|
|
|
2019.06.12
カテゴリ：🔴 【ニュース・時事・政治・経済・社会】
自衛隊は国際救助隊に編成替え ある超絶平和主義 もっと早く書こうとは思っていたのだが あまり生産的な話でもないので あまり筆が進まず今まで書かないでいたのだが 今日は書いてしまおう ある方と議論を続けている なにしろ、立場・意見が根本から違っているので 話がかみ合わないことおびただしく 結局は、不毛な議論になりそうなのだが それにもかかわらず 敢えて私が私の意見を書かねばと思っている根拠は こういう極めて非現実的な無責任とも言える平和論・国防論が まかり通ることは 看破できないし 日本のためにならない 大げさではあるが、そう思うからである 基本的には 頂いたコメントに対する私のレス、と言う形式で進めたい ―――― 問答 ―――― ＞「自衛隊は解散して災害救助隊に編成し直す」 これは誤解があります。 このように主張している人たちがいることは承知しておりますが、 （少なくとも現在の）ぼくの考え（多分、過去も）としては、 自衛隊そのものは解散する必要はないと思っています。 ーーーー 過去のある時点において あなたはハッキリあなたの自説としてそうおっしゃった 少なくとも私の記憶においては、そうです だからこそあの時点で私はあなたと袂を分かった訳で しかし 今現在のあなたの考えが 「自衛隊は解散しなくてもいい」と言うものであれば それがあなたのポジションとして受け取らせていただきます ＞（現在の日本に、本当にF35が105機も必要かどうかには、大いに疑問がありますが…、本題ではないので置きます） ーーーー 失礼ながら、日本の防衛についてのあなたの知見は充分なものとは思えませんが そう言う私も、 プライムニュースなどで元自衛隊幹部の専門家の意見を拝聴する程度です その前提で申し上げれば 現在の日本の戦闘機はみな老朽化していて、実戦能力が低い 中国が恐ろしい勢いで最新鋭機の開発を始め 軍拡を進める状況の中で 米国までもそれを大いなる脅威と認識して 貿易戦争を皮切りに 中国阻止に全力を投入し始めた現在 その対応として、自衛隊の最新機種への入れ替えは急務なのです 入れ替える戦闘機の105機が多すぎる？ 私はあなたがこれを単なる勘でおっしゃっているに過ぎないと思います いずれにせよ、あなたの防衛に対する意識と価値観は私のそれとは大きく違っていますし この問題についてこれ以上、深く議論しようとは思わない しかし、あなたが「自衛隊は必要である」と考えをあらためておられるのであれば 105機が多い少ないは別として その必要な自衛隊に必要な装備を与える このごとに疑念は持つべきでは無いでしょう ＞ただ、自衛隊が災害救助のスペシャリストとして、救助や医療などに特化した部門を設けて、積極的に海外の災害現場に駆けつけるような活動をするのであれば、現在のPKOなどの中途半端な活動よりよほど国際的信頼を得られるのではないか、という考え方には変わりありません。 Alexさんは、こうした活動は現実に即しないと考えておられるのでしょうが、「国境なき医師団」など、民間の組織でさえ活動しているのに、なぜできないのだろうと常々不思議に思っているのです。 もとより、ぼくは国際的な仕組みの（現実の）裏表を知りません。したがって、それを妨げる何かがあるとしたら、それは何だろうと素人として思うしかないのです。 ーーーー あなたのこの考え方に対して 私は、これを完全否定せざるを得ません 以下に、その理由を箇条書きいたします （1） 日本の災害救助のスペシャリストは別に存在していて 他国の災害発生のたびに派遣されている それをよくご存じのはずですが 例えば東京都の災害救助特別隊のような存在があり 海外の災害に対して派遣されています （2） なぜ、屋上屋を重ねて 「自衛隊」に海外の災害救助にあたらせたいのですか？ なぜ、日本の防衛という国家の最重要機能の担当である自衛隊が その本来の任務以外の災害救助隊という組織を編成して 出動しなければならないのですか？ これは本末転倒、プライオリティー的にも全くおかしい これこそ、あなたの 「自衛隊を災害救助隊への転用」の発想です （3） 最重要なポイントを申し上げると 一国の軍隊が他国に移動するすることは （日米安保に基づく米軍の日本駐留や 共同軍事演習のような特殊な例外を除き） 絶対にあり得ないし、許可されません 軍隊が国境を越えることは その国家の「主権」と「国土」を犯すことであるからです 外国の災害に対して日本の軍隊である自衛隊が 例え善意で救助に駆けつけても それは「侵攻」として反撃を受けるのみならず 国家間の紛争・戦争に発展します 典型的な例では 半島有事の際の韓国における邦人救助 この目的での日本の自衛隊の韓国への出動 これは受け入れを拒否されています 残念ながら半島有事の際には 邦人は事実上、見殺しになりそうです それほど厳しい問題です まあ、今の文政権の韓国にとって日本は レーダー照射問題を見ても 明白に仮想敵国ですから当然かも知れませんが （4） それに、主権侵害の問題が無い日本国内に限って言えば 東日本災害を始め、国内のあらゆる災害に対して 自衛隊がどれほど献身的な働きをしているか？ 言うまでも無いことですが （5） それに、国境なき医師団 日本人で国境なき医師団に参加されている方も多いし これも、主権の問題からも、自衛隊が出動するべきものではありません 自衛隊は便利屋じゃありませんよ（笑） ＞“北朝鮮、中国の脅威”も、鈍感すぎるかも知れませんが 仮に米軍が駐留しなかったら、日本が武力侵略されるかどうか ぼくは、現在もこれからも 彼の国たちにそんな力や余裕があるとは思えませんし 仮に力がついたとしても 他国に侵略した場合のリスクを計算すれば よほどのバカでないかぎりあり得ないと 素人としては思うのです。 ーーーー ＞ 中国・北朝鮮が日本を侵略するはずが無い ＞ よほど馬鹿で無ければそんなことをするはずが無い 私がその「よほどの馬鹿」だとおっしゃりたいのでしょうが 逆に私は、こんな考え方を大の大人が真面目に書くのかと驚天動地（笑） ぜひとも、習近平や金正恩にあなたを紹介して 「日本人は、こんなに仏様のように平和な考え方を持っている「素人」がいるんですから 日本征服の野望は取りやめて下さい」 そう言ってみたい気もする（笑） 彼らも私以上に驚くでしょう（笑） 冗談はともかく まず 人類の歴史は戦争の歴史 それぐらいご存じでしょう？ ある国が他国を侵略することがあり得ないとは 一体どんな根拠をお持ちなのか？ 第二次世界対戦終了後の東アジアに限っても 数々の侵略の歴史があります 第二次大戦後、北朝鮮の侵攻の歴史 ーーーーーーーーーーーーーーーー 例えば 北朝鮮は不意打ちで韓国に侵攻、朝鮮戦争を引き起こした 米軍・国連軍が韓国側に参加 それに対して今度は中国が参戦 お忘れなのでしょうか？ 第二次大戦後の中国による侵攻の歴史 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ここは省エネで（笑）ある記事を引用させていただく ●【戦後60年「中華帝国」侵略史】 （1）チベット自治区…1950年、朝鮮動乱に世界の注視が向けられている最中、チベット解放という名の侵攻を行った。人民解放軍は富裕層や地主らを公衆の面前で銃殺に処し、あるいは生き埋めにし、僧侶も撲殺・焼殺するなどしてチベット人を根絶やしにしようとした。（犠牲者120万人） （2）内蒙古自治区…モンゴル民族は、モンゴル国としての外蒙古と内蒙古に分断されている。内蒙古は中国の植民政策で、漢民族化が急速に進められている。 （3）新彊ウイグル自治区…1954年、中国は生産建設兵団という名の軍隊をこの地に編成し、遊牧民の土地に農耕民族の漢民族がやってきて開墾を進めた。早い話が侵略。 （4）東沙諸島…かつては日本人が居住していたが、いち早く領有した。 （5）西沙諸島…ベトナム戦争中の70年代、南ベトナムと領有権を争っていた西沙諸島に派兵し、全域を自国領としている。 （6）南沙諸島…台湾・フィリピン・ベトナム・マレーシア・ブルネイと領有権を争っていた南沙諸島には、われ先にと軍事施設を建造したりしている。（現在） （7）朝鮮戦争…参戦。1951年2月の国連総会決議で「侵略者」との烙印を押された中国軍は、停戦後もすぐには引き揚げなかった。 （8）中印戦争…1950年代末期からは、ヒマラヤの国境を巡っての紛争があった。 59年ダライ・ラマのインド亡命をきっかけに国境紛争を始め、62年10月には大規模な戦闘となった。結局は中国が一方的に撤退と停戦を表明するが、当時中国側はマクマホン・ラインといわれる国境線などを越えて攻撃を加え、インド側に数千名の犠牲者が出た。 （9）中ソ衝突…1969年3月、中ソ国境を流れる河川に浮かぶ島々の領有権を巡って、ウスリー川の中洲・珍宝島（ダマンスキー島）で両軍が衝突した。 （10）中越戦争…1979年、カンボジアのポルポト政権を倒して傀儡政権を立てたベトナムに対し、ポルポト支持の中国が制裁行動に出たもの。 （11）尖閣諸島…尖閣諸島を含む大陸棚は長江の堆積によってできたもの、故に中国の領土であるという。 （12）台湾問題…国家分裂法をつくった。 《中嶋嶺雄 週刊新潮2005/6/16》 ＞無人島の帰属などでは、ひょっとしたら一悶着あるかも知れないけれど、総力戦で奪い合うほど価値のあるものだろうか、と双方が思っているとぼくなら感じますが、どうなんでしょうか。 ーーーー 「無人島の帰属」とは、竹島問題・尖閣問題ですね そもそも われわれが生きているこの世界は 公的には、国単位でほぼすべてのものが規定されているわけですが 国民国家の三要素は ○ 国民 ○ 国土 ○ 主権 その「国土」を侵食・奪取するという行為は事実上、戦争行為です また、無人島とおっしゃるが、竹島にしても尖閣にしても それは立派に日本の領土であり それが領土として存在すれば その周辺の領海や経済水域・漁業権などがが存在するわけで 単なる無人島、等という認識は、不勉強の限りですね（笑） ＞あと、Alexさんの記事を読んでいて、とても学ぶことが多いのです。 豊富で幅広い知識は勿論ですが、ぼくとまったく違う発想からの問題提起が「ああ、こういう考え方、捉え方があるのか」という、新鮮な驚きです。 もちろん、政治的志向では同意しがたい部分もありますが、一般教養（雑学も^^;）についてはとても学ぶことが多い。単に、ネット情報から牽いただけの薄っぺらいコメンティーターとは違うと、敬意をもっています。（最近、誤植が多いのもちょっと気になりますが^^;） もったいないと感じるのは、自説と違う意見に対して攻撃的な（と、感じる）もの言いです。ぼくのように戦後の洗脳教育（？）で育った者にはあまりそれが強いと“敬して遠ざかる”という気分になってしまうのです。 まあ、これはぼくの意志薄弱なゆえ、だとは思いますが。 ーーーー お褒めとお叱りの両方があるようですが ＞ 自説と違う意見に対して攻撃的な（と、感じる）もの言い ーーーー これは、私自身の「文化」と「経験」の問題でしょう 私が元商社マンで、海外生活が長かった事も大きく影響しているかも知れません あなたのようにやんわりと意見を言う 相手に悪く思われたくないのでハッキリした物言いをしない それが日本人本来のやり方でしょうが 欧米人は、旗幟鮮明にロジックを組み立て議論します その際には、相手にあまり斟酌せず自分の立場を鮮明にする 「なあなあ」を嫌う その代わり、議論で負けても恨みっこ無しが原則 一般人の間では、そのようなものですが もちろん国際的な紛争ではあくまで自説を主張はしますが 私は議論のやり方においては欧米派です 私のみならず、私のブログの周辺のみなさんもみな 歯に衣を着せぬ率直な意見交換・議論を重ねています でも、それが終わればきれいさっぱり仲を修復しています 私は旗幟鮮明・理詰めで攻めるので あなたから見れば攻撃的に見えるのでしょうが もともとブログは意見の主張ですから 議論はつきもの むしろ、議論こそは、ブログの花です（笑） でも私は自分が間違っていたと思えば 即座に、あっさり謝罪します これはみなさんも認める私の特質です とにかく あなたの超平和主義は ガンジーも共産党も裸足で逃げる（笑） 超絶楽観平和主義 ただ、非現実的すぎて、私にはとてもついて行けません
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[🔴 【ニュース・時事・政治・経済・社会】] カテゴリの最新記事
|
|
