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プチ日記というブログの掲載された記事である ーーー 記事 ーーー 花はなぜ美しいのか 3月14日(水曜) 夜 脳科学者の池谷裕二さんが、「花はなぜ美しいのか」という質問に対して回答された原稿↓
なるほど科学者的な視点だなァーと感心しながら読みました。 たしかに植物の多くは、我われ人間ではなく、花粉を運んでくれる昆虫などをターゲットとして花を咲かせているのでしょう。植物にとってみれば、自らの花が人間に好かれたところで生存や子孫繁栄が有利になるわけではないので、「人に好かれる花を咲かせるようになる」という淘汰圧が働かないことは自明です (人為的に栽培されている園芸花は完全に別として)。 これは「植物側」の論理ですが、一方、私たちの感じかたがどう進化してきたかという「人間側」の論理もあるのでは? と思うのです。 私たち人間にとって、花々が咲いている場所というのは「昆虫や鳥が集まる豊かな自然」を示唆する記号のひとつとして、太古から刷り込まれているような気がします。かつて狩猟採集民族だった私たちの祖先にとって、花々が咲く「昆虫や鳥が集まる豊かな自然」は、水や食料を入手しやすく、自分たちの生存可能性を高める環境を意味していたのではないでしょうか。 あるいは華やかな彩りの花々に目がいくという好奇心そのものが生存に有利な形質だったのかもしれませんが、こういった人間側の論理によって、花を見て美しく感じる先天的な感受性が私たち人類に受け継がれてきたのではないかというのが、(なんの科学的根拠もないですが)個人的な愚考です。人為的に品種改良されてきた園芸花だけでなく、そこらへんに咲いている雑草の花々もそれなりにキレイに感じることを斟酌すると、こういう淘汰圧もあったんじゃないかなァと。 下記は、上記のブログで紹介されている池谷裕二氏の記事である 池谷 裕二 2月16日 16:56 · ある園芸書籍の取材で受けた「花はなぜ美しいのか」という質問に対する私の回答。辛辣すぎたと猛省中。不採用らしいので週刊朝日の連載エッセイに転用しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.14 22:45:11
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