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民主党とバイデン政権は日本にとってプラスか? JBpress 酒井 吉廣 9/27(日) 6:01配信 大統領選の争点と政権交代の影響を専門家がイチから解説 酒井 吉廣のプロフィール (さかい・よしひろ) 中部大学経営情報学部教授。日本銀行信用機構室調査役、米シンクタンクのAEI主任研究員、日本政策投資銀行シニアエコノミストなどを経て現在に至る。中国清華大学高級研究員のほか日米中の企業などの顧問も務める。ブッシュ時代から主に共和党に知己が多く、トランプ政権の政策や、中国の政治経済に詳しい。ニューヨーク大学MBA、ボストン大学犯罪学修士。 ──日本にとってバイデン大統領や民主党政権はプラスになるでしょうか。 酒井吉廣氏(以下、酒井):とても大事な質問ですね。日本のメディアも米国在住のジャーナリストの方も、みな「日本にとって」がなくて、漠然と第三者的に見ている気がします。米国民にとってどうかではなく、日本にとってプラスになる方を応援しないと意味がないのに・・・。 2013年に安倍首相が靖国神社を参拝した際、これを批判した国として、中国や韓国よりも、米国が最も激しかったという事実があります。 それを主導したのはバイデン副大統領でした。 彼は安倍首相の靖国参拝前に「行くな」と言い、参拝後は「残念だ」ということを個人的な伝達ではなく、大使館を通じた米政府の公式見解として出しました。なお、参拝を阻止しようとした理由は、朴槿恵・前韓国大統領からの依頼(または彼女への配慮)だったと漏れ聞こえてきました。 つまり、彼は日本を大切には思っていないのです。クリントン政権の「フライ・オーバー・ジャパン」と同じように、中国や韓国の方が重要だと考えているのは副大統領時代の経験から言えます。 民主党全体としても同じでしょう。 (alex99) これは私も同意見である 半ば認知爺さんになった今のバイデンはともかく オバマ政権の副大統領であったことのバイデンは 日本に対して侮蔑的で高圧的な態度であったことは確かだ また、以前の記事で私は「米国 トリプル・ブルーの恐怖」という記事を書いた 米国民主党のシンボルカラーが、ブルー(青)である 一方、共和党のそれはレッド(赤) もし、大統領選で民主党のバイデンが選出されると 今の下院は民主党が majority さらに、現在、共和党が多数の上院も民主党が多数になる勢い となると ● 大統領 ● 上院 ● 下院 と、政治的権力のすべてが共和党支配となる 今までに日米関係史的な見地からは 日本にとって、民主党政権は鬼門である ルーズベルト トルーマン カーター クリントン オバマ これらの政権は、すべて親中、日本に厳しい そういう姿勢であった バイデンもその副大統領時代、なかなかの反日ぶりを見せてきた だから、日本にバイデン陣営とのパイプとなる人脈が無いというのも 故無きことではない ところが、三大ネットワークでインタビューに答える民主党の大物支持者は、チベット仏教のものを背後においたり、人権問題に言及したりと、自分たちは中国の問題を放置しないぞと言わんばかりの雰囲気です。 要するに、民主党内で足並みが揃っていないのです。あとは中国がどう出るか。 オバマ政権時代のように、万が一にもバイデン政権が中国に最接近すると、日本としては大変なことになります。 その影響は日本にも跳ね返って来るでしょう。 ■ 菅首相に対する米国の評価は? ──安倍政権の後、菅首相は良好な関係を築けるでしょうか。米国は菅首相が未熟者だという厳しい評価もあるようで、そのような評価が日本でも報道されています。 酒井:まず、彼らの言葉として報道する際に、「米国」が主語ではないと思います。具体的に、その厳しい評価をしている人を見てみて下さい。トランプ政権の人か、それとも国務省や国防省の人なのか。米軍の人なのか。 いずれも違うと思います。日本では「外圧」という言葉が一般化していますが、自分たちの意見が日本政府に受け入れられると誤解している民間米国人の日本専門家が多いということなのではないでしょうか。共和党であれ、民主党であれ、政権に入って対日政策をやった人は極めて限られています。 そもそも、世界第3位の国内総生産(GDP)を誇る国の首相を「未熟者」ということ自体が失礼で、日本国は何様だとその当人に直接反論すべきでしょう。欧州や中東諸国、アジアでも中国はこのようなことを許していないと思います。 ──「ジャパン・ハンドラー」(日本に影響力のある米国の政治家や知識人のこと)という言葉もありますが・・・。 酒井:ジャパン・ハンドラーも日本人が付けたニックネームですよね。円高が進み、彼らが日本の構造改革を迫っていたころは、「リビジョニスト」(米国の対日政策見直しを唱える識者のこと)という呼び名もありました。 ちなみに、ご自身で調べればわかると思いますが、ジャパン・ハンドラーとは、日本国や日本政府から資金的な支援を受けて、日本の外交を調べている人です。オバマ政権時代に耳にした話ですが、米国政府からは他国への協力者として見られている、とのことでした。 (alex99) この筆者の理解は、間違っている 肝心な部分ではないか これだけでこの筆者を信用できなくなった 結局、菅首相で何の問題もないと思います。彼は、2019年5月の訪米の時にも、ペンス副大統領とポンぺオ国務長官に会っています。沖縄問題も彼が一手に引き受けていて、米国政府の信頼は篤いです。 一方、ワシントンでもニューヨークでも、菅首相はジャパン・ハンドラーなどには会っていません。だから「顔が見えない」と言われるのではないでしょうか。また、米国のリベラルメディアの人に聞いた話ですが、日本のメディアや日本人の米国専門家がこの手の話を言い立てている面もあるそうです。 ──民主党政権になって米国の政策は変わるのでしょうか。 酒井:政策を、経済、外交、国内問題に分けて考えてみましょう。 経済政策は、実質的なところではあまり変わらないはずです。グリーンニューディールによりエネルギー産業を変えようとしていますが、全体として雇用創出ということは変えようがありません。問題は、グリーンニューディールによって仕事をもらえる人と、逆に仕事を失う人がいるということです。 コロナ対策としての経済救済政策をバイデン氏が変えるかどうかですが、それに手をつければ2022年の議会選挙で負けるでしょう。 外交では、バイデン氏は中国寄りにしようとしますが、チベットやウイグルなど中国の人権問題を問題視する人権擁護派が民主党には多いですから、議会や閣僚が認めないでしょう。一方、貿易面からファーウェイなど中国の通信技術に対する強硬策を弱めることは、まず間違いないでしょう。 ──バイデン政権になれば親中になるでしょうか。 酒井:これまでお話した通りですが、彼自身がもともと親中です。息子も中国企業の顧問です。しかし、ここまで米国人全体がコロナで中国を敵視するようになると、親中という立場を維持するのは表向きは難しいと思います。 (alex99) 認知症のバイデンには、自分自身が主体的に外交政策を立案、実行してゆくことは 事実上困難だと思う 啜れば、副大統領のカマラ・ハリスに、大統領業務のかなりの部分を移譲する可能性がある ハリスは、上院議員ではあったが、政府要職に就いた経験はない したがって明確な外交方針がどのようなものかは明らかではないが 同盟重視・国際調和の方向性であろうと思われる ところが、ここで、大問題がある 日本で言えば外務大臣相当の国務長官に 親中・反日のスーザン・ライスが就任する可能性が極めて大きいことである バイデンが副大統領候補として考慮した「黒人女性」という範疇には カマラ・ハリスを含め、民主党政権で外交の要職についた人間は スーザン・ハリス以外にいない カマラ・ハリスが副大統領候補として確定した以上 国務長官選びでトップランナーと目されるのはスーザン・ハリスである バイデン自身の対中・対日政策にも懸念を持たざるを得ないが 国務長官がスーザン・ライスともなれば バイデン+ライスという親中ラインが樹立する 日本にとっては心配なことである ただ、人気動画アプリ、TikTok(ティックトック )を運営する米ティックトックは米国事業の売却についてトランプ政権が過剰に介入しており、法に基づく適切な手続きが損なわれたとトランプ政権を提訴しました。ティックトックの親会社は中国企業のバイトダンスです。こうやって対中強硬策は徐々に消えていくのでしょう。バイデン政権ではそれが加速するのだと思います。 ただ、人権問題などは、米国民主党が最も重要視する案件なので、ウイグル問題なども民主党になると、むしろ厳しくなるでしょう。これは、超リベラルの主張でもあるからです。 黒人暴動については難しい判断を迫られると思います。 暴動は米国の基本的体制を否定しているのも同然です。そういった人々を支援すればそれで民主党は支持が急落しますし、逆にしなければ黒人の支持を失って、逆に暴動が増えてしまいます。どうなるか、見物ですね。 ■ 大統領候補に健康問題が浮上したらどうなる? ──米中関係を回復させるにはどちらの政権がいいのでしょうか。 酒井:トランプ政権の方が、経済的な目的を達成すれば妥協を始めるかもしれませんし、 イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)やオマーンの国交樹立などを見ていても、平和のためには「現状を変える」ということに必死な人が共和党には多いので、私は共和党の方が良いと思います。 (alex99) この筆者 学歴・経歴は一応立派だが、国際問題、特に中東問題については、何もわかっていないな~ トランプがイスラエルと湾岸諸国(UAE・バハレーン)を結びつけたのは 「世界平和のため」等という立派なきれいごとでは決して無い 「ユダヤの民がパレスチナの地を治めるべきだ」という旧約聖書の教義一節を信じる 米国キリスト教の一派(これをクリスチャン・シオニズムという)がトランプ支持の岩盤層であることから また、娘婿がユダヤ人であることなどもあり イランを排除しイスラエルを支持するという強引な中東政策をしているだけなのである 経済的関係を最重要視する政権は、共産主義などイデオロギーに対するこだわりが自由主義・民主主義の信奉者よりは弱いので、民主党よりも共和党の方が良いかと思います。 ──民主党のバイデン候補には認知症疑惑がささやかれています。これは反対派によるためにする議論でしょうか。仮に大統領候補の身体や認知機能などに問題が生じた場合はどうなるのでしょうか。 酒井:認知症かどうか、これはよくわかりませんが、反応が遅い、記憶が悪いというのは今春までの民主党大統領候補ディベートや最近のインタビューの時に明らかになったものです。 ただ、前回もお話しましたが、彼が病気だと話すのは米国では禁じられています。個人情報だからです。年齢についても、日本のように「何歳未満」と年齢を雇用時の条件とはできません。 (alex99) バイデンが、その症状の軽重を問わず、認知症であることは、ほぼ全国区民が知っている 民主党もそんなバイデンを表舞台に出さず、地下室にこもらせている 最近は、そうも行かないので、時々地方遊説に出かけるが 演説時間は約20分と制限(笑) また、バイデンが過去に、三度も、脳外科手術を受けたという衝撃の事実が発表されている トランプははっきりバイデンを認知症と呼んでいる 今月29日にはトランプ VS バイデンのの第一回DEBATE である トランプがどのようなトラップを仕掛けるか? 今日は尽きない(笑) 大統領は死亡や辞任、または医者により公務遂行ができないと判断されて本人がそれを受け入れれば、副大統領が大統領の事務を遂行します。死亡や辞任の場合は直ちに副大統領が大統領に就任します。大統領候補の時には、その党が新たに大統領候補を選ぶということになりますが、今からでは簡単ではないでしょう。 ■ ハリス副大統領は本当に黒人なのか? ──なぜバイデン候補は前回出馬しなかったのでしょうか 酒井:政治家としての跡継ぎだと考えていたと思われる長男が脳腫瘍で他界したからだと言われています。非常に憔悴しきっていました。これでは大統領選挙を戦えません。 また、日本にも「濡れ落ち葉族」という言葉があります。定年退職後の夫が突然家にいるようになると様々な能力が落ちていくことを包含した表現なのだそうです。長男の死後、副大統領職も終わり、やがて濡れ落ち葉のようにただ妻にくっついていると。バイデン候補も一度はそうなりかけたのでしょう。 ──米国において副大統領はどの程度、重要なのでしょうか。 酒井:副大統領は「Sleepy Position」と言われていて、大統領が元気である限り、特別な仕事は大統領から指示されない限りはありません。しかし、逆を言えば、大統領が権限を渡せばいろいろな仕事をすることも可能です。 ──副大統領候補のハリス上院議員はインド出身の母とジャマイカ出身の父を持つ移民です。アフリカ系アメリカ人の代表として語られることもありますが、本当に黒人と見られているのでしょうか。 酒井:ハリス副大統領候補は、インド系アメリカ人です。今回の大統領選挙まで彼女は自分を黒人だとは言っていなかったと聞きます。インド人社会は互助会のような団結力がありますので、これの中にいたかったのだと思います。一方、黒人のための大学だと言われるハワード大学に進学していることを持って、黒人としてのアイデンティティーだろうとする日本人の専門家の話を聞きました。 これは8月になってよく質問されることなのですが、仮にハリス氏がハワード大学に進んだ理由が人種だったとするならば、大学院もハワード大学に行き、そこでJ.D.(弁護士になるための学位)を取ったはずです。しかし、カリフォルニア大学で取りました。とすると、どういうことが言えるでしょうか。 本人が言わない限り真実はわかるはずもないのですが、副大統領候補として注目されてからタブロイド紙で書かれている噂として、大学進学の時はハワード大学というやや評価の低い大学を選び奨学金をもらい、卒業時に高い評価を得た上でカリフォルニア大学に進んだのだということでした。つまり、将来を考えた戦略としての一里塚としてハワード大学に進んだという話になっているようです。 これは米国では誰もがトライする話です。仮に彼女が黒人だとして本当の差別を受けていたならば、もっと別の逸話があったはずです。選挙でそれを表に出すのか、何もないのか、これは副大統領候補討論会、またはその前後のメディアで話題になるかもしれません。なぜなら、それが事実なら同情票を集められるからです。 なお、今回の大統領選挙に限らず、人種差別という意味では肌の色が黒、こげ茶色の人なども同じ扱いを受けていたので、彼女の主張は間違いだとも言えません。ハリス候補が差別を受けたこと自体は事実だと思います。あとはその中身や頻度の問題であり、また米国で指摘され始めていますが、彼女自身が白人社会で出世するために黒人を差別的に扱ったかどうかでしょう。 ■ 大統領でなくなったトランプ氏に起きること ──トランプが大統領選で負けてただの人になると訴訟連発は必至? 酒井:今回の大統領選挙は政策の戦いではなく、また共和党と民主党の戦いでもなく、トランプ支持者と反トランプの戦いです。 2016年にトランプ大統領を馬鹿呼ばわりしたワシントンの外交専門家、すなわちエリートを自負する人は今回も対立候補であるバイデン候補を支持しています。2018年に死去したマケイン元上院議員の奥さんも、元軍人や官僚という人たちも、バイデン候補を支持している人たちは単純にトランプ大統領を人物として嫌いなのです。 イスラエルとUAE、バーレーンの国交樹立は歴史的な成果ですし、他にもいろいろ良き点はあるのですが、反トランプ派にとってはそんなことはどうでもよくて、ただただトランプを大統領から引きずりおろせばよいのです。したがって、ご懸念のような可能性は十分あります。 ──トランプが逆転勝利したとき、彼は2期目で何をするつもりでしょうか。 酒井:多くの政策は今の延長でしょうが、間違いなくヘルスケア、経済復興、黒人差別問題の解消に手を付けると思います。 ヘルスケアはすでに内容を少しずつ発表し始めていますが、オバマケアを葬り去ること、これはサンダース上院議員の「メディケアを全国民に」と目的は同じです。これを実現することは、自分の後を継ぐ大統領を決める2024年の大統領選を考えれば重要です。 なお、バイデン氏はオバマケアを復活させるため、120万人(言い間違いかもしれませんが)に新たに保険を提供すると言いました。ただ、それによって民間保険に加入している人の保険料が上がることになる(保険金支払いの対象が増えれば保険会社は保険量を増やす)ので、民主党としては慌てて火消しに回りました。
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最終更新日
2020.09.27 12:03:08
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