波乗り精神世界☆

購入して以来、なんと６年も！聴くことのできなかったＣＤを、
やっと聴くことができました。

このＣＤ、買ったはいいけどなぜかうちのＣＤプレイヤーではほとんど
音が出なかったんデス。耳を澄ますと、かす～かに聴こえる…でも
ボーカルは聴こえない、っていう感じ。

当然「あれ、おかしいな」と思いました。
プレイヤーがおかしいのかな？　…他のＣＤは問題なく聴こえる。
っていうことはＣＤ自体に問題が？　…ありえない気がする。

プレイヤーもＣＤもおかしくないのであれば、
これはこういう音楽なのかもしれない☆

と、とんでもない結論に達していたワケなんです(-_-;)
一体どういう心境だったんでしょーか…。

当時うちにはそのプレイヤー以外にＣＤを聴けるシステムがなく、
つきつめて検証できなかったんだけど、そうはいっても兄弟とか、
友人に「このＣＤおかしくない？聴いてみて」って渡すこともできたはず。

なぜそうしなかったんだろう。

その理由のひとつに、あんまり執着のないＣＤだったということもある。

実はこれ、ニッカにとっては「まあまあ好きだけど買うほどでもない」
っていう位置づけのミュージシャンのものであって（失礼ですね）、
もともとレンタルするつもりでお店に行ったんです。

で、お店に行ってみると
「わ～、聴きたいのがいっぱいある。あれもこれも借りちゃえ！」ってな
気分で盛り上がって、新譜を５・６枚選んでレジに行ったんですね。

レジの人はとっても丁寧にお辞儀して、ニッカの手渡したＣＤの
バーコードを次々にスキャンし始めました。
…ここで初めて「あれ？」と思った私。

「お会計15000円になります（だいたいそれぐらい）」って、

ええーっ！Σ (￣□￣;)ここレンタルじゃなかった！！

…そのお店は、レンタルと普通のセルＣＤの両方を扱っていて、当然
レンタルとセルのブースは違います。
なのに、あろうことかレンタル気分でセルＣＤをいっぱい選んでレジに
行ってたのでした（汗）気づけよ。

で、普通なら「間違えました」って笑って全部返せば済む話。
今ならそうできる。
でも、そのときのニッカにはできなかったんです…(-_-;)

そのときの私には、「とにかく取り繕うこと」しか頭になかった。

とにかく買わなくちゃ！って強迫観念が働いて、そのときの持ち合わせを
全部はたいて買ったんです。
どれもそこまで欲しかったＣＤではなかったし、多少恥ずかしい思いを
したってすぐ笑い話になるようなことなのに…。

“間違えた自分”を認められなかったんですね。

そんな思いをしたＣＤの中の１枚だったので、音が聴こえないとしても
「こういうＣＤなんだ」ってことで納得して、ムリヤリ忘れようと
してたっていうこともあるし、
何より「音が聴こえないけど、これおかしいんじゃない？」って
主張することができなかった。

常に“悪いのは自分なんだから”という引け目がありました。
聴こえないなら、聴こえない自分が悪いんだと。

今考えると、ホントにばかばかしいんですが☆

「自分の勘違い。
　自分の方が悪い。
　いつも自分は間違っている。」

当時は離婚して少したった頃だったんですが、ニッカにとって
“結婚～離婚にいたるまで”に自分の中に育ってきた思いは、
離婚してからも根強く残っていたようデス。

結婚生活で何度となく否定されてきたことで、自分で思うよりずっと
深く、自分自身を失っていたのかも。
自尊心を持てなかったんでしょうね～(-_-).。oOＯ　あの頃は。


そんな時期から６年を経て、取り繕わなくても認めてくれる恋人を
得たり、家族と絆を深めて「大好き」と言ってもらったり（笑）
もう今は大丈夫です☆　自分オッケー！！


そんな折、誕生日にもらったデジタルオーディオプレイヤー
（っていうのかな？）。
ＣＤからいったんＰＣに音を取り込んで、ＳＤカードに転送してそれを
聴ける…というヤツです。ややこしい。

もう存在さえ忘れかけれた、くだんのＣＤをたまたま引っぱり出したのが
昨日のこと。
「あ、これ聴けるかどうか試してみよう」
って軽い気持ちで試したんですが、あっさりヒット！！

…実に６年もたって、初めて聴くことができたんです。
やっぱりＣＤプレイヤーがおかしかったみたい。
こんなクリアに歌う田島貴男は久しぶりー♪

今になって聴けることになったのが「オリジナルラヴ」っていうのも
何かの巡り合わせ。
普段は「オリラヴ」または「田島」として認識しているので、正式に
「オリジナルラヴ」と考えることってあんまりないんだけど…改めていいネーミングですね。

「根源の愛」かなぁ(*'-'*)　

ＮＯ　ＭＵＳＩＣ、ＮＯ　ＬＩＦＥ☆