トランプ氏の病状 専門家「来週がカギ」
10/3(土) 11:22配信
産経新聞
【ワシントン=平田雄介】
新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領(74)の今後の病状について、
米国の医学者は「来週がカギ」とみている。
当初は軽症でも7~10日のうちに重症化する例があるからだ。
高齢者の致死率は高い印象があるが、それは若者と比べた場合の話で、
ハーバード大学のロシェル・ワレンスキー教授によると、
トランプ氏と同じ74歳の感染者だけをみると
致死率は2~4%に止まる。
入院率は30%で、
集中治療室に入るケースも8~10%程度だ。
ただ、トランプ氏については、
年に1度の健康診断で高コレステロールと心臓病が確認されている。
ワレンスキー氏は「これらの既往症が今後どう作用するかは読めない」とCNNテレビの取材に答えた。
米国立アレルギー感染症研究所によると、
新型コロナに感染した人の40%は無症状。
一般的に感染から2~14日間で症状が現れ、
せきや熱、息切れなど軽度の場合は1週間程度で回復する人が多い。
しかし、肺炎など重篤な症状が出れば、入院や人工呼吸器の装着が必要となり、治療に数カ月かかるケースもある。