術後3ヶ月以上経過
夫は、5月19日 声紋閉鎖術という方法で、気管食道分離術を大学付属病院でした。2年前(2013年)の6月にも手術を検討して、大学付属病院で診察を受けたことがある。3月にレスパイト入院した病院の神経内科医に、勧められたからだ。痰の吸引が、あまりにも多く、気管への垂れ込みも多かったからだと思う。その医師が診ていらっしゃる患者さんが、大学付属病院で手術をされ、「痰の吸引が、1日10回くらいになりましたよ」とのことだった。えっ、そんなに回数、減っちゃうのホントにぃ~誤嚥性肺炎のリスクもなくなるし、そんないいことないじゃんところが、夫は、初めての救急搬送以来、酸素吸入をしている。当時は、「酸素を吸入するためにカニューレが必要」とのことで、カニューレ入れていたら、痰の吸引回数は、そんなに減らないとのことだったら、意味ないじゃんかかりつけ病院の主治医に相談すると、「気切してから一度も誤嚥性肺炎を起こしてないし、今、手術する必要あるのかな? 何度も、肺炎を繰り返してるんだったら、やる必要があるけど」とのことだった。だったら、しな~いで、見送った。ところが、今年になって二度も誤嚥性肺炎で、救急搬送&入院した2月初旬と3月末。立て続けにである。『決して、誤嚥性肺炎にしてなるものか』の思いで、たとえ夫に嫌な顔をされようと、サイドチューブの吸引を引けなくなるまで必死でしていたにもかかわらず・・・夫は、腸の動きが悪いため、排便コントロールが難しい摘便が上手くできていないとガスがたまり、ガスがたまると便が下りてこない。これがひどくなると、蛙のお腹のように膨れるし、ウンコ熱が出るそれに、腹圧がかかり、痰の量が増える。また、胃からの逆流があり、それが気管に垂れ込んだりするそれで、誤嚥性肺炎になったと思われる。このままでは、同じことの繰り返し。その度に、飲食禁止になって、体力は低下それで、2年前を思い出し、夫に手術のことを相談。「手術する人、お目々つぶる」で、ぎゅっと目を閉じた「もう二度と、肺炎は嫌だ!」と思ったかどうかは定かではないが、たぶんそうだと思うたとえ、痰の吸引回数が減らなくても、誤嚥性肺炎のリスクはなくなるのだから。本人が、手術をすると決めても、じゃあ明日・・・というわけにはいかない。術前検査に、夫と共に二度。私だけが代理受診で一度、大学付属病院へ。そして、5月15日に入院し、19日手術。術後1週間は、カニューレを入れていたが、25日に外した。酸素吸入は、鼻からの酸素マスクの小型のようなもので、気切孔を覆うように設置。気切孔は、二つある鼻の穴が、一つになったくらいの大きさで、茄子のような下ぶくれ型。最初は、傷口が、赤くて痛々しそうで、グロテスクでもあったけど、慣れって恐ろしい2週間後、退院する頃には、見慣れてしまった6月2日退院カニューレがないので、痰が上がってきてもゼロゼロと音がしない。なので、退院直後は、吸引のタイミングがわからなくて、ちょこちょこ吸引していたが、慣れるにつれ、1日10回とまではいかないが、14~15回くらい。術前の半分以下になったサチュレーション(Spo2)は、術前97~98%だったのが、術後99~100%そして、本日、無事64歳の誕生日を迎えた