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【知的用語辞典】 パラダイム paradigm
--- 私の考え方 --- パラダイム・シフトという事は、人間社会にとって、きわめて重要な命題であると思う あらゆる問題解決のためにも、パラダイム・シフトがキーとなる 人間は考える葦であるが、 人間は、ホモサピエンスであるが 人類はサルからスピンアウトして「進化」?し続けてきたわけだが その考えの核となるパラダイムも「進化・変容」しなければ 環境等の諸条件に対応できない 長く鎖国を敷いた極東の島国 封建体制下にあって、文明文化の中心・西洋からは 心理的・物理的に距離があった日本にとっては 黒船という外圧によってのみ、明治維新という唯一の革命を 成し遂げた日本にとって パラダイム・シフトは苦手分野である 現に、占領軍が作成し押し付けた「平和憲法」という敗戦国用の 植民地憲法を後生大事に抱いて寝ている日本人である このご時世に、いまだに、化石的左翼思想のメディアが 世論操作の先頭に立っている日本である 言葉を換えれば、自分の頭で物事を考えたことにない日本人である このあたりで、パラダイムがどういうものかをじっくり考えてみる必要がある --- 記事 --- from 三省堂 辞書ウェブ編集部 Dictionaries & Beyond |三省堂 WORD-WISE WEB 三省堂 辞書ウェブ編集部による ことばの壺 ことばのコラム HOMEコラム一覧言語 10分でわかるカタカナ語 第15回 パラダイム 筆者: 三省堂編修所 2005年4月5日 どういう意味? ある時代や分野において 支配的規範となる「物の見方や捉え方」 のことです。 もう少し詳しく教えて パラダイム(paradigm)とは、ある時代や分野において支配的規範となる「物の見方や捉え方」のことです。狭義には科学分野の言葉で、天動説や地動説に見られるような「ある時代を牽引するような、規範的考え方」をさします。 このような規範的考え方は、時代の変遷につれて革命的・非連続的な変化を起こす事があり(=天動説から地動説への変化など)、この変化をパラダイムシフトと呼びます。 シフト前後の考え方に対して、優劣などの価値判断を行わない概念である点に注意してください。 ところでパラダイムと呼ばれる「物の見方や捉え方」には、いくつかの特徴があります。第 1 にパラダイムは、ある時代や分野において「多くの人に共有されて、支配的な規範として機能」します。また第 2 に、異なるパラダイムの間では「互いの考え方が相容れない」場合もあります。そして第 3 に、パラダイムは時に「革命的で非連続的な交代」を遂げることがあります。以上のような特徴を持つ「物の見方や捉え方」を表現する場合に、パラダイムの語が好んで用いられるようです。 どんな時に登場する言葉? 科学・思想・産業・経済など、さまざまな分野で用いられる言葉です。例えば科学(物理学)の分野では、かつて「ニュートン力学からアインシュタイン相対論へ」のパラダイムシフトが起きています。また産業の分野では、現在「大量生産・大量消費社会から持続可能な社会へ」のパラダイムシフトが起きているようです。総じて「現状を打破するような、現状とは異なる枠組み」が求められているような時に、パラダイムの語が用いられているようです。 どんな経緯でこの語を使うように? 現在の意味のパラダイムを最初に用いたのは、科学史家のクーン(Thomas S. Kuhn)でした。クーンは著書『科学革命の構造』(1962年)の中でこの語を登場させ、「科学とは累積的に一定方向に成長するのではなく、時代によってパラダイムを変化させるもの」という新しい史観を提示したのです。この考え方が、科学のみならず思想・哲学の分野においても大きな影響を与え、最終的にはその他のあらゆる分野でも用いられる言葉になりました。 パラダイムの使い方を実例で教えて! パラダイムシフト その時代や分野において支配的規範となる「物の見方や捉え方」が、革命的かつ非連続的に変化する場合、そのような変化を「パラダイムシフト」「パラダイムの転換」などと呼びます。 パラダイムシフトの背景には、以下のような動きが起こっています。まず旧パラダイム(例; 天動説)が支配的な時代は、多くの人(科学者)がその前提の下に問題解決(研究)を行い、一定の成果を上げます。しかしながらその前提では解決できない例外的な問題(惑星の動きがおかしい)が登場します。このような問題が累積すると、異端とされる考え方の中に問題解決のために有効なものが現れ、解決事例が増えていきます。そしてある時期に、新パラダイム(地動説)を拠り所にする人(科学者)の数が増えて、それを前提にした問題解決(研究)が多く行われるようになるわけです。以後、以上の動きが繰り返されます。 ○○パラダイム ある特定の分野におけるパラダイムを表そうとする場合、「○○パラダイム」という表現を用いる事が出来ます。例えばビジネスパラダイム、経済パラダイムなどの応用例があります。ちなみに近年、ビジネスや経済の分野では「年功序列主義から成果主義へ」「地域経済からグローバル経済へ」などのパラダイムシフトが多く起こっています。 言い換えたい場合は? 辞書などでは「規範・模範・範例・典型・理論的枠組み」などの訳語が用いられていますが、どれもパラダイムを表すには不十分な言葉かもしれません。また残念ながら、定まった訳語も存在しないのが現状です。ここは面倒でも「パラダイム(ある時代や分野において支配的な物の考え方)」などのような注釈表現を考えてみてください。もっとも、パラダイムのニュアンス(共有性/規範性/排他性/非連続性)を厳密に表さずに済むような場合も多いので、その場合は「枠組み」などの代替表現を試して下さい。
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最終更新日
2020.09.21 11:26:00
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