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【My Favourite】 映画「ひまわり」とその音楽 I Girasoli (ひまわり/Sunflower) - Love theme from 'Sunflower' https:/https://www.youtube.com/watch?v=sWSXI2XIp_4/www.youtube.com/watitich?v=sWSXI2XIp_4 一応【My Favourite】には入れるが この映画は、私にとって「好きなもの」というよりも 人間の運命・人間存在の悲しさを心から強く感じる映画である この映画のあらすじは、わざわざ紹介するまでも無いし それを知らない人に説明しても仕方がない この映画が与える深い感情は、まだ見ていない人に説明しても 及ぶものでは無いから、説明もしない 知りたい人は、DVDまたはブルーレイで ご覧になってもらうよりほかに手段がない このような数奇な運命と哀しさ これは、同じような経験をした人間だけが感じるものでも無いと思う むしろ、これほど悲痛ではないにしても 人生における悲しい別れを経験した人 数奇な運命のいたずらを経験した人々にとっては そのような感情を思い起こすものだろうし 例え、その種の経験をまだしていないにしても 人間はその心の奥底に、その潜在意識の中に そのような悲痛な哀しみを、人類全体の経験の思い出として 感じるシステムが装置されていて この映画を見て、その装置が起動してしまう そんなことがあるに違いない 私はそこまで考えてしまう それに私自身にしても、いろんな国でいろんな人間と 出会いを持ったために このミニ「ひまわり」的な、そんな経験を 何度か、何度も何度も、したような、そんなぼんやりした記憶がある 人生は哀しいものだ 主演のソフィア・ローレンが来日した時 日本でこの映画がヒットしたと聞いて 「残念なことにこの映画は、世界的なヒットにはならなかった ヒットしたのは私の母国イタリアと日本だけらしい 残念なことだ」と言ったらしい この女主人公の深く激しい悲しみ それを表現するのには ソフィアのあの容貌、あの人間存在をの根源のような存在感 彼女以外に、それを表現できる女優は、いないのではないか? 私はそう思う それにしても、ドイツ軍がロシア攻めをして冬将軍に叩かれ悲惨な経験をする それは我々常識として知っているわけだが ドイツ軍では無くイタリア軍までが、ロシア侵攻をしていたとは 不覚にも、私は知らなかった 私だけでなく、多くの日本人がそうだと思う ウィキペディアなどで調べてみると イタリアのロシア侵攻は大いに行われている 第二次世界大戦におけるイタリア軍などは ほんのちょっと戦っただけで、降参した弱兵 そういう先入観が私にはある 事実、こういうジョークがある 「おい イタリア軍が新しい洗車を発表したぞ」 「どんな戦車なんだ?」 「ギアが、前進一段、バックが三段なんだ」 日本人がドイツ人と仲良くなると 「次回の戦争では、イタリア抜きでやろうぜ!」と ドイツ人に言われる、という話がよくされる 私の経験にも、それはあった 実際に、私はドイツ人とそういう会話を交わした(笑) 本当である 向こうからしてきた(笑) そのイタリア軍が、こんなに真剣に戦って(笑) こんな悲惨な経験をしている やっぱり戦争だけはしてはいけない そんな話になりそうであるが(笑) この映画の観劇者に一層の悲しみを与えるのは この甘く痛切に悲しいテーマ曲である 唐突だが、私は、このテーマは、きっと このひまわりのテーマ音楽を作曲したヘンリー・マンシーニが ブラームスの交響曲第三番、第三楽章のテーマ その悲痛な感情をわき起こすテーマから そこからヒントを得て作曲したのではないか? そんなことをよく思う 例え、直接のヒントにはならないまでも 潜在意識に、ヒントを植え付けたのではないか? これは私個人の天才的な直観だが(オイオイ) 本当はどうだろうか?
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