうだ。1970年代に出版されたものは、最終章(その後のアレックスの章)がカットされていて、40年近くたって完全版が出版されている。 中学生の頃に、スタンリー・キューブリックの映画を見て、ある種の衝撃を受けて、この小説を読んだ。 好きな映画の一つ。
病気を経験して、自分の人生が変わってしまった後で見た事もあり、人間の裏側に興味を持っていたころだった。 結末の違う小説を出版せざるを得なかった作家の気持ちは、どうだったのかと思う。 「書いた事を削除する事は出来るが、書いた事をなかった事には出来ない」 作者のアンソニ・バージェスは、語ったそうです。 自分の意思を曲げられてしまう事も多い。だけど、それも必然なのかもしれない。 それによって、人が何かを感じ、何かを考え始めるかもしれない。 映画には、結末の2つある映画が時々ある、興行的に考えてそうしたのだろうが、それを知った時は作り手の思いをストレートに感じたいと、何度も思った。 今度、何十年も前に読んだ本の完全版を読んでみようと思う。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 24, 2013 01:45:01 AM
コメント(0) | コメントを書く
[映画のあれこれ] カテゴリの最新記事
|
|