カテゴリ:小児ぜん息
昨年9月中旬に娘が風邪の延長から、喘息症状が出て、学校を3日間休むことになりました。主治医と相談して、季節の変わり目や気圧の低下、花粉や黄砂などの影響で喘息が発症しやすいので、シングレア錠を服用することになりました。そのおかげで、以前のように咳込むことがなくなり、コントロールはうまくいっていると思います。今冬は大きな風邪を引かなかったのも幸いしていますが…
息子は昨年夏頃から咳がずっと続いていたけど、昨年末にやっと改善し、途中で経過観察をしてもらっている時も、明らかな喘鳴はありませんでした。でも、先月末にとうとう発症をしました。黄砂や花粉などの飛散が増えてきたこと、その前週など園庭の砂埃が明らかにひどく(服も汚れるし、目の前が黄色い状況)、花粉症対策でマスクを送迎時にしていたけど、園庭で遊びに夢中になると、途中ではずすこともあったことに加え、先月末都内で雪を降らせた低気圧の到来で、一気に発症が来たようです。 そのため、日頃は自転車で片道約20分弱の主治医のクリニックへの通院も、1日は雪のため、タクシーで往復しました。結局、幼稚園を2日間休み、週末とあわせて4日間静養。主治医と相談して、娘と同様、今の時期を乗り切るために、オノンドライシロップの服用を開始しました。約3週間経過しましたが、現時点ではコントロールがうまくいっていると思います。家族と専門医が一緒に作った小児ぜんそくハンドブック(2008)を読むと、発作後、気道の過敏状態が治まるまでに約3週間ほどかかると書いていたので、やっと落ち着いてきたのかなと思います。 幼稚園に入ってからは少しマシになっていたけど、小さい時から薬嫌いの息子で、今回のような長期服用になると続けられるかどうか不安が大きかったけど、今回の発作がしんどかったのか、たまに嫌がることもあるけど、毎日オノンを2回きちんと服薬してくれているのが嬉しいです。オノンドライシロップにはコーンデンプンが含まれていて、2歳頃、処方薬中のコーンデンプンの影響で、顔のカサカサや赤みなどの発症を経験していたことが、少し気になっていたけど、最近はベーキングパウダー中のコーンデンプンやポップコーンも少量、ラムネ2~3個がOKになっていたおかげか、毎日オノンドライシロップを服用しても、以前のような発症がなく、体が強くなったなと実感中(魚介類はまだまだだけど…)。今年の冬は季節や花粉の影響による肌荒れもほとんどなく、昨年まで汁が出ていた耳切れが微妙に切れるか切れないか危うい程度ですんでるので、身体の成長を感じます。 家族と専門医が一緒に作った小児ぜんそくハンドブック(2008) 2人の発症を経験したので、食物アレルギーのように、ぜん息についても、しっかりと学ぼうと思い、家族と専門医が一緒に作った小児ぜんそくハンドブック(2008)を購入しました。この本は2008年12月に出版されてまもない1冊で、日本小児アレルギー学会が監修しています。ぜん息については、小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(2008)が発刊されているのですが、最初から読みづらいかもと思い、今回は医師側の視点のみではなく、患者サイドが編集に加わり、患者またはその家族の視点からまとめられたガイドラインの方がわかりやすいだろうなと思い、これを選びました。 編集に参加されている方々は、食物アレルギーの子をもつ親の会、NPO法人アレルギーを考える母の会、NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク、NPO法人アレルギー児を支える全国ネット「アラジーポット」の代表の方々なので、個人的には信頼できると思ったことも選定理由の1つです。 ぜん息の症状、治療の基本(薬の説明など)、セルフケア、園や学校など日々の生活の注意事項が項目別にまとめられていて、写真やイラストもたくさん使われているので、とても読みやすい1冊で、内容もわかりやすくまとめられていました。食物アレルギー関連の本だと、さらっと全体を読み流すだけのことも多いのですが、今回は最後までしっかりと読んでみました。 ぜん息は命に関わる確率が、食物アレルギーによるアナフィラキシーショックよりも統計的には多いことやその他色々考えると、最近は精神的に不安になる日も多かったのですが(息子のぐたっとした様子や娘の苦しいと叫ぶ声を思い出すと…)、これからも家族でうまくコントロールできるように付き合いたいと思います。 上記以外にも役立つホームページが下記にあります。 ◇ぜん息などの情報館(独立行政法人 環境再生保全機構) ◇アレルギー遠隔教育学院の6)小児喘息について(成育医療センター 大矢幸弘先生) 動画による配信なので、説明と資料がわかりやすいです。 時間のある時に配信中の1)~6)すべてをゆっくりと学ぼうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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