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ーーー 健康情報 ーーー 2017.7.21 07:00週刊朝日#健康 我が家はナッツを健康食として考えて ついつい食べすぎてしまうナッツ。これで85粒、637キロカロリー
主な脂肪酸の種類(週刊朝日 2017年7月28日号より)
【主な脂肪酸の種類と多く含まれている食品はこちら】 店頭に並ぶ素焼きアーモンドのパッケージ表示を見てみる。1袋(100グラム)は637キロカロリー。袋から1粒ずつ取り出して全部数えると85粒。1粒7.5キロカロリーの計算だ。 ご飯1膳を250キロカロリーとすれば、1袋の3分の1ほどで、1膳分になってしまう。慶応義塾大学医学部化学教室の井上浩義教授は「ナッツはカロリーが高いため、摂取量には注意が必要です」と話す。 カロリーだけでなく、脂肪分にも気をつけたほうがよい。 麻布大学生命・環境科学部の守口徹教授は 「ウォールナッツ(くるみ)は、オメガ3系の脂肪酸をナッツ類で一番多く含んでいます。ただ、その量は菜種油程度。その約5倍ものオメガ6系の脂肪酸を含んでいることを知っておくべきです」 守口教授によれば、 油には注意が必要だが、ナッツを食生活にうまく取り入れ、美しさを保つ女性もいる。栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさん。「ナッツを食べると、食欲を刺激するホルモン(グレリン)が抑えられます。正しくとれば、ダイエットの味方になります」 自宅キッチンはナッツであふれている。特にくるみが大活躍で、ヨーグルトの上に載せたり、あえものに使ったり。アーモンドは砕いておにぎりにふりかけたり、煎りごまやのりと一緒にサラダにトッピングしたり。洋風な食材のイメージが強いが、和食のなかで多く取り入れているという。 デザートでもよく使う。くるみとアーモンド、ピーカンナッツを入れたグルテンフリーのマフィンを作る。食感がよいため、少量でも取り入れる。「毎日摂取するのは、ナッツ全体で20グラムほど。手のひらに載るぐらいの量をよくかんで頂いています」と話す。 食物繊維が豊富なので、若い女性こそ上手にとりたい。厚生労働省が勧める1日の食物繊維摂取量に対し、実際の摂取量は約3グラム足りない。補うためには、「アーモンドとピスタチオを合わせて25グラム食べると良い」(井上教授) 井上教授は『やせる! 健康! 血管しなやか! 1日20粒のピーナッツパワー』の著書がある。 ナッツに含まれる脂溶性抗酸化物質は、 体によいものでも、食べすぎはよくない。井上教授は「アーモンドは大丈夫ですが、くるみはアレルギーを発症する割合が高く、注意しましょう」と話す。 なるべく小袋入りのものを選ぶなど、食べすぎには注意。ナッツは「アブラ」の塊であることをお忘れなく。 ※週刊朝日 2017年7月28日号 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.05.23 04:32:21
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