コロナ渦で、海外旅行も当分無理である
年齢的にも、未来は無い ともなれば、過去の思い出をたどって 今までの人生を反芻してみるのもいいかもしれない 年末から1月にかけて、二カ月半ほど、米国在住の妹が帰国して 私のマンションに滞在した 今、私の祖父母はもちろん、父母も、もう一人の妹も死に 家族で残るは、私とこの妹の二人だけである 妹の滞在中、墓参を兼ねた徳島旅行をしたのはいい思い出になった 大塚美術館とガレの美術館もよかった 妹の滞在中の会話、その主なものは、お互いの共通な思い出話だった 妹の思い出を聞いていて、案外、私が知らなかったことや 忘れてしまっていたことが多いことに気が付いた 私自身も、この妹も、普通の日本人としては珍しい、海外での生活が多い 今はとにかく、あの昔、海外へ出た日本人は、少なかった この妹が、我々の旧居跡を訪問したら、様子がすっかり変わった部分と ほぼ昔の記憶そのままの部分があったという 偶然の機会で、あるネット動画を見ると、我々の旧居のあった一帯を 「関西一の豪邸地帯」と訪問ルポをしていた 豪邸といえば芦屋だと思うのだが、それ以上だというのだ 我々の旧居は、豪邸ではなく、普通の庭付きの一軒家だったが 考えてみると、確かに周囲は豪邸ばかりだった 住んでいる人々もお金持ちで落ち着いて上品だった そんな上品な近所のおばあさんたちに可愛がられていて 同じ年ごろの子供の友達もいなかった私は 幼稚園に入園して、その粗暴な雰囲気にショックを受け(笑) 毎日、泣いているので有名?だった あまり思い出したくない私の黒歴史である 今の強気の私からは考えられない繊細さ、である(笑) この繊細さが本来の私なのだが その動画ではすごい豪邸ばかりだった 妹の話では、その一帯で見かける車は、ベンツ、またはBMWばかりだったという 人々も上品な人ばかりだったという そうか! われわれは、その豪邸地域や上品な人々と住むべきだったのだが(笑) 心ならずも、母と義理の祖母が折り合いが悪かったので 下町風情の土地でガラの悪い人々が多い、この地域に引っ越し、すっかりなじみ(涙) 「あそこは、この辺とは大違いよ」と妹に言われ、私の置かれた現実を知る(笑) まあ、いいや! 今は、上品ではないが便利な所に住んでいるのだ(笑) 駅も病院も商店街も、徒歩5~10分以内である 豪邸ではそうはゆかない ベンツより自転車のほうが小回りが利く(涙) 車も小型車だが、あるにはある 四輪に変わりはない(少し無理か) 老後はコンパクトに生きないと 身分不相応な坊ちゃん学校に通い、上品な豪邸地域に住んでいた私に残る財産は 比較的上品な言葉遣いだけである だから、私はテレビの吉本芸人たちが嫌いである テーマから、話が飛んでしまった いずれにせよ、思い出というものは財産である その財産を今回、たっぷり棚卸できたのはよかった 今後は過去ログを復刻し反芻しよう 一粒で二度おいしい人生(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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