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記事 小池「風評」劇場の正体 ジャーナリスト・有本香氏が緊急寄稿 2017.03.14 有本香氏 豊洲新市場の移転問題をめぐり、小池百合子都知事と、石原慎太郎元都知事がバトルを繰り広げている。 小池氏が「(石原氏の記者会見は)無責任な内容だった」と切り捨てると、 石原氏は、小池氏への住民監査請求や住民訴訟を起こす可能性を文書で示唆した。 さまざまな見方があるなか、ジャーナリストの有本香氏が緊急寄稿した。 つい「豊洲問題」と言ってしまうが、本当は豊洲市場に問題はない。 私は徹底取材したが、安全面はもちろん、石原知事時代の土地購入を含む、移転の経緯と決裁、手続きに瑕疵(かし)はない。調べれば調べるほど、石原氏は遅々としていた案件を前進させた功労者としか思えない。 その過程で「不正ないい思いをした者」がいたのなら、都は証拠を添えて刑事告発すればいい。そうであっても、完成した施設を空き家にしておく理由にはならない。 ― ― ― ― 一方、小池氏はどうだろう。20年にわたって多くの都職員が尽力し、専門家が知見を寄せ、都議会の承認も得た末に、石原氏が決断(裁可)したプロジェクトを、自らの「感性」で止めた。 誤解している人が多いが、この延期は小池氏の選挙公約に明記されていない。 重要な「延期」を決める際、議会に諮ることすらしなかった。つまり独断したのだ。 小池氏のガバナンスには大いに問題がある。 石原氏を「無責任」とたたいた メディアは不思議と、この小池氏の独断、独裁性をまったく問題にしない。 ― ― ― ― alex99 その通りなのだ 小池にこうも簡単にだまされる ○ 日本国民 ○ 都民 ○ メディア 日本も韓国を笑えないではないか? ― ― ― ― 石原慎太郎氏と小池氏、法廷闘争も 築地からヒ素も検出、豊洲移転判断を左右するか 小池氏は、豊洲市場や石原氏に、重大な問題や疑獄があるかのような風評を立てて追い込む。 そして、自らを巨悪と闘うジャンヌ・ダルクのように見せ、メディアがそれをはやし立てる。 これが、小池「風評」劇場の正体である。 小池氏は、日本の民主主義システムの敵、破壊者になりかけているのではないか。 小池都政について重大な問題提起をしておく。 開会中の都議会では、補正予算として50億円が、市場移転延期に伴う業者への補償金として計上された。市場会計(独立採算事業である市場の勘定)から支出される予定だが、この会計は築地だけでなく、東京の全市場のものだ。当然、他の市場関係者からは不満の声が漏れ始めている。 加えて、50億円は暫定で、今後膨らむ恐れも大だ。となれば、血税である一般会計で負担せざるを得なくなる。 謹んで小池氏に申し上げるが、一刻も早く目を覚ましていただきたい。そして、日ごろ「権力監視が使命」とうそぶくメディアには、あなた方が監視すべき権力は、一老作家が暮らす閑静な住宅街にではなく、都庁の中にあることを思い出してもらいたい。 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。
1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書に『中国 歴史偽造帝国』(祥伝社)、『中国の「日本買収」計画』(ワック)、共著に『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす』(産経新聞出版)など多数 ―――― 私の意見 ―――― 私の意見も、この有本氏とまったく同じ なお、私は、以前から有本氏を非常に評価している 切れ味鋭い論評である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.20 14:51:07
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