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掛布雅之氏&高木豊氏&桑田真澄氏が緊急提言 「セ・リーグ全体の問題」…パに勝つには 11/27(金) 6:00配信 スポーツ報知 --- 私の感想 --- この日本シリーズを観戦する前に パリーグのオリックスの試合をテレビで見た オリックスが、どんなにダメか?拝見してみよう(笑) そう言う魂胆だったのだが、見て、驚いた ー 投手の投げるボールのスピード ー 打者のスイングスピード それに、全般的なパワー セリーグとは違った野球に見えた 大リーグの野球に見えた 日本シリーズは、そのオリックスでは無く さらにさらに最強のSB 予想通り、赤子の手をひねる様な野球だった 来季から、セリーグの野球を、どう考えてみればいいのか? 高校野球に毛が生えたようなもの と考えればちょうどいいのか? 阪神の矢野監督が 「来季こそ巨人にリベンジする」等と とぼけた事をほざいているが なにをトチ狂った事を言ってんだ? 馬鹿も休み休み言え!ってんだ 日本シリーズを見て、まだ、このセリフか? --- 記事 --- 巨人が日本シリーズでソフトバンクに史上初となる2年連続4連敗を喫した。終戦から一夜明けた26日、スポーツ報知評論家の掛布雅之氏(阪神レジェンド・テラー)、高木豊氏、桑田真澄氏がオンラインによる緊急座談会を実施して敗因などを徹底分析。巨人をはじめ、セ・リーグ全体の野球が近年、雑になっていると指摘し「原点に返れ」と提言した。パ・リーグに勝つための打開策、課題は―。それぞれの視点で激論を交わした。 圧倒された。巨人が4連敗で日本シリーズ敗退。スタンドのG党からは怒号も飛んだ。コロナ禍の特殊なシーズンで、投手の肉体的負担や故障リスク軽減のため、ソフトバンク側の提案で全試合DH制での実施が決まったのが開幕2日前の19日。セ主催試合で投手が打席に立つ従来のルールでなく、異例の形で戦った。 掛布(以下掛)「全戦DH制というソフトバンクの土俵の上で戦い、完全に力負けした」 高木(以下高)「ソフトバンクは野球を勉強しているなと感じた。走者一塁なら左打者は何とか走者を進めようと、必ず引っ張りに来る。右打者なら右方向。それで右前安打で一、三塁をつくる」 桑田(以下桑)「ジャイアンツの選手は対照的で指示待ちに見えた。スリーボールから、待てのサインが出ていないからと、長打を打つタイプではない選手が打ちにいったり」 高「(25日の第4戦)3点ビハインドで田中俊がスリーボールから振ってファウル。岡本なら分かる。そりゃ一発出れば同点だけど。自分はシーズン何本塁打の打者なのかと。その後に2球見逃し三振。なおさら、何のためのスリーボールから振ったのと。野球の質というか、強いチームがやることをソフトバンクは実践できていた」 ■掛布氏「柔よく剛を制す」選球眼、コントロールなど、セの長所を生かせば勝負になる 掛「『柔よく剛を制す』という言葉があるように、きめ細かい作戦、選球眼、コントロールなど、セの長所を生かせば勝負になるはず。だからこそ、今シリーズも投手が打席に立つ勝負で、どこまで巨人の野球が通用するか見たかった」 高「第4戦でもそう。例えば2アウトで牧原が一塁走者で、打者が甲斐。畠が2球けん制した。走者を警戒しているなら、甲斐は真っすぐ一本待ち。それを本塁打にされた。あそこでけん制球を投げるよりは、足を高く上げて走られてもいいから、甲斐を全力で打ち取りにいった方が良かった」 桑「走塁の意識でもそう。グラシアルが普通のライト前ヒットで一塁から三塁まで行くシーンが2度あった。松原は強肩。あの先の塁を狙う意識の高さはすごいなと。外国人にも細かい野球が浸透している」 高「巨人は盗塁のスタートすら切れなかった。初戦に松原が四球で出た時、1回勝負させるかなと思ったけど、それもない。消極的だった。王道野球で勝てないなら、プライドを捨てて破れかぶれでやってみるとか、そういうのがなかった」 掛「セ・リーグで独走した巨人が全く歯が立たなかった。これは巨人だけでなく、リーグ全体の問題として捉えないと。今年はセ・リーグのどの球団が出ても勝ち目がなかったと思う。DH制を導入したからといって、すぐに埋められるような差ではない」 ■高木氏「野球が雑になっている1番が出て、2番は走者を進める野球見直すべき」 高「昔のセ・リーグの野球は緻密さがあった。今はない。右に倣えみたいに2番最強論みたいなことをやって、野球が雑になっている。1番が出て、2番が走者を進めて。松原がバント失敗したけど、DHがない中で、もう一度そういう野球を見直すべきだと思う。パ・リーグに勝つには、メジャーを相手にしていると思った方がいい」 ■桑田氏「2番最強論には反対。1、2番にしつこさ欲しい」 桑「僕も2番最強論には反対。セ・リーグは原点に戻る必要がある。今回の巨人なら吉川尚、松原の1、2番。ただ強く振るだけでなく、絶対に空振りしないんだとか、絶対に粘って塁に出るんだとか、しつこさが欲しかった。誰もホームランを求めていない。普段通り大振りして簡単にポップフライを打ち上げたり。剛に剛で勝てないなら、柔で対抗するべきだった」 高「ソフトバンクの打者は速球に対して左打者は一塁線、右打者は三塁線にファウルを打つ。速い球を引っ張れる。(第4戦で)柳田は初球のフォークを2ラン。初球のフォークをあれだけ完璧に捉える打者はセ・リーグにいない。巨人の打者は振り遅れて反対方向のファウルが多い。これは勝負にならないと思った。根本的にやっている野球が違う。極端に言えば違う競技をやっているようなもの。だから正攻法では勝てない」 ◆2番最強説 米大リーグでエンゼルス・トラウト、ヤンキース・ジャッジら長距離砲の強打者が2番に座ったことで注目された。クリーンアップよりも打席の回りが早く、初回に一気に大量得点を狙えるメリットがある。日本でも近年浸透しつつあり、巨人も昨季は坂本が2番で117試合に先発した。 掛「ソフトバンクは先発だけでなく、モイネロらリリーフ陣の質も高かった。出てくる投手がほとんど150キロ以上。普段セ・リーグで対戦している投手より質が高く、目がついていけていなかった」 高「千賀の1戦目の各打者への意識付けが強烈だった。特に4番の岡本への攻め。初球の内角直球でバットをへし折った。この意識付けは2、3戦目に続いていくだろうな、打撃を崩されるだろうなと思った」 桑「ソフトバンクは捕手の甲斐くんの存在が大きかった。本当に状況をよく読んでリードしていた。高橋礼くんがストライクが入らなければ、ど真ん中でいい、ど真ん中こいと。かと思えば、大事な場面では絶対にここな、と低めを要求する。大城もすごく成長したけど、ジャイアンツも早くレギュラー捕手を育てないと難しいなと思った」 高「甲斐は慎重さもある。例えば無死一、二塁なら初球ボール球から入って、動いてくるかなと様子を見る。打者の狙い球が分からない時はボール球から入ってみて動きを洞察する。一球一球の駆け引きを大事にしている。巨人の大城は逆に、164キロ投げるビエイラの時に変化球を交えて配球しようとしてみたり。164キロ投げるんだから、どんどん真っすぐで押せばいい。机上のデータ通り進めるだけでなく、その場の感性を大事にして臨機応変にできるといいと思った」 ■掛布氏、危機感が違う「感情あらわソフトバンク長谷川のように悔しさを持って戦ったか」 掛「一番深く印象に残ったのが、代打の長谷川が二ゴロで一塁にヘッドスライディングしてアウトになり、感情をあらわに悔しがったシーン。出場機会に飢えていたのだろう。ソフトバンクの選手層の厚さを象徴していた。あそこまで悔しさを持って戦った巨人の選手がいただろうか」 高「巨人はセ・リーグ5球団から見たら豊富な戦力といわれていたけど、ソフトバンクとは質も経験値も違う。例えば、丸は3年連続の日本シリーズ出場だけど、もっと投手によって対応を変えたり、工夫が必要だと思った。いいところに投げられたら打てない、ごめんなさいというスタイルでは短期決戦は厳しい」 桑「いいところに投げられたら凡打ではなく、カットするくらいでいてほしい。中心選手なら。昔の王さんは『投手の一番いい球が来たらレフト前ヒットでいい。それより甘く来たらスタンドに運んでホームランだ』と言っていた。凡打でなくヒットなんだと。それぐらいの意識が欲しい」 掛「阪神の2軍監督時代に痛感したが、筑後のファーム施設が素晴らしい。2軍球場はペイペイDと同じようなサイズの人工芝の球場で、3軍にも土のグラウンドの専用球場がある。2軍の選手も悪ければ3軍に落とされる。ファームの選手も他球団とは危機感が違う」 高「やっぱり編成、スカウト面もソフトバンクはしっかりしている。ドラフトを見ても、毎年ソフトバンクは投手なら球が速い投手、絶対的な力がある投手を必ず獲ってそこから育成しようというのが見える。巨人はまとまった投手が多い印象がある」 ■桑田氏、育成力が違う「長所を前面に出せればいいけど…足りない」 桑「ソフトバンクは長所を生かした育成をする。ジャイアンツは150キロ投げられる投手が少ない。ならばコントロールを磨くとか、このボールは絶対に勝負球になるとか、自分の長所を前面に出せればいいけど、そういう部分が足りない」 掛「打者でもそう。例えばテクニックの坂本とフルスイングの柳田の違いに表れるように、パの打者はとにかく振る」 ■高木氏、鍛え方が違う「パの選手はでかい。幹を大きくしている」 高「9番の甲斐があれだけ振る。そりゃあ強い。鍛え方もちょっと違うのかな。ソフトバンクの選手は巨人の選手より体の厚みがある。これはセ・リーグ全体にいえることだと思う。パの選手はセよりでかい。排気量が違うのかなと。ソフトバンクはとにかく暇があればウェートトレーニングとかやっていると聞く。やみくもに筋肉をつけるのではなく、けがをしないためにやっていると。どんどん幹を大きくしている」 桑「ジャイアンツは吉川尚、若林、田中俊とか足が速くて細い選手がたくさんいる。フィジカル的に、もうちょっと鍛え直さないといけないのかなと」 掛「投手起用だが、巨人は菅野に次ぐ9勝の戸郷が2戦目の先発で良かったのではないか」 桑「僕は2戦目は戸郷で行くべきだとずっと言ってた。1戦目に戸郷が中継ぎで出てきたので終わったなと正直思いました。何のために戸郷を今年ローテで回したのか。一番勢いを出せる投手だったので」 高「結果的に戸郷は3試合にリリーフ登板して敢闘賞。内容が良かっただけに先発で見たかった。2戦目の今村も何か意図があったんだろうけど、菅野で負けたら終わりみたいな空気はあった。ソフトバンクは千賀の後に2戦目・石川。初見で打てる投手じゃない。速い球ばかりいわれるけど、石川だけでなくみんな縦に大きく割れるドロップのような特殊球を持っている」 掛「巨人バッテリーも縦割れのカーブなど『ゆる球』を使ってソフトバンクの打者の軸、形を崩すことを考える工夫が欲しかった」 桑「ソフトバンクの投手は制球がアバウトなのかなと思ったら、みんなコントロールも良かった」 高「セ・リーグは雑にならず、しっかりとした野球を全球団やること。そうしないとパ・リーグには勝てないんじゃないかな」 ◆掛布 雅之(かけふ・まさゆき)1955年5月9日、新潟県生まれ。65歳。千葉・習志野高から73年ドラフト6位で阪神入団。本塁打王3度の「ミスタータイガース」。88年に現役引退。通算1625試合、1656安打、打率2割9分2厘、349本塁打、1019打点。右投左打。 ◆高木 豊(たかぎ・ゆたか)1958年10月22日、山口県生まれ。62歳。多々良学園(現・高川学園)高から中大を経て、80年ドラフト3位で大洋(現DeNA)に入団し二塁手として活躍。93年オフに日本ハム移籍。94年の引退まで通算1628試合、打率2割9分7厘、88本塁打、545打点、321盗塁。右投左打。 ◆桑田 真澄(くわた・ますみ)1968年4月1日、大阪府八尾市生まれ。52歳。PL学園高では1年夏と3年夏に優勝。85年ドラフト1位で巨人入団。21年間の通算成績は442試合、173勝141敗14セーブ、防御率3.55。2007年、米大リーグ・パイレーツに入団。08年3月、引退。右投右打。
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