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【米国政治】 エマニュエル・トッド トランプの対外政策を評価 「トランプは『決断力のあるオバマ』だった」と語る 11/10(火) 20:00配信 クーリエ・ジャポン フランスの歴史家・人類学者のエマニュエル・トッドが 2020年11月7日、フランスのラジオ局「ユーロップ1」の番組で ドナルド・トランプ米大統領の功績について語った。 トランプは、その対中政策によって歴史に影響を与えた「重要な大統領」だ というのがトッドの見立てである。 「トランプは、対外政策において、 オバマのもとで始まっていた方向転換にはっきりとした形を与え、 その重要性を大げさに示しました。 保護貿易の措置を実施して国家が舵を握れるようにしましたし、 欧州への関与も減らしました。 外交政策の重心を太平洋地域と中国に移したのもそうです。 オバマには中東への関与を減らす勇気はなかったのですが、 トランプにはその勇気がありました。 そのような意味ではトランプは『決断力のあるオバマ』でした」 トランプ政権のもとで進められた米国の対外政策が、 すぐさま大幅に変わることはない、とトッドは見ている。 「いまの米国の民主党は、純然たる反トランプに凝り固まり、中身がありません。 だからトランプが定めた方向性が残り続けるのではないかと私は考えています」 各国の課題である「対中国」姿勢を明確に示した大統領 トッドがとりわけ着目するのが、トランプの中国に対する政策だ。 「私の考えでは、トランプの最大の勝利は中国でした。 彼は通商の側面から、中国に対して激しい敵対心を持ってこの議論に参入し、 中国が米国の雇用を破壊したと言いました。 実際、これが米国の死亡率上昇の要因だったことが明らかにされています」 「いまでは米国の地政学のエスタブリッシュメントも、 トランプと同じ見方をして、中国の力を脅威とみなしています。 中国への敵対心というか、中国を米国の主要な対立国とみなす認識が、 民主党と共和党が党派を超えて合意できるものになっています」 「いまや米国や欧州だけでなく、 各地で中国は全体主義の脅威と認識されています。 中国との関係をどうするのかという話は、 これからの数十年間、世界の政治の形を作っていくことになりますが、 その事実を認め、大げさに示したのがトランプだったのです」 トッドはラジオ番組でのコメントをこう締めくくる。 「あんな流儀だったから、偉大な大統領だったとはとてもいえませんが、 重要な大統領だったかと問われれば、答えはイエスです」 COURRiER Japon --- 私の意見 ---人間の思考には、二つの型がある 物事を、単一に、一次元的に、フラットにしか見る事ができない 言葉を換えれば all of nothing 的な思考 もう一つは、物事を両面から見て、多元的に、ラウンドに見る思考である いわゆる文明評論家レベルの人に フラットな単一価値の思考の人はいない そのような視点では文明史・歴史を俯瞰できないからである 私は、この人類学者・文明評論家のエマニュエル・トッド氏の意見にも ラウンドな視点を感じる 比較に出して悪いが パックンこと、パトリック・ハーラン氏の 単純きわまる民主党びいきおよびトランプ批判や 日頃、政治を馬鹿にしている某ブログ主さんの浅薄で稚気溢れる(笑)トランプへの嘲笑などが、そうだと思う 私自身も、トランプの人格に関しては口を極めて酷評してきた 精神的に病人であるとの米国の精神分析医などの意見にも同調した ただ、政治のリーダーに人格・品格はあるに越したことは無いが 要は、国民のため、世界のため、何をしてくれるか、である 鄧小平ではないが、黒い猫でも白い猫でも,ネズミを捕る猫はいい猫なのである それに人物評価は、短期では無く、中期長期の評価の方がより重要であろう 中長期な見方、つまり、歴史としての俯瞰である 例えば岸元総理の日米安保強行は、ほぼ日本国民全員が反対した しかし、今になってみれば、日米安保こそ今の日本を築き上げてくれたもの それに間違いはない 私が愚かだと思う典型に、左翼寄りのハリウッド・セレブ達がいる 彼らは日本の演劇人にもありがちだが 左翼であること自体がインテリ(笑)の証左であると思い込み 業界の固定観念にどっぷりつかり 自分たちは巨万の富を抱え込んでいるにもかかわらず 弱者・黒人の味方、であるふりをして、バイデン勝利に涙する レディーガガなどがその典型だが、欺瞞もいいところでは無いか? 要するに物事は複眼で、ある程度の時間的スパンで見なければいけない それに、ちょっぴり、bitter で、ironical であれば、なお良い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.11.11 03:03:30
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