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伊藤洋一公式ブログより ブログ記事 day by day (前略)
それにしても今朝の日経の9面「国際面」には、アングロサクソンの代表2カ国で起きている懸念すべき事態がニュースになっている。 アメリカでは政権の内部で「マティス外し」が進行し、 イギリスではメイ政権が崩壊寸前だと。 どちらが心配かと言えば、 トランプ政権における唯一のスタビライザー的存在だったマティス国務長官が、 政策決定過程から外されつつあるという指摘でしょう。 米韓軍事演習の中止は本当にビックリしたが、この記事によればマティス外しの中で決まったのだという。そうだと思った。 ケリー首席補佐官も「存在感が薄れつつある」という指摘もあって、 軍人出身だが常識溢れる二人のトップが仮に政権を離れるようなことになれば、 アメリカの政策は益々予測が難くなる。 どう考えてもこの二人は「誇り高き軍人」だろうから、雑な扱いを受ければ「政権を去る」という選択をする可能性が高いと考えられる。 ポンペオなど「意を汲む」傾向の強い側近ばかりになるのは、世界にとって良くない。 メイ政権の混乱ぶりを見ると、 そもそもキャメロンがEU離脱を国民投票に掛けたこと事態が........ と思うが、 誤字がある それは今から言っても始まらない。 離脱そのものを「問い直す」という動きは今のところ沈静化しているから、あとは「どう離脱するか」しかない。 「無秩序離脱」とは一体どういう形になるのか。 多分一番頭を悩ませているのが企業でしょう。 今まで欧州事業をロンドン中心にやっていたところは、「今年10月頃がリミット」とされる離脱条件確定がまとまらなければ、来年の3月の離脱日時前に企業としての方針を決めなければならない。 戦後の皆が、各国が共通の目標を持ち得た時代が終わって、今は国の中でも外でも「様々な目標」を掲げて動く時代。それだけ思惑と意図が錯綜することは分かるが、「あまりに予測出来ない時代」は、面白いが心地よくはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.07.11 02:56:47
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