カテゴリ:A 【米国】
共和党の大票田である食肉業界は、トランプ氏にTPPへの復帰を直接働きかけていた。対日貿易でみれば、米国産牛肉には38.5%の関税がかかるが、TPP11の発効後は参加国の冷凍牛肉が最大9%にまで下がる。米食肉業界はオーストラリアを最大のライバルとみなしており、アジア輸出で決定的な差をつけられるリスクがあった。 トランプ氏はTPP離脱後、参加国と2国間協議に切り替えて通商協定を結び直すとしていた。ただ、各国はライトハイザー米通商代表部(USTR)代表らトランプ政権の強硬姿勢を不安視し、同盟国の日本も含め2国間協議が進んだ事例はない。通商政策の出遅れでトランプ氏は側近のロス商務長官を叱責したともされ、政権内に焦燥感が強まっていた。 もっとも、トランプ政権がTPPの復帰を綿密に検討した痕跡はない。トランプ氏に先駆けダボス入りしたロス氏は、11カ国によるTPP合意に冷ややかな反応をみせ、関税引き上げなどで各国との通商摩擦も辞さない考えを示していた。トランプ氏は25日にTPPの合意内容を「ひどい」と評したが、具体的な改善点は提示しなかった。 TPPが再交渉となれば、トランプ政権主導で協議が進む可能性がある。トランプ氏はカナダ、メキシコとの北米自由貿易協定(NAFTA)を再交渉に持ち込んだが、域内の自動車生産で米国産部品の使用拡大を求めるなど「米国第一主義」を前面に押し出して各国と摩擦を強めている。TPP参加国では米国の交渉復帰に警戒感が広がる可能性もある。 ーーー 私の感想 ーーー ● TPP11は、三月に調印予定 ただし、発効は、来年だったかな? ● それでも米国の焦燥は深まる 不利を被るのは食肉業界だけでは無いはずだ 詳しくは調べてみるが(笑) 米国が強がるのも今のうち ロス長官は、旧知の日本などへのメンツからも すぐには降参できないのだろう ● 恫喝とはったりのトランプ政権だから ここは、冷静に対処すればいい 米国に残る切り札は関税引き上げだけだろうが そうは簡単には行かないだろう ● 中国ともめればもめるほど TPP離脱の付けを実感するはず お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.01.30 13:28:03
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