カテゴリ:V 【過去ログ 迫田さおり選手 その2】
第5セットのリオの大爆発を見たさに
・ ドイツ戦 ・ ドミニカ戦 の録画を,繰り返し、毎日(笑)見ているのだが ドイツ戦の第5セット以外のセットを見ていたら コズーフ選手が、非常に,目についた コズーフと言えば、 ・ ドイツのキャプテンでエース ・ 世界のコズーフ なのだが 私は,なぜか、今まで、それほど、彼女のプレーに注目してこなかった 頑丈な無骨な体格揃いで(笑)女性的な魅力に乏しいドイツチーム(失礼)では 女性的な魅力のある選手だとは思っていたが そのプレーの特色・実力が、今回、初めてわかった 他のドイツのチームメイトとは,体格も容姿も異なっているのは 実は,彼女は,両親共にポーランド人 ただ、彼女は,ドイツチームでプレーする事をチョイスしたのだが 今回、彼女のプレーを、はじめて注目してみて さすがに、すごい選手だとあらためて思った それと共に、リオと,同型の選手だなとも思った 彼女は 例えば、アゼルバイジャンのラヒモアやガモアそれにブラコチェビッチ などの、高身長と上半身の筋力でアタックする欧米の選手達とは異なって リオと同じく、 ● 【脚力・下半身の瞬発力によるスピード】 のバレーボール選手である それははじめ、コズーフのバックセンターからのバックアタックを見て、気が付いた コズーフも,助走を取るときは長い助走を取る 特に,今度は、バックアタックと決めたときは 予め、バックラインより,さらに半歩ほどはみ出した地点 まで、後退してから、助走をスタートする これは、リオの助走よりも、さらに長い コズーフのバックアタックのスピードに、びっくりして ウィキペディアを検索してみたら, やっぱり、 バックアタックが得意な選手だと書かれている ---- 2008年からドイツ代表のオポジットのポジションを任され、 2009年ワールドグランプリでは、 卓越したバックアタック能力と強いサーブでチームを7年ぶりのメダルへと導いた。 ---- バックアタックを打つ欧米や中南米の選手は多い しかし、リオや,このコズーフのように スピード助走主体のバックアタックを打つ選手は,あまり知らない コズーフのバックアタックは バックライトとバックセンター この2種が主 ただし、リオと同じように その俊足を生かして,スルスルッと後方のサイドからセンターに回り込み すばやいセミを打ち込むことも出来る その助走を見ていると まるで、草原のネコ科の猛獣が獲物を追って全力疾走する そんな感じがする走り方だ 柔軟な肉体だが,とりわけ、下半身にバネと柔らかさがあり スタートを切ると、スポーツカーの発進のように 身体を沈み込ませるように滑らかで柔軟な短距離走者的な走り方をして スルスルッと床を音もなく滑らかに走り出る 彼女は,天性の、スプリンター・短距離走者だと思った そのスピードは,ひょっとしたら、リオより早いかも知れない コズーフが,100メートルの短距離走者としたら 大きなストライドの助走を取るリオは 200メーターから400メーターの, やや距離の長い短距離走者かもしれない 筋力や柔軟性では,コズーフの方が上かも知れない 私は,そう思った それほどだから コズーフもまた、バックアタックにおいて そのジャンプは,江畑のように,アタックラインで上に飛び上がるものでは無く リオの様に,助走の勢いそのままに、ほぼ水平にブロードジャンプする 「前に跳ぶ」ジャンプである 高速助走を、そのまま生かす強烈なバックアタックである だから、リオもそうだが、相手ブロックが追いつく前に、打ち抜いてしまう 見事なスピードである ほれぼれした ---- 今度の世界バレーでのバックアタックを思い出すと 他のバックアタックは、なるほど破壊的な威力ではあるものの それは、高さとパワーまかせのもの ただし、さすが、デラクルスのバックアタックは、ものすごかった 短い助走ながら瞬発力と超長身を生かして ものすごいスピードと角度のバックアタックを打っていた これは、威力に於いて別格 ---- ただし 同じバックアタックでも ここが違うのだが リオは、 ・ トスさえ上がれば ・ 「全部、リオに打たせろ!」という チームオーダーさえ発令されれば 全球でもバックアタックを打つことが可能な選手だ 実際、リオは,それをドイツ戦・ドミニカ戦で証明して見せた ここが違うのだ その異能な能力で ドイツ戦・ドミニカ戦の最終セットでは ・ ほぼすべてのトスを、ひとりで決めきって ・ 全日本のほとんどの得点をひとりで取り切るという 異常なことまで出来てしまう ・ バックライトからでも ・ バックセンターからでも ・ バックレフトからでも ・ ジャンプ力を生かした高い打ち方も ・ 低く速いトスに対応した打ち方も ・ 相手の陣形次第でフェイントも ・ はたまた前衛にいてもスコーピオン(笑) ・ さらには、後衛から出た前方へのトスにも追いついて 強烈なバックアタックを打ってしまうという驚愕のプレーさえ見せる このバックアタックのプレーの ・ ヴァリエーション ・ 運動神経 は,世界のどんな選手にも追随を許さない 今回、リオのバックアタックをエンドライン側からのカメラで 見てみたが、簡単に打っている様に見えて 実は,バックアタック全球、相手ブロックを見て、ブロックを外して 強烈にクロスに、または、逆クロスに、切っている 素晴らしい技術だ もちろん、爆速の助走だからブロックが追いつかない また、腕の振りのスピードがすごい リオは不器用に見えて, また、そう言われていながら、 実は, どんなトスでもバックアタック出来てしまう運動能力を持つ 世界最高の、最も幅とヴァリエーションのあるバックアタックの名手である ・ テクニック的にも ・ スピード的にも ・ 決定力に於いても 間違いなく世界最高! バックアタック専門家の(コレコレ)私が言うのだから間違いない(笑) 我々も、そろそろ、この、嬉しい事実を、知っておいた方がいい P.S. その容姿も性格も世界レベルだ、と思うのだが(笑) 独り言です(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[V 【過去ログ 迫田さおり選手 その2】] カテゴリの最新記事
|
|