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記事 米国政治 中間選挙 かんべえさん
<8月10日>(金) ○このところ「今年の中間選挙はどうなりますか?」と聞かれることが多いです。ちょちょちょっとまだ早過ぎる~、てなお返事をしております。9月のレイバーデイが過ぎて、候補者が揃ってから考えるのが普通でありまして、ただし「そんなの待っていられるか!」と言われるのもよくわかる話であります。 ○とりあえず今週行われたいくつかの前哨戦についてメモ。オハイオ州の補欠選挙は、ここで勝ってもまた11月に選挙のやり直しになる、という意味ではホントに虚しい1議席なんですが、とりあえず共和党が勝ちました。これをもってトランプさんは大喜びで、「11月には赤い波が来るぞ!」(共和党が大勝利を収めるぞ!」と吼えています。でも、本当は勝って当たり前の選挙区で、民主党候補の5倍の資金を使っての勝利ですから、しかも数え直しが必要になるくらいの僅差でありますから、ホントは喜んじゃいけません。 ○かかる状況を苦々しく思っている伝説の参謀、カール・ローブは「大統領はもっと謙虚にならなきゃいけない。11月は苦戦しそうだから、皆の協力が必要だと言ってほしい」とぼやいているようです。お気持ちは非常によくわかるのですが、自分が好調なときは思い切り吹いて、不調なときはあからさまな負け惜しみを言う、というのがトランプ流でして、そんな大人の発言をするようでは支持者が認知的不協和になってしまいます。 ○とにかく問題は下院で津波現象が起きるかどうか。民主党が多数になったら、来年になると同時に弾劾手続き入りでしょう。弾劾が成立する確率は低いですが、とにかく怒れる民主党はそうするはずです。 ○8月8日時点のThe Cook Political Reportによれば、現状の読みは下記の通りです。
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最終更新日
2018.08.11 15:39:33
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