これも、排尿障害?
私の一日は、夫のバイタルサインの計測から始まる。朝起きたら、まず、体温、血圧を測る。サチュレーションをチェックして、100%なら、よし!っていう気分になるそして、尿を量って破棄。今の悩みの一つは、その尿量。毎日の量が、一定ではないからだ。多い日もあれば少ない日もあり、一喜一憂している。夫は、初めて救急搬送されたその日から、尿道留置バルーンカテーテルを入れている。入院前から、排尿障害があった。トイレに行きたくて行ったのに、座ってもなかなか出ないとか、出たと思っても、すぐまた行きたくなったり、立ち上がっては、また座ったり・・・。そんな状態だったので、誤嚥して重症肺炎になり、高熱が出ていたし、一人では起き上がれない夫には、バルーン留置は正解だったと思う。それから、一度も外すことなく現在に至る。2013年6月、尿量が減って、チョロチョロとしか出なくなり、その度に、訪看さんにバルーン交換をしてもらっていた。往診医は、膀胱洗浄を勧めない方だったからだ。しかし、頻繁に交換するのも尿道を傷つけるリスクがあり、これも、出来れば避けたい。それで、泌尿器科を受診した。レントゲンを撮ると、なんと、3個も膀胱結石が見つかったしかも、18mm×12mmと、かなり大きい。これが、悪さしていたのかすぐさま取り除いてくれると思いきや、「放っておけばいいんですよ」とおっしゃる。「結石の数が増えたり、もっと大きくなったりしたら、手術を考えますが、 そうでなければ、全麻(全身麻酔)してまで手術する必要はありません」と泌尿器科医。「尿の流出が悪ければ、膀胱洗浄すればいいんですよ」ですって「膀胱洗浄は、感染のリスクがあるので、しないように言われています」と私。「それは、昔の考え方ですね。そもそも、バルーンが入っていること自体、 感染のリスクはあるわけですから」「水分摂取量と同じ量の尿量があれば、問題ありません」そのように、往診医にお話しすると「では、膀洗(膀胱洗浄)してください」ということになり、流出が悪くなると、膀洗することになった。しばらくすると、syuichiさんのブログにも似たようなことを書かれていて、びっくり。どこの泌尿器科医も、同じことを言うんだその後、夫も、バルーン交換時に、5mmくらいの結石が一緒について出てくることが何度かあり、結石予防に、水分の内容を、ただの「水」は「アクエリアスゼロ」に変更した。そうしたことによって、流出がスムーズになり、膀洗は、ほとんどしなくても良くなったそれでも、よく出る日と出ない日がある。夫は、栄養剤(エンシュアリキッド)とジュース等の水分を胃ろうから入れる。総水分量2,700ml + 薬を溶かしたり、管をきれいにするための白湯。自律神経の働きが悪いため、ほとんど汗をかかない。だから、白湯の分は、痰とか唾液等になるとして、尿量2,700mlなら安心できる。100mlくらいの増減だと問題ないと思うが、2,100mlの時があれば、3,000mlの時もあったりする。いったいこれは、どういう事なのか???きっと、結石が悪さしているに違いない。もやもやしていたら、またもやsyuichiさんのブログにBigNewsがUPされた。朗報!であるこの辺でも、同じ治療をしてもらえる病院を往診医に頼んで探してもらった。隣の市の病院でしてくださるという。しかし、日帰りでは無理で、入院が必要とのこと。そして、インフルエンザの流行期で、ベッドが空いていない春まで待った方がいい言われ、そうすることにした。その後、大学付属病院で声紋閉鎖術をすることになったので、その直前に、膀胱結石破砕術もしていただくことになった。術後、1日くらいは血尿が出ていたが、その後は、きれいな尿の流出になった。結石がないと、こうも違うんだ二つの手術のおかげで、夫は楽になるなぁと、意気揚々と退院したけれど、そうは問屋が卸さない結石がなくなったのに、術前と変わらない尿の流出になってしまった。これは、どういう事なのか?尿の流出の悩みはつきない。だけど、試行錯誤の結果、私なりの結論は出つつある。長くなったので、結論は次回に・・・