FRED ASTAIRE and CYD CHARISSE - Dancing in the dark
私の好きなフレッド・アステアとシド・シャリースのコンビの作品は
● BAND WAGON
● SILK STOCKINGS
と2作品あるが
今回は
BAND WAGON から
「あらすじ」
今は人気が落ちてしまったかっての大スター、アステアが
起死回生の復活を賭けて新しいミュージカルと取り組む
相手はバレリーナ出身の新進のダンサー、シド・シャリース
ただし、シドは、今までのアステアのパートナーより背が高い
アステアは、果たして彼女と、身長の釣り合いがとれるか心配
シドは、かっての大スターとの共演で緊張する一方
よかれと思って
「あなたの映画は映画博物館で見たことがあります」
などと
「自分は、時代遅れの骨董品的存在では無いか?」
と気にしているアステアに対して
致命的とも言える失言をしてしまう(笑)
このアステアがシドの身長を気にしていたことは史実(笑)
この映画は、その事まで織り込んで作っているところが洒落ている
それもあって、シドとの仲がギクシャクする
そんなこんなで実際にも衝突していた二人だが
ある晩、ふと、ふたりで、ホテルから馬車に乗ってセントラルパークに向かう
馬車を降りて、公園の入り口から、ふたりが進むと
人々がダンスをしている
あの「ピクニック」での、ウィリアム・ホールデンとキム・ノヴァックのダンスシーン
あの中でもそうだったのだが
闇の中に浮かび上がる日本の岐阜提灯が
なんともロマンティックな雰囲気を醸し出す
この岐阜提灯の醸し出す雰囲気が
もうこれからのふたりの関係を予感させるようになっているのだが
そんな雰囲気の中を歩いていた二人だが
ふと、シドが、ダンスの動作をしかけて
アステアがそれに応える
これは、ダンサー同士の本能のようなものかも知れない
それからの二人のダンスが、例えようも無く素晴らしい
ダンスを終えた二人が
当然のように待たせていた馬車にすっと乗り込む
今度は、馬のひずめのリズムに・・・
この辺が、実に、素晴らしい
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2ヴァージョンあるので、両方とも、ご覧下さい