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ロッテ佐々木朗希
衝撃の12球デビュー!ロッテ佐々木朗希の何がどう凄かったのか? 3/13(土) 6:06配信 千葉ロッテの”令和の怪物”佐々木朗希が中日とのOP戦で衝撃のデビューを飾った 千葉ロッテの佐々木朗希(19)が12日、ZOZOマリンで行われたオープン戦の中日戦でプロ入り初の実戦マウンドを踏み、最速153キロをマークする圧巻の3者凡退デビューを飾った。6回から2番手として登板した佐々木は、京田陽太、阿部寿樹、ビシエドの主力3人を相手に12球中、変化球はスライダーの1球だけという真っ向勝負を挑んだ。1イニングだけのお披露目だったが、4番のビシエドを見逃しの三振に。今季2年目を迎える「令和の怪物」の何がどう凄かったのか。 ビシエドを151キロ外角直球で見逃し三振 緊張感が伝わってきた。 あいみょんの「今夜このまま」で登場した佐々木は、マウンドに上がる前に何度も大きく息を吐いた。中日の打線は 2番の京田からだった。セットの状態からのノーワインドアップ。投じた初球はインコースへのストレート。149キロを計測した、そのボールを京田はフルスイングしたが、バットの芯を外されての一塁ゴロに倒れた。 続く阿部に対しても初球は149キロの外角ストレート。ストライクを取ると、2球目にはスライダーを投じた。外角に外れたが、141キロを表示した異彩を放つ高速スライダーである。 151キロのストレートが2球続けて外角に外れてカウント3-1となったが、150キロのストレートがインハイに行くと、阿部の打球はドン詰まりのショートゴロ。バットの根っこだった。 「ストレートは速かったです」 阿部の素直な感想だ。 圧巻はNPB通算101本塁打を誇るドラゴンズの主砲、ビシエドとの対決だった。 全球ストレートの真っ向勝負。ビシエドは1-0から151キロの外角高めのストレートを打ちにきたが振り遅れてファウル。続く151キロのストレートも高めに来たが、今度はバットが空を切る。さらに低めに食い込んでくるような151キロのストレートをまたしてもファウル。次のボールは外角に外れたが、この日、最速の153キロをマークした。最後は糸を引くような152キロのストレートが外角にピシャリ。 「すごくいいところに決められて手が出なかった」 しばらく、その場を動かなかったビシエドはクビをひねり、観念したかのように苦笑いを浮かべた。 2019年のドラフトで4球団が競合した「令和の怪物」の看板に偽りはなかった。佐々木の何がどう凄かったのか。 現役時代に阪神、ダイエー(現ソフトバンク)、ヤクルトでエース、ストッパーとして活躍した評論家の池田親興氏は、フォームの変化と、あえて80%ほどに力を制御していた部分に注目した。 「去年も彼の投球を映像で見たが、テイクバックでの腕の使い方が大きく変わっていた。これまでは腕を下げていたが、ヒジの位置を上げるようにしていた。体への負担と安定した制球力を求めての修正だろうか。加えて、この日の12球は、全力投球ではなかった。おそらく80%くらいの出力だったのではないか。マウンドの傾斜に合わせてステップした際に体の上下のバランスを崩さないための工夫だろう。投手にとって障害となる力みが消えていた。それでいて151キロのボールをコンスタントに投げるのだから、今後、マウンドでの感覚をつかみはじめて、力を入れ始めると、もっとボールは速くなる。その伸びしろにダルビッシュ級のポテンシャルの高さを感じざるを得なかった。ベールを脱いだとメディアは騒ぐがまだベールは脱いでいない」 佐々木も、試合後、池田氏の見立て通り、制球重視で全力投球はしていなかったことを明らかにしている。 池田氏は、阿部を詰まらせたボールとビシエドにファウルを打たせたボールに佐々木の凄さが見え隠れたしたと指摘する。 「キャッチャーの田村はすべてアウトコースに構えていた。阿部が詰まったのはいわゆる逆球。ツーシームのように少し動いたようにも見える。ビシエドのファウルもそうだが、打者はストレートを狙って、いずれも振り遅れた。 理由は、佐々木の球持ちの長さにある。 フォームが柔らかく、関節がしなやかにしなり、ステップ幅が大きいので 打者により近いところでボールをリリースできている。 打者からすれば、その分、差し込まれタイミングが遅れる。 いわゆるストレートの質の素晴らしい投手。これが佐々木の特長だろう。スライダーは1球だけだったが、高速で、しかも曲がり幅も大きかった。 変化球がキレるのも、しなやかさから来ている」 ルーキーイヤーの昨季は、沖縄キャンプから段階を踏み、フリー打撃登板、シート打撃登板、紅白戦登板と順調に来たが、まだ未完成の肉体に異変が起きて、対外試合登板という次の段階へは進めなかった。1年間、基礎体力作りに重点が置かれた。 池田氏は佐々木の今後をこう見ている。 「ランナーを置いたときのピッチングやクイックができるかどうか、他の変化球を含めた制球力の精度などクリアすべき課題は多い。まだ19歳。体は出来上がっていないし、次に30球、その次に50球と徐々に球数が増えてきたときの体のリカバリーも気になる点。無理はさせず丁寧に見守るべき投手だろう。それらを順調にこなしていけば、当然、1軍に出てくる。勝てますよ。ただローテーに組み込むというより休ませながら先発で使うのがベストだろう」 ロッテの首脳陣は、登板後の回復に異常が見られなければ、オープン戦でもう1試合登板させる方針だという。 ―― 私の感想 ――
この池田氏の意見に、100%同感である プロ二年目(日ハム)での大谷のピッチング映像と比較したが 同じような身長ながら大谷の方が骨太 佐々木は骨が細い感じ だからこそ、筋肉が柔軟でバネがある上に、大谷よりも「しなり」がある さらに佐々木は、股関節をはじめとする関節の稼働領域が大きい だから左足を大きく上げてほとんど身体に密着させることができ それでいてバランスが異常にいいのでバランスを崩さない まるで一本足で立つ丹頂鶴(笑) そのまま、長身の長い脚を極端に大きなステップ(左足)で踏み出し 弾むようなバネとしなりで投げ込む 全身を無駄なく使う運動神経 結果的に球の持ちが長くなり、リリースポイントがとてつもなく 打者に近い地点になる 球速云々以前に、これだけで佐々木のアドバンテージは大きい 佐々木に比較すると、大谷は、それほど大きい歩幅を取らないし 佐々木に比べれば、地肩が強いコンパクトなフォーム 高卒の時点では、大谷の身体の方が出来上がっている 骨太で胸板も厚い、筋力もありそう 佐々木は、骨が細く(それがしなりを産むとは思うが) 肘などの関節部分がまだ大人の身体になりきっていな印象 それだけに慎重運転が要求される印象だが もし身体が出来上がれば、頭もとてもよさそうだし とてつもない投手になる 繊細で華麗な、いかにも投手らしい華のある投手になる そんな印象を受けた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.03.21 23:57:54
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