カテゴリ:食物アレルギー情報
先日、カナダで15歳の女の子が9時間前にナッツバターのサンドイッチを食べた彼とキスをして、接触性抗原によりショック状態に陥り、亡くなられたそうです。すでに各報道でご存知の方も多いと思います。
ナッツアレルギーは、こちらにも書きましたが、とても強い症状を誘発するアレルゲンの1つとして有名です。彼が食べてから、9時間経過しているのにもかかわらず、これ以外の原因が本当にないのであれば、自分達の身近に起こってもおかしくない問題だと思いますし、現に、ナッツアレルギーの方も増えていますので、警告の意味で情報提供をさせてもらいます。 お子さんがナッツアレルギーでも、家族で食べられて悩まれているというお話をよく聞きますし、それが原因で、湿疹などを発症した例もあります。だからといって、過剰に反応しすぎることは、親の身がもたないことも多いですが、お子さんの体質をよく見極めた上で、吸入性・接触性抗原にはご注意下さい。 また、重篤体質ではなくて、ここまでの症状が出ない場合でも、本人が完全除去をしているのに、原因不明な症状が出る場合、または検査結果の数値の改善が認められない場合には、ご家族がアレルゲンとなる食品を周囲で食べられているケースが原因である場合が多々あります。もちろん、それで影響を受けないお子さんも多いのですが、除去をしているのに、症状や結果の改善が認められない場合には、これらの吸入・接触抗原にご注意下さい。特に、卵・ナッツ・小麦の家庭内持ち込は要注意だと思います。もちろん、他のアレルゲンでも同様ですが、顕著な例ではないかと思います。 また、こちらでも書きましたが、保育園・幼稚園・小学校行事や就学前の児童館での行事などの節分に、落花生(ナッツ)を利用するケースも増えているようなので、ご注意下さい。 接触性・吸入性抗原に関しては、下記のサイトがとても役に立ちます♪ ◇皮膚を介して起こる食物アレルギー ◇吸入性の食物アレルギー ◇接触性の食物アレルギー ◇豆まきのナッツにご用心♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[食物アレルギー情報] カテゴリの最新記事
|
|