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私は、もう、現役では無いし
東京から大阪に出張したとする。現地での仕事は、つつがなく終わった。すぐに新幹線で帰りたいという人もおられるだろう。しかし大阪は「食い倒れの街」だ。ぎりぎりまで滞在し、美食を楽しみたいという社会人も少なくないに違いない。 *** では、大阪から東京に帰る“終電”や“最終便”はどうなっているのだろうか。暗記している強者には申し訳ないが、まずは確認させていただく。並びは早い順だ(2018年5月現在)。 【飛行機/伊丹空港】 【東海道新幹線】 【飛行機/関西空港】 深夜高速バスは様々あるが、大阪・梅田発24時15分という便もあるようだ。 【JRバス】 改めて眺めてみると、やはり新幹線の利便性は圧倒的ではある。特に下戸の社会人で、ゆっくりと食事だけを楽しみたいという場合なら、何の問題もないかもしれない。 だが、酒呑みにとっては話が違ってくる。幸運にも17時で仕事が終わったとしても、店の椅子に腰を下ろす頃は18時前後だろう。新幹線のことを考えると、やはり20時ごろからそわそわしてしまう。 2軒目どころの話ではない。時計を睨みながら呑む酒は、どうしても味わいに欠ける。上司や同僚、後輩と談論風発というわけにもいかなくなってくる。 ぎりぎりまで仕事という使い方も そんな中途半端に呑むぐらいなら、駅弁やビールを買い込み、新幹線の車内で一献というほうがよほど落ち着く――。こんな風に考える飲兵衛もいるに違いない。新幹線で呑むのは楽しい。だが、大阪の美味を楽しめないのは、損した気になるのも事実だ。 ところが、なんと翌日の0時34分という終電が存在する。2軒目どころか、カラオケやバーに行く時間も取れる。この“裏ワザ終電”について、鉄道に詳しい雑誌編集者が解説する。 「寝台特急の『サンライズ瀬戸・出雲』が大阪駅を0時34分に出発するんです。 もちろん、料金はバスよりも高い。しかし安眠のレベルは比較にならない。まさに“動くビジネスホテル”に乗って、早朝の東京に到着できる。 バスの到着は午前9時台で、やや始業時間に間に合うか不安がある。渋滞の場合もある。一方のサンライズは午前7時に東京駅に着く。これなら相当の余裕をもってオフィスに向かうことができるだろう。 「大阪で遊ぶ話ばかりになってしまいましたが、もちろん、ぎりぎりまで仕事をするためにサンライズを押さえておくということも可能です。私の周りでも、会議などが延びて新幹線の終電に間に合わなかったという人もいました。大阪の中心地からは、新大阪も伊丹も関空も離れています。ところがサンライズの場合は大阪駅に到着しますから、それだけ移動時間もかかりません」(同・編集者) 残念なことに、サンライズが大阪駅に停車するのは、上りの東京行きだけだ。下りは臨時列車を除き、大阪駅を通過してしまう。臨時列車などもある。くれぐれもダイヤ確認などの注意をお願いしたい。 週刊新潮WEB取材班 2018年5月13日 掲載 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.05.15 11:38:31
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