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海外メディアが懸念「日本はワクチン接種率1%で五輪に突き進むのか」 4/27(火) 18:30配信 クーリエ・ジャポン それでも先進国なの? ワクチン接種が遅々として進んでいないにもかかわらず、東京五輪にまい進する日本に懸念を示す声が海外メディアから上がっている。 英紙「ガーディアン」は、「日本のワクチン接種の遅れが五輪に影を落とす」と題した記事を掲載。 人口に対する接種率で、イギリス49%、アメリカ40%、フランス20%に比べ、日本はいまだ1.3%にとどまっていると、先進国の中でのダントツの低さを指摘し、「同じようにワクチン接種の遅れが批判されている隣国の韓国でも4%超だ」と報じている。 同紙はさらに、日本で接種が進まない原因としてEUからの供給不足や輸出時の手続きの問題がボトルネックになっているとされてきたが、そういった政府の主張は「怪しくなってきた」と論じている。というのも、米「ブルームバーグ」が先日、「EUは1月31日から4月19日にかけて日本へ5230万回分のワクチンを輸出した」と報じたからだ。 これを受け、ガーディアン紙が東京のEU情報筋に確認したところ、その数字に間違いはなかったと伝えている。 ワクチン4960万回分はどこに消えた? 首相官邸のサイトによれば、4月23日時点でワクチン1回目を接種した医療従事者は約176万人。2回目まで終えているのは、約88万人。65歳以上の高齢者では、約7万5000人が1回目を終えている。 つまり、日本でこれまでに接種されたワクチンの回数はざっと270万回。EUから輸出された5230万回分から差し引くと、まだ4960万回分ものワクチンが使われずに日本のどこかに眠っていることになる。 東京五輪まで90日を切っているというのに、ワクチン接種が現状でこれほど遅れていると、挽回は難しいとガーディアン紙は指摘。 選手やメディア、大会スタッフなどの五輪関係者は7月23日の開幕前に現地入りする。その頃になっても、「日本の住民の大半が無防備な状態にある可能性が高い」と報じている。 五輪ボランティアの感染リスクは無視? ワクチン接種率1%で五輪に突き進む日本を疑問視しているのは英紙だけではない。 米「CNN」は2週間前の記事で、五輪ボランティアが危険にさらされると指摘している。 「東京五輪のボランティアが最近、ワクチン接種率が低いなかで海外の選手らが日本に押し寄せるが、自分たちはどうやってコロナから身を守るのかと五輪組織委員会に聞いたところ、答えはシンプルだった。小さな消毒液1本と、マスク2枚が配布されると言われたのだ」 五輪ボランティアに志願したドイツ日本研究所(東京)の副所長バーバラ・ホルトスはCNNにこう語っている。 「ワクチンの話は出ませんでした。私たちがPCR検査を受けられるかどうかさえ話題に上りませんでした」 東京五輪・パラリンピック組織委員会はCNNの取材に対し、「ワクチンのあるなしにかかわらず、安全な大会を準備している」と文書で回答したという。 ホルトスによると、五輪組織委員会の橋本聖子会長はボランティアたちとのテレビ会議の場で、オリンピックの成功は「皆さんの笑顔」にかかっていると発言したという。 それを聞いたホルトスは「冗談でしょ」と驚愕したとCNNに語っている (しかも、マスク着用で笑顔は見えないはず)。 ワクチンよりスマイルのほうがコロナ禍の五輪を成功に導いてくれるのだろうか。その科学的根拠はどこにあるのだろう。 COURRiER Japon
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最終更新日
2021.04.27 20:52:17
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