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【日英EPA交渉】 茂木氏訪英で弾み、「記録的」スピード決着 産経新聞 10/23(金) 20:46配信 日英経済連携協定に署名し、肘を合わせる茂木敏充外相(右)と英国のトラス国際貿易相 =23日午前11時53分、東京都港区の飯倉公館(代表撮影) 日英の経済連携協定(EPA)は交渉開始から4カ月半で署名にこぎつけた。交渉過程では日本が示す“着地点”に英国が乗ってこず、停滞する局面もあったが、茂木敏充外相が英国に乗り込むなど積極的な働きかけでスピード決着を実現した。英国は経済分野だけでなく、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に欠かせないパートナーでもあるだけに、日本としては今回の合意をさらなる関係強化に結び付けたい考えだ。 「異例のスピードで署名が実現したのは、日英両国が自由貿易を力強く推進していくとの意思の表れだ」 茂木氏は23日、東京都内でトラス英国際貿易相と臨んだ共同記者発表でこう述べた。トラス氏も「記録的なスピード」と胸を張った。 日英交渉は6月9日に始まった。英国の欧州連合(EU)離脱により、日英間の関税優遇は今年限りで切れる。年内に新たな協定を妥結できなければ、英国に進出する日本企業をはじめ経済的なダメージが大きい。妥結後の国内手続きを考えれば、交渉に割ける時間は限られていた。 日本が農産品や自動車部品の扱いなどをめぐり現実的な提案をするのに対し、英国側は「上乗せ」を求める交渉姿勢を続けた。EUに加盟していた英国は国際交渉を欧州委員会に長年委ねてきたこともあり、「落としどころがまるで読めていなかった」(外務省幹部)という。 「英国は日本が(魔法使いの)メリー・ポピンズのように次々と新しい案を出すと思っている」 茂木氏が苦笑交じりにこう漏らすこともあった。新型コロナウイルスの感染拡大で対面による協議が行えないジレンマも加わっていた。 打開の兆しが見えたのは8月に入ってからだ。 茂木氏が新型コロナの感染拡大後初の外国出張として英国を訪問し、トラス氏との直接会談に臨んだ。 日米貿易交渉やTPPなどをまとめた手腕を発揮し、その場で実質合意に持ち込んだ。 外務省幹部は「事務方ではできないことをガンガンやってもらった。閣僚間の合意を得たことで一気に弾みがついた」と振り返る。 日英EPAは、英国のEU離脱に伴って必要になった協定だ。 「本来であれば原因をつくった英国側がより柔軟な姿勢をみせるべきだった」(外務省幹部)との指摘もある。 それでも日本が粘り強く交渉に臨んだのは、英国の重要性が2国間の経済分野にとどまらないからだ。 EUを離脱した英国は、TPPへの加入に関心を示している。 英国がTPPに加われば、自由貿易の推進を柱とするFOIPの発展にもつながる。 日英EPAはそのための重要なステップという側面もあった。 また、英国にとって日本とのEPAは主要国と結ぶ初の経済協定となる。成功裏に収めれば日本の価値が高まるのは確実だ。中国の覇権主義が強まる中、英国をつなぎとめ、関係をより強化する意味でも早期の署名は重要な意味を持っていた。 茂木氏は共同記者発表で「この協定を、グローバルな戦略的パートナーである日英の関係をさらに発展させていく基盤にしたい」と強調した。(石鍋圭)
--- 私の意見 --- 茂木外相の手腕はすばらしい 日米貿易交渉で手腕を見せ、トランプにも「タフ・ネゴシエイター」と言わしめ 言い出しっぺの米国が抜けて消滅か?と思われたTPPを米国抜きのTPPIにまとめ上げた これらは、安倍前首相のイニシアティブがあっての事ではあるが 英国は「自由で開かれたインド太平洋」にも 空母「クィーン・エリザベス」を派遣するなど 軍事的な進出の意欲を見せていることでもあるし 英国がTPPIに参加した後は 「日英同盟の再結成」も目指したいところだ 日英同盟は、対中国にも、対韓国にも、対北朝鮮にも よいインパクトを与えるはず お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.24 14:20:31
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