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今日、テレビの「世界一うけたい授業!!」を見ました。
音楽の授業で絶対音感ってのが出てきました。 モーッアルトはこの絶対音感が素晴らしかったらしいです。 うちの長女の"ゆみちゃん"は4才からピアノを習ってて、絶対音感が他の子より優れているのでヤマハのジュニア専門コースの試験を受けてみては?って先生に言われ試験を受けたら合格しました。 一クラス、10人で二クラスの20人だけが合格。 合格したには良いけど、さすが専門コース。 来てる他の子のお母さんは大抵、ピアノの先生してる。 当然、うちの子は落ちこぼれ。 でも、音感だけは人一倍、優れてて。 聞いた音楽を楽譜なしで、すぐに弾ける。 と言う訳で、作曲は得意。 でも、演奏がも一つ。 ピアノって弾く時に指を曲げないといけないのに真っ直ぐ。 指に力が入らないから音が出ない。 音を出す為には人の倍以上の力を込めないと。 そんな、こんなで小学校二年生の時にコンクールに出ることに。 課題曲がテンポの速い曲で。 うちの子にはムッチャ有利。 速い曲は指は嫌でも伸びてしまう。 あとは力だけ。 そして、表彰式に。 入賞しました。 新聞にも名前が載りました。 で、先生(音大新卒)に報告。 先生「まぐれでしょ。ゆみちゃんは基本がなってません。」チャンチャン。 同じ曲で他のコンクールがあったので、出てみたいと言ったら。 「図にのるな。」 その先生とは中学二年生までお付き合いしましたが、いつもケチョンケチョンに言われ、二度とコンクールに出ることは無かった。 年に一度の作曲コンクールも「曲は良いけど演奏が悪い。」てんで、相手にされず。 その先生が結婚して退職。 次の先生はおばちゃん先生。 「指を伸ばして演奏するのは悪いことじゃないわよ。有名なピアニストの中には指を伸ばして力を込めて演奏してる人いっぱい、いるのよ。」 「音楽は弾いてる姿を見るものじゃないのよ。弾いてる音を聞くものよ。」って、すばらしい。 その先生のお陰で音楽が楽しくなってきて、練習時間も増えて。 前の先生の時に一度、音楽ノートって印刷した文字の上に「音が苦ノート」ってマジックで書かれた事があって。 涙したことも。 先生、代われば娘も変わって。まるで、水を得た魚のように。 出るコンクール、出るコンクール、入賞するわ金賞とるわ。 作曲部門ではデモ・テープまで作ってくれるわ。 でも、娘にとって「音が苦ノート」はトラウマだったらしいです。 いつか、いつかピアノを止めよう。って思ってたらしく。 高校三年生の時にある芸大の教授の目に留まり 「レッスンを見てあげます。」 って言われたのに、娘は。 「音大には行かない。ピアノはやめる。二度と弾かない。」 「ピアノをやってて楽しかったのはホンの数年。辛い方が多かった。」 「お母さんは知らないけど、私はレッスン・ルームで毎日、泣かされてた。小学生の私にムチ打つような事ばかり言われ。」 「先生は私が嫌いだっのに、お母さんは気が付かなかったでしょ。」 もう、涙・涙で。 あのセンコー、今いたらボコボコにしてやんのに。 "ゆみちゃん"にはファンがいて、学校の父兄。ヤマハの同じクラスの父兄。 他のクラスの先生。 「ピアノ、止めます。」って言った時、最後にも一度、演奏聞かせて。って先生が他の生徒も含めた発表会を開いてくれて。 最後にトリで今まで入賞した曲や作曲した曲を演奏さしてくれました。 作曲した中に一つ、近畿大会で入賞した曲があります。 それを、オーケストラにしてくれました。 最初っから、この先生だったら良かったのに。 あっ、それと。 小学校六年生の時に安室奈美恵の"キャンユー・セレブレイト"を聞いて学校で弾いたら担任の先生がビックリして、卒業式に皆で歌いましょう。って娘の演奏で歌いました。 私の娘の才能と将来をブッ潰した先公、ボコボコにしてやりたい。って、とこだけど、別の道で才能発揮してるから許す。 この絶対音感って、すごいよ。 作曲する時はピアノは使わないんだ。 五線紙の上に鉛筆でサラサラ。 出来上がってからピアノで弾いて、後は楽器を挿入。 我が家には今、ピアノの音はしなくなりました。 とっても寂しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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