テーマ:おっぱいのあれこれ(408)
カテゴリ:母乳育児
今日、下記のような記事を見つけました。
http://www.drakahige.com/NEWS/DAILY/2005/2005112103.shtml 上記を見ると、黄昏泣きは食事と関連するようです。上記では、「黄昏泣き」を「仙痛」と訳していますが、大元の記事は「コリック」となってますので、「黄昏泣き」と書かせてもらいます。 この論文では、母乳育児中のママの食生活、ならびに低月齢での調査に限定していますが、育児中は少なくともずっと影響があるものだと思っています。また、私のブログ内でアップした、「食事が乳幼児に及ぼす症状」のうち、授乳中・離乳開始後の以下の症状と同じです。 ・夕方のぐずりがひどくなる(黄昏泣きの時間帯) →主に朝食や昼食の影響が多大 上記の食事と乳幼児に及ぼす症状の関連性は、私や友人の経験談をもとにまとめたものです。 この論文からも、子どものぐずり(黄昏泣き)の一部に、食事が関連している可能性が示唆され、母乳育児中のママおよび離乳期・幼児期の赤ちゃんの食生活がいかに重要かということがわかってもらえると思います。 上記では、朝食や昼食のぐずりが関連していると書きましたが、遅延的な反応も考えると、前日の夜の食事も少なからず関連していると思いますし、当然おやつもだと思います。 もし、ぐずりで悩んでおられる方がいらっしゃいましたら、アレルギーの有無に関係なく、ご自身もしくはお子さんの食生活の記録をつけられて、どのような食事内容のときに、黄昏泣きやぐずりが激しいかを見てみると、原因となる食品がある程度わかると思います。それで、その食品を控えめにしたら、ぐずりがどうなるかをチェックしてみて、赤ちゃんのぐずりができるだけ改善されるような食生活に変えていくと、自分も楽になるかもしれません。 それは、「原因となる食品の除去」ということではなく、例えば、食べる量を減らす、週に2~3回として、連日の摂取をしないとか、一度にたくさん食べないなどの注意からはじめると良いと思います。もちろん、それがアレルゲン(アレルギーの原因)となっている場合は、除去になりますが… 乳児湿疹がひどい、症状がなかなか改善しない、ぐずりが多い場合などは、こういうことをふと思い出してくれればなと思います。 この論文の大元は、有名な小児雑誌(欧文)です。手に入る方は一読されても良いと思います。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=16263986&query_hl=3 <追記:2005.12.01> 母乳育児で、夜泣きの頻度が生後まもなくから、あまりにも多すぎる場合は(30分~1時間)、食事の影響を考えた方が良いと思います。アレルギーが隠れている可能性も高く、実際に、アレルギーが判明し、アレルゲン除去を行うと、夜泣きが改善した例も少なくありません。また、ミルク育児の場合は、ミルクアレルギーの可能性をも考えた方が良いと思います。 もちろん、成長・発達期、歯の崩出時には、夜泣きの回数が異様に増えることもありますが、それは一時的なことであり、ずっと継続的にひどい場合は…ということです。また、母乳育児の場合は、乳質の関連からも、2~3時間おきに泣くのは、自然の摂理であり、これは上記の夜泣きとはまったく異なりますので、混同をなさらないように… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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