カテゴリ:IH【健康・医学情報】
ーーー 健康情報 ーーー All About 2018/05/05 12:35 メンタルを鍛える方法・心を強くする方法はあるのか 疾病治療と同じく、メンタルを鍛えたいと考えたときには、その目的、ゴールのイメージをなるべく具体的にはっきりと思い描き、モチベ―ションにすることが重要です。 これには私も気がついていて (中略) こういう時にあの人ならどう考えるだろう?どう対処するだろう?という想像力も働かせて、その人に近づいていけるような考え方や行動を心がけるアプローチをおすすめします。
例えば、辛い状況に直面したときに、落ち込まずに前向きな気持ちで受け止められるようになったならば、それは素晴らしい成果といえるでしょう。しかし同時に、これは例えるならば非常な寒さにもかかわらず寒さを感じにくくなっているだけ、という可能性もあります。 気持ち的に寒さを感じていなくても、その寒さというストレスに晒され続ければ、風邪をひいたり、手足から凍傷になってしまったりします。これはたとえですが、実際にストレスが強い状況で、精神的にはあまり辛さを感じなかったとしても、体はそのダメージをしっかり受けてしまうということはあるものです。 ストレスホルモンなどの作用を通じて、免疫力が低下する、血圧が上がる、あるいは消化器系などに問題が実際に現われる可能性もあります。繰り返しますが、メンタルを鍛え、ストレス状況をある程度笑って過ごせるようになったとしても、身体へのストレスのダメージはあなどらないように、ご注意ください。
それが生み出す抑うつ症状は、一般に自分の気持ちや意思でコントロールできる問題ではありません。心の強さ、メンタルの鍛え方とは関係がないのです。 もし通常のレベルではない気持ちの落ち込みが、ある程度の期間、具体的には1週間以上持続しているような場合は、脳内の機能に何らかのトラブルが発生している可能性もあります。「自分はメンタルが強いから、うつ病とは無縁だ」といった思い込みは、必要な治療の開始を遅らせてしまう原因にもなりえます。くれぐれもご注意ください。 そして実際にうつ病になってしまった場合、うつ病が生み出す問題症状の一つとして、ネガティブな悲観思考が頭の中を占めやすくなることがあります。この悲観思考のために、抑うつ症状がさらに増悪することはしばしばです。これを止めるためには、認知行動療法なども重要な治療手段の一つになります。 メンタルを鍛える目的として、心の病気予防を考えている方は、この点にも十分ご注意ください。それでも、 それに対する具体的な方法は意外かもしれませんが単純です。 心の病気は基本的に脳内の機能のトラブルが原因で、気持ちや気合いでコントロールできるものではありません。自分で対処できないと感じたら、心の鍛錬で解決しようとするのではなく、精神科(神経科)を受診し、適切な治療を受けることが大切であることは、どうか覚えておいてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.05.30 04:53:13
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