カテゴリ:V 【過去ログ 迫田さおり選手 その1】
過去ログ復刻 浅田真央 演技の【間】と【メリハリ】 浅田真央選手がアマから引退を表明したが 三年ほど前に、彼女のスケーティングについて書いた過去ログがある 私は、フィギュアスケートをテレビで見るのが好きで 昔から良く見ているが、この頃はそれほどでもない 原因のひとつは 私は、ロシアの選手達のスケーティングが好きで見ていたのであって ロシアの選手以外の選手のスケーティングは、優雅さが不足していて充分には満足できない そういうこともあるかと思う ロシアのスケーティングには、ロシアのバレーを想い出させるなんとも言えない優雅さがある しかし、最近のフィギュアは、表現力よりも運動能力を評価するものになっている フィギュアの魅力は、スポーツと芸術の融合、と言う点にあると思う私にとっては 最近のフィギュアは、少々味気ないものに映る 私が、バレーボールの迫田選手を好きだという理由も 彼女が単にアスリートとして優秀である、と言う事ではなく 美を体現するプレーと容姿を兼ね備える希有の選手であるからである それはそれとして、過去ログ 一部、リライトしてある 私は、もちろん、フィギュアスケートの専門家では無い したがって、私の意見は、見当外れかも知れない ―――― 過去ログ ―――― 私は,真生ちゃんのスケーティングを いつも素晴らしいとは思いながらも 今ひとつ、不満点のようなものを感じていた それは、「間」の無さ 音楽を,特に,ジャズをやっていた人ならわかるかも知れないが 彼女の滑りは、ずっと見せ場が連続していて その間に わずかな「間」というか それは 歌舞伎で言えば,見得を切るような極めて微妙なものではあるが 静止時間というか、【間】というものが、乏しかった だから、結果的に 素晴らしい演技なのに 【メリハリ】が,もうひとつ効かない印象があった ---- 例えば スライドショーで、映像をただドンドンと見せられても 個々の映像を個別化する脳内時間を与えられないと 脳の処理能力をオーバーフローしてしまって 印象に残らない・納得仕切れない と言う現象になってしまうのでは無いか だから スライドショーで、各映像を一定時間、静止して見せる 鑑賞と納得の時間を与える それがフィギュアの各演技の間の 一瞬の「タメ」というか「間」というか静止時間というか そういうものだと思う (ちょっと、繰り返しが多いか?)(笑) 歌舞伎の「見栄(みえ)」も、そんなものだ 現代で言えば ・ スローモーション効果 ・ クローズアップ効果 そういうことになろうか?と思う ---- 対照的に,キム・ヨナ 私の意見では、彼女は、見せ所を知っていて、 その箇所では,十分に見せつけながら 「間」を巧みに使って、さらにそれを、レリーフ=浮き立たせる ハイライトとさせる このあたりは、 自分の演技を客観的に見る能力 そういうものかもしれない この点では,キム・ヨナは、天才的な自己演出力まで持っている キム・ヨナは、表現派 浅田真央は、運動能力派 どちらかと言うと、そう言うタイプの違いが有るかも知れない と言う訳で ロシアバレー・ロシアスケートが好きな私は キム・ヨナの優雅な表現力に魅惑されることが多い ---- ところが 昨日のフリーでの真生ちゃんの演技には、「間」があったと思う 少なくとも、以前よりは、ずっと だから、演技が,メリハリ良く、立体的だった よかった ---- それにしても 真生ちゃんは 他のどのスケーターに比べても ・ 品が良くて ・ 繊細 デビューした当時の まるで妖精のような感じから この頃は 弥勒菩薩のような そんな美しさになっている 心の美しさをも反映しているのだと思う そういう真生ちゃんをプロのショーのリンク以外では もう見られないのは 残念! (この頃は、真央ちゃんは引退する、と思われていた) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.04.24 19:12:54
コメント(0) | コメントを書く
[V 【過去ログ 迫田さおり選手 その1】] カテゴリの最新記事
|
|