カテゴリ:A 【米国】
tckyn3707さんへ レスが遅れてすみません こういう国際時事記事に反応してくださってありがとうございます >この場を借りて恐縮ですが、トランプからバイデンに変わって、イスラエルを含めたアラブ諸国はどう見てるのでしょうか? イランは民主党のバイデンに好意的かなと思うのですが、サウジやエジプトはどうなんでしょうか?トランプの方が良かったのかな? ーーーー アラブ・イラン・イスラエルの抗争も時代によって変化してきました パレスチナが排除され、その跡地にイスラエルが建国され アラブ vs イスラエルと言う対立構図が一番古いもの それからエジプトがイスラエルと国交樹立 さらにアラブ内部でスンニ派とシーア派の抗争が激化 アラブでは無くペルシャ人であるイランですがシーア派ですので シーア派を代表して首長がスンニ派であるサウジをはじめとする湾岸産油国諸国と対立 イランのシーア包囲網に脅威を感じたシーア派湾岸産油国側が本来宿敵であるはずのイスラエルに接近、トランプの仲介もあり、UAE等の様にイスラエルと国交を樹立する国も出始めてきた イスラエル建国の直接の犠牲者であるパレスチナは、こういう情勢の変化に置き去りにされ、シーア派湾岸産油国に裏切られた形になり激怒していますが、多勢に無勢、なすすべもないというのが現状です つまり、アラブ vs イスラエルと言う基本的構図が崩れ、マトリックスの様になってきています むしろ、イランを筆頭とするシーア派 vs 湾岸スンニ派とイスラエル同盟 的な構図に代わってきたのです 私が中東プラントビジネスに従事していたころは、アラブ諸国にパレスチナの人間が「イスラエリ・ボイコット委員会」という形で食い込んでいました これは、イスラエル企業やイスラエルと関係のある企業はアラブとしてボイコットするという、当時は強固な、反イスラエルの構図の代表的なものでした 現に私自身も、当時、成約した大型プラント契約の一つに、この委員会からクレームをつけられました consortium を形成していたある米国のポンプメーカーが米国のユダヤ資本であるというのです チームリーダーである私が面談しましたが、パレスチナの委員が怒りに震える様子で、そのメーカーの排除を要求してきました 当時のアラブ情勢からして、あがらっても成算は無いので、その米国メーカーに泣いてもらって、日本のメーカーと差し替えました 当時のパレスチナは、それほど、アラブ世界で力を持っていたのです それが今は、様変わりですね アラブ世界で、どの国ももう、パレスチナのことなど問題にせず、援助もされず、「反イスラエル」と言うナセル以来のアラブの大義は、いかにもアラブらしく、砂漠の流砂の中に消えていったようです 話が長くなりましたが、トランプ トランプは徹底的に親イスラエルです 彼は宗教的にはプロテスタントの長老派の家系 長老派は米国のプロテスタントの世界では、富裕層で社会的な地位が高い人間が多い宗派です ただし、トランプ自身は、まるで、プロテスタントの福音派の人間のようにふるまっています 福音派とは、聖書に書いてあることはすべて真実(笑)とする原理的な宗派で、米国国民の四分の一がこの福音派に属すると言われています テレビ説教で有名だった故グラハム神父の宗派でもあります 聖書に書いてあることがすべて真実なのですがから、ダーウィンの進化論などとんでも無いという事で、学校で進化論を教えることにも反対する ざっくり言えば、米国民の半分は進化論は嘘だと思っています 神が粘土で人間を創ったという創成記を信じています 女なんかアダムの肋骨(RIB)から作られた半端者です(失礼) これは私が言っていることではありません(笑) だから、エデンの園も、アダムとイブも、イチジクの葉っぱも(笑)ノアの箱舟も、みんな実話だそうです(笑) 皆さん、アメリカ人は知性の高い国民だと思っているようですが、米国経験のある私から見れば、アメリカ人の半分はアホです(笑) 話が例によって飛びましたが、例によって、ブラインドタッチで、走り書きならぬ、走りタイピングをしているので、内容が薄い(笑)のは、ご勘弁ください ところで、トランプ なぜ、トランプが福音派の振りをしているかと言えば、当然、福音派は彼の岩盤支持層だからです 福音派は、以前お話ししたようにクリスチャン・シオニストです シオニストとはユダヤ人のパレスチナ復帰運動推進をする(した)ユダヤ人ですが、福音派はキリスト教徒なのにシオニスト その理由は以前、お話ししましたね ウイキペディアから部分引用すれば ーーーー クリスチャン・シオニズムは、神がアブラハムと結んだ「アブラハム契約」に基づき、シオン・エルサレムがアブラハムの子孫に永久の所有として与えられたとするキリスト教の教理の一つ。 (中略) 全教派で認められている・信じられている訳ではなく、むしろ信じている者は一部であり、アメリカのキリスト教プロテスタントの福音派の一部(中略)などで信じられている教理である。 この教理を信じる人をクリスチャン・シオニストと呼ぶ。 この立場では、イスラエル(パレスチナ)を神がユダヤ人に与えた土地と認める。 さらに、イスラエル国家の建設は聖書に預言された「イスラエルの回復」であるとし、ユダヤ人のイスラエルへの帰還を支援する。キリストの再臨と世界の終末が起こる前に、イスラエルの回復がなされている必要があると考え、イスラエルの建国と存続を支持する。 ーーーー ちょっと長くなりましたが、キリスト教徒ながらユダヤ人の如く「イスラエルの建国と存続を支持する」宗派です 私からすれば、キリスト教徒のくせに、何をトチ狂っているんだ(笑)と思うんですが、まあ、カルトと言っても過言じゃないと思うんですが、これが、アメリカの25%ですからね(笑) ユダヤ人は米国内で人口は少ないながら、創価学会みたいに強烈な組織票行動をするので、米国政界ではキャスティングボードを握る極めて存在感がある上に、この人口25%のカルト宗派の存在ですから、アメリカのイスラエル偏向は、未来永劫変わらないでしょう トランプのイラン核合意破棄は、めちゃめちゃな行為で バイデンは、すでに、覚悟いう二復帰すると宣言していますから イランとしては大海芸 ただし、素直に大喜びするようなタマじゃありませんけれどね、イランも お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[A 【米国】] カテゴリの最新記事
|
|