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「東京五輪」 “オリンピック好き大国”も「日本の8割が反対なのに…」 アメリカは東京五輪開催の可否をどう報じた? 1/28(木) 11:06配信 Number Web (「Overseas Report」及川彩子 = 文) 1月中旬にニューヨーク・タイムズ電子版の「東京五輪開催の見通しは暗い(Hopes for Tokyo’s Summer Olympics Darken)」という記事が出ると、堰を切ったように、開催を不安視する記事が次々と発表された。 さらに追い打ちをかけるように、英紙が2012年ロンドン五輪の関係者の声による東京五輪開催は難しい、中止になるのではという内容の記事を出すと、選手や関係者たちに大きな動揺が走った。IOC(国際オリンピック委員会)が公式に「東京大会の中止の予定はない」と声明を発表したが、その言葉を鵜呑みにしている関係者は多くはない。 「オリンピック好き」のアメリカですら…… 「オリンピックが好きな国は」というアンケートが世界で行われたら、米国はまちがいなく上位に入るだろう。 普段、五輪スポーツに興味がない人でも、放映権を持つNBCの五輪関連のCMにワクワクし、家族で開会式を見る人は多い。 NBCは五輪ファンの視聴を見込んで、北京五輪につづき、東京五輪でも米国のプライムタイムにあわせて、一部競技の決勝種目を午前に変更させたほどだ。 しかし新型コロナウィルスの影響で、これまでの生活や常識が一転したこと、また米国だけではなく世界の状況にも目を向けるようになったせいか、スポーツや五輪への考え方にも変化が生まれている。 ニューヨーク・タイムズの記事を受けて、こんな声が見られた。 「日本の8割近くが開催に反対している状況で、強行開催するのはいかがなものか」 「反対の声が多い中で五輪開催の意義を感じない」 「感染への安全性が確保されていないのに、本当に開催できるのだろうか」 そのほか、経済効果に関する意見もあった。 「そもそも五輪招致の際に、開催都市が経済効果を挙げている。でも無観客で開催した場合、東京への経済効果は少なく、開催する理由が見当たらない」 チケット購入者のグループでも「東京五輪に行くのをずっと楽しみにしていたけど、さすがに今の状況だと不安だから、チケットをキャンセルした」という声も多く出ている。 (alex99の意見) よしんば開催されつとしても、無観客となる事は必定 世界中から、膨大な数の観客が押し寄せたら 医療破綻状態の日本は、絶対に持たない 選手、関係者も米国、世界の感染状況、そして五輪をめぐる報道を注視し、不安を抱えている。しかし「開催可否は選手にはコントロールできないので、今は開催されると信じて練習に集中するだけ」と選手達は口を揃える。 そんな中、リオ五輪で女子棒高跳銀メダルのサンディ・モリスは「こういう状況で五輪を開催すべき、してほしいとは言えない。でも私たち選手の心情も理解してほしい。五輪のためにすべてを犠牲にして競技に向かってきた。私は今年29歳で、金メダルの最後のチャンスだと思っている。パリ五輪では32歳。心身ともにピークでいられるか分からない。五輪が中止になっても、2021年シーズンはあるので、プロとして試合には出るけれど。でも五輪が中止になったらと考えると……」と涙を浮かべて話す。 モリスの夫で、東京で4度目の五輪出場を目指すタイロン・スミスは、リオ五輪でバミューダ代表として開会式で旗手も務めた。東京五輪の舞台を最後に第一線から退くことを決め、現在は大学院で学びながら練習を行っている。 「五輪は自分、家族、そして国への思いを胸に戦う場所。満員のスタジアムで観客の声援とパワーを受けて舞台に臨む気持ちは何物にも代えがたい。でも観客のいない空っぽのスタジアムでも、全力で戦うことはできるから……」と五輪への思いを口にする。 消えない「ワクチン接種」への不安 米国では12月から医療従事者に、1月からは65歳以上の人にワクチン接種が開始された。今後、年齢、職業、また持病があるか否かなどのカテゴリー別にワクチン接種が可能になる見込みで、春~夏頃には多くの人が接種可能になると言われているが、一般の接種時期はまだ明確には決まっていない。 IOCは五輪、パラリンピックに参加するすべての選手にワクチン接種を呼びかけると発表しているが、そちらも明確な指針は出ていない。 ワクチンに関しては、副反応などまだはっきりとしない部分も多いほか、持病がある人がワクチン接種後に命を落としたり、接種した場所に痛みを感じたり、発熱したりするケースも出ているため、不安を口にするとスポーツ関係者も多い。 陸上の男子三段跳で五輪を連覇し、東京で3連覇を狙うクリスチャン・テイラーは「五輪への参加条件にワクチン接種が設けられたら打つけれど、今はもう少し様子を見たい」と話すのも頷ける。 (alex99の意見) 一般人の間でさえワクチン接種に不安を持つ人や、接種しないという人は多い ましてや、五輪参加のレベルのアスリートなら、た完璧な体調管理が必須 ワクチンへの不安は当然だろう 現在、米国で認可されているワクチンは4週間以内に2回接種することで効果が得られるとも言われているが、IOCがワクチン接種を絶対条件にした場合、ワクチン接種のためのタイムフレームはかなり厳しい。米国での陸上、競泳の五輪選考会は6月中旬から。それまでに接種していない選手は、代表決定直後に1度目の接種をし、日本へ出発する前に2度目の接種をしなければならない。接種後に何らかの症状が出て、最後の練習に支障が出る可能性もある。またワクチンを接種しても感染リスクはあるため、その部分での不安も残る。 開催可否のリミットは「3月下旬」か? 東京五輪の開会式まで半年を切った。 開催可否のタイムリミットは、
昨年、延期が決定された3月下旬あたりと思われる。 五輪という大舞台で演者となる選手たちの願いは果たして届くのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.01.31 07:20:18
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