カテゴリ:教育・育児
内容がちょっとだけ、「猿蟹合戦」に似ている絵本「そらいろのたね」にこだわってみる。
私が初めてこの絵本に出会ったのが何時だったのか殆ど覚えていない。 小さい頃とだけしか。。。 絵本の絵がやたらかわいいと思った事と、きつねに対して嫌な奴と感じたことだけ記憶にある。 娘が生まれ、絵本選びをしている時 本屋で懐かしさと共に絵本の色使いや教訓的内容に子供に与える本としてとてもいいなぁと思い購入した本でもある。 娘も、息子も喜んでこの絵本を読んだ。 もう15年以上も子供部屋の本棚に並んであったもの。 最近の我が家は色々な問題を抱えている。 そんな時ふと、この絵本を思い出し手にとってみたのである。 ※ここからは、メジャーな絵本ということでネタばれしてますのでご注意を。 主人公ゆうじは何故 自分の宝物の「模型の飛行機」と きつねの宝物「そらいろのたね」を交換したのだろう。。。 最初はきつねに模型飛行機を「ちょうだい」と言われ断るのだが きつねに「ぼくの宝物とこうかんして」と言われ交換する。 絵本なので、文字数が少ないためか意図も簡単に交換する印象を与えている。 「ゆうじは考えた」とか、文面にあるとまた違っているだろうが。。。 ゆうじは、宝物の模型飛行機よりもずっときつねの宝物である「そらいろのたね」に魅力を感じたのだろうか? そもそも、この種から空色の家が咲くことを知っていたのだろうか? まさにミステリーである。 そして、咲いた「空色の家」はどんどん大きくなっていく。 「家」といえば『家族』を想像するのであるが、 「空色の家」はゆうじの家の庭に咲いている。 空色の家に入っていくのは森の動物や街の子供たち。ゾウの親子も入れる大きさにも拘らず ゆうじの家族は一切登場することはない。 作者の「家」に対する想いや考え方とは何なのだろうか? まだまだミステリーは続く。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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