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【過去ログ 2008年】 大学生が読むべき50冊 【日本】 万葉集▽源氏物語(紫式部)▽平家物語▽徒然草(吉田兼好)▽おくのほそ道(松尾芭蕉)▽歎異抄(唯円/親鸞)▽心中天網島(近松門左衛門)▽山椒大夫・高瀬舟(森鴎外)▽吾輩は猫である(夏目漱石)▽たけくらべ(樋口一葉)▽武蔵野(国木田独歩)▽金色夜叉(尾崎紅葉)▽瘋癲老人日記(谷崎潤一郎)▽病床六尺(正岡子規)▽きりぎりす(太宰治)▽堕落論(坂口安吾)▽遠野物語(柳田國男)▽様々なる意匠(小林秀雄)▽豊饒の海(三島由紀夫)▽富士日記(武田百合子)▽第七官界彷徨(尾崎翠)▽春宵十話(岡潔)▽「いき」の構造(九鬼周造) 【海外】 紅楼夢(曹雪芹)▽千夜一夜物語▽イリアス(ホメロス)▽聖書(旧訳・新訳)▽ハムレット(シェークスピア)▽嵐ケ丘(エミリー・ブロンテ)▽インドへの道(フォースター)▽フィネガンズ・ウェイク(ジェイムズ・ジョイス)▽ナイン・ストーリーズ(サリンジャー)▽タイタンの妖女(カート・ヴォネガット)▽幸福論(アラン)▽危険な関係(ラクロ)▽感情教育(フローベール)▽赤と黒(スタンダール)▽夜の果ての旅(セリーヌ)▽失われた時を求めて(プルースト)▽ファウスト(ゲーテ)▽資本論(マルクス)▽ブッデンブローク家の人々(トーマス・マン)▽精神分析入門(フロイト)▽変身(カフカ)▽ドン・キホーテ(セルバンテス)▽ゴッホの手紙▽魅せられた旅人(レスコフ)▽白痴(ドストエフスキー)▽カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)▽戦争と平和(トルストイ) ―――― 過去ログ 2008 ―――― ★学生が読むべき50冊 定番から異色作まで 川上未映子ら選定 古今東西の名作から大学生の読むべき50冊を選ぶというシンポジウムが行われた。 パネリストは文学部文芸創作学科の教員5人と芥川賞作家の川上未映子。事前に提示されていた150冊以上のなかから公開でセレクト。 定番の作品からやや異色のものまで50冊が出そろった。 東海大からは教授の辻原登、長谷川櫂、山城むつみ、准教授の堀啓子、室井光広の5氏が登壇。 実作者、評論家、研究者と多角的な顔ぶれとなり、それぞれの読書体験や専門分野をふまえ、同一著者からどの作品を選ぶかや翻訳による差異について、活発な議論で“品定め”を展開した。 「(太宰治の)『人間失格』や『斜陽』は短編のあとに読むおまけのようなもの」、森鴎外の作品について「しょせんは役人の小さな悩み」といった指摘は会場の笑いを誘った。 「読書は事件」と話す川上は、『富士日記』(武田百合子)や『第七官界彷徨』(尾崎翠)、『タイタンの妖女』(カート・ヴォネガット)などを推薦。いわゆるブックガイドなら漏れかねない作品だが、「読みやすいものや感情移入しやすいものが評価基準となることが多いが、それだけではもったいない。難解なものを読んで、自分の価値観や枠組みをはずすおもしろみもある。岡潔の作品はさっそく読みます」と話した。 (酒井潤) ~~~~~ 私、alex99も、下記に私なりの独自のコメントをしてみよう 2008 特に「評価」というものはない ---- 【日本】 ▽万葉集 読むべきだとは思うが、全部は読み切れない しかし万葉集というのはスゴイ 世界でこの時代で、万人の詩集というものが存在し、今も「現役」であるとは 日本ではどんな地方新聞にも短歌・俳句・川柳の投稿欄があるね 日本人はスゴイ ▽源氏物語(紫式部) 読もうという意欲は持っていた ちゃんとした原文と解説文付きの全集を(中古だが)持っている しかし、どうしてもあの世界の感覚には入って行けない どうも、著者が女性で女性感覚の世界であることが 男性脳の私には全くダメらしい 枕草子なら大好きなのだが 男子学生は読まなくていい(笑) ▽平家物語 出だし部分だけで読んだ気になっている 「祇園精舎の鐘の音」・・・の部分である これで「いいんだ」と思っている 昔の浪花節と思えばいいだろう まあ、合戦部分と最後の部分は読んだ 感銘した ▽徒然草(吉田兼好) 入試でおなじみだが、昔の天声人語みたいなものか 学生は入試勉強で読んだだろうから、もういい(笑) ▽おくのほそ道(松尾芭蕉) 芭蕉は幕府の密偵だったという説がある 奥の細道についての本は数冊買っている 今で言えば「ロード・ムービー」みたいなものか 地方俳句スポンサー巡りツアーか 私にとっての「見果てぬ夢」と言ったところだ 読み果てぬ・・・のが現実だが(笑) 学生はまだ読まなくてもいい ▽歎異抄(唯円/親鸞) 唯円とは親鸞の弟子 私はコメントできる程の知識がない 読むつもりもない 「まったりと宗教心いっぱい」という世界は苦手なのだ 「信仰厚い」という人は「見苦しい」のだ ▽心中天網島(近松門左衛門) 現実的な色恋に飽きて、哀しい事が好きだった上方の台本Ⓢっか ▽山椒大夫・高瀬舟(森鴎外) 私の先祖に山椒大夫のような塩田オーナーがいる 搾取の親玉だったに違いない すまない! m(_ _)m ▽吾輩は猫である(夏目漱石) 読めば読む程面白い 無人島に持って行く本の一冊だろう 無人島本としては、他には シュペングラーの「西洋の没落」かな? 簡単に読み進める本だと困るのだ ▽たけくらべ(樋口一葉) 愛しい一葉さん・・・と言う気持ちだ 下駄の鼻緒をすげ替えてあげたい ▽武蔵野(国木田独歩) 昔の中央線沿線の郊外を思い出す 東京の土とウドンの汁は真っ黒だった ▽金色夜叉(尾崎紅葉) 「きんいろよるまた」という新しい読み方があるらしい(笑) 女が金に転ぶのは世の常 私も金満家になって艶福家になりたい 貯蓄型年金でも始めよう 間に合うか? ▽瘋癲老人日記(谷崎潤一郎) だれでも心の地下室をもっている ・・・というより心の隠し部屋をもっている ただ私自身が瘋癲老人になっていたとは、昨日、気がついたところである ▽病床六尺(正岡子規) 死の病床という究極の視点からの世界 時間限定の定点観測というか 死という負荷がかかった世界観はスゴイだろうと思う ▽きりぎりす(太宰治) 読んでいない 太宰治はあまり好きではない 甘えが表に出る人はウザイのである こういう人とつきあうのはヘヴィーである 太宰治って、三木のり平に似てない? 私が「人間失格」を買ってきた時、父が「こんな本は読んではいけない」 と珍しく毅然として、私の手から取り上げた 正解である 学生は読まなくてよろしい ▽堕落論(坂口安吾) ちょっと読み始めたのに、例によって一時停止 どこに行ったかな、この本 坂口安吾って体質が合うのだ ▽遠野物語(柳田國男) 柳田國男全集を私は持っている 読むのが面倒な人は、写真家森山大道の同名の写真集を眺めればよい ▽様々なる意匠(小林秀雄) 小林秀雄は神様だそうである 評論家という地位を日本で築いた 実像は気むずかしい人なんだろうな 白州正子とか青山二郎とか・・・ 気を遣わないとつきあえない人たちだね ▽豊饒の海(三島由紀夫) 三島由紀夫はどうも・・・ 外柔内剛っていうが、外剛内柔はね マッチョを気取ったあの人は意外にもあの世界では女性役だった(らしい) 高倉○さんと同じでマゾッホ先生の弟子(らしい) ▽富士日記(武田百合子) 武田泰淳の奥さん 私の好きなこの本、いや武田百合子が選定されるとは・・・ 娘さんも物書きになったらしい ▽第七官界彷徨(尾崎翠) わからん! わからなくていいのだと思う ▽春宵十話(岡潔) 昔、新聞のコラムなどで、部分的に読んだし 本も二・三冊読んだし 必読書に推薦する本でもないだろう ▽「いき」の構造(九鬼周造) 二冊も持っているのだ(笑) 「いき」でしょ?(笑) 【海外】 ▽紅楼夢(曹雪芹) ダイジェストで読んだ もっとエロを期待したのだが・・・ 個別な「描写」ではなく、当時はこういう「状況自体」がエロだったのだろう ▽千夜一夜物語 これにもエロを期待したが(笑) 1001夜で終わったのは、シェヘラザードがついに王とできちゃったから? リムスキー・コルサコフとコルサコフ病との関係は? ▽イリアス(ホメロス) 超個展で歴史書なのに、案外面白いのである と言っても、これも途中棄権(笑)してしまった ちゃんと読みたいと真剣に思っている ▽聖書(旧訳・新訳) 「読み物」としては読んでやってもいいよ・・・と思う 子供向けの絵物語では読んだ それで十分なのでは? 母親の不倫で生まれた子供が、成人してからは奇跡商法で各地をまわった ・・・と思ってはいけないんだよね 新約聖書の事だが ▽ハムレット(シェークスピア) 中学の学芸会で見た(笑) これも一種の不倫物語である ローレンス・オリビエ、ジーンシモンズの映画も見た ソヴィエトの映画もちょっと見た 昔の城なら幽霊が現れても不思議は無い と言うか、心の中に幽霊が現れる ▽嵐ケ丘(エミリー・ブロンテ) やはりローレンス・オリビエ(笑) 恋愛とは熱病である 私は発熱に強い体質だった 惚れることは希にあったが、愛したことは少ない 相手への感情を自己分析しすぎるので、 ロマンティックでは無くなってしまうのだ 切腹~ ▽インドへの道(フォースター) 人種偏見映画・・・と理解しておこう ただ、インドにエキゾティズムを感じるのは白人だけではない 文化の無理解はエキゾティズムでありオリエンタリズムである ▽フィネガンズ・ウェイク(ジェイムズ・ジョイス) 私、高校時代に「ユリシーズ」を読んだ天才です ・・・って、言うじゃな~い? でもアンタ、読んだだけですから~! 残念!! 拙者、自慢話ばかりの男ですから・・・! 切腹!! 注) 私は波田陽区のファンである 私はこういう前衛文学や詩歌などの理解力は高いと自認(誤解?)(笑)している 切腹!! ▽ナイン・ストーリーズ(サリンジャー) 知らんな~ サリンジャーは「ライ麦畑」を読みかけたが、退屈 次の駅ですぐ途中下車(笑) ▽タイタンの妖女(カート・ヴォネガット) もちろん読んではいないが、妖女は好きである 貞操面で比較的ゆるいという認識があるからである ▽幸福論(アラン) かっての公認青春期必読書 少年時代(笑)に読んだはずだが、内容は全く覚えていない こ~ゆ~人間は幸福になれない ▽危険な関係(ラクロ) 映画で見た (だから、いいって話ではないが) 危険な関係とは人を興奮させるものである 私も、数は少ないが興奮経験がある(少し・・・) その内容を今書こうと思うのだが、興奮しすぎて書けない ▽感情教育(フローベール) 「感情教育が必要な人が楽天にかなりいる」 ・・・って、言うじゃな~い? ▽赤と黒(スタンダール) ダニエル・ダリューは映画界十大美人の一人である 上流階級の美人の奥様というものは、魅力的である しかし同時に、「鄙には希な」美人というものも、魅力的である 鄙(ひな)には希な美人を磨くと、「玉」になる 「珠」かも知れない ただ玉あるいは珠になってからでは競争率が高くなる だから「鄙には希時代」に唾を付けておくのがお薦めである ▽夜の果ての旅(セリーヌ) 知らない あ 知っている こういう過酷な自伝を読んで、今の自分の境遇で我慢する これが私の幸福論である ▽失われた時を求めて(プルースト) 長すぎる 読みかけたが中止 要するに面白く無いのである・・・って、言うじゃな~い? 筑摩書房の厚い本が本棚を占領している 疾風怒濤の青春時代を無事通過して成人した私は 主義として、詩歌以外のフィクションは読まないのである 魔の山は例外である 香りの、臭いの記憶が私をワープさせることがある そのワープのなかで、香水起因のものは一例ある ▽ファウスト(ゲーテ) 悪魔に魂を売り渡すのは私の得意技である ブックオフよりは高く買ってくれる ▽資本論(マルクス) マルクスには、ぜひともリアル共産主義国で生活してもらいたかった マルクスの人生は思想と「とんでも私生活」の遊離の典型例である(笑) ▽ブッデンブローク家の人々(トーマス・マン) 「魔の山」「トニオ・クレーゲル」愛読書である 私の中の生真面目なひとつのドイツ的体質・・・である ▽精神分析入門(フロイト) 無意識・リビドーというものの存在の発見者 脳内探検の開拓者 ▽変身(カフカ) 「朝、目が覚めてみたら、私は私自身だった」 ・・・ということは怖いことではないだろうか? ▽ドン・キホーテ(セルバンテス) これが世界名作だとはどうしても思えぬ私 ▽ゴッホの手紙 ゴッホは絵でしょう 手紙だったら、金の無心の手紙でしょう ▽魅せられた旅人(レスコフ) 知識圏外 ▽白痴(ドストエフスキー) これが最高作品? 娼婦は天使である 娼婦性は母性である 間違ってはいないと思う 「昼は貴婦人、夜のベッドでは娼婦」 これが理想の女性像だとは言うが、 「昼は娼婦、夜は貴婦人」 この方が、よくある婦人像です (>_<); ▽カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー) 兄弟が多い上に、名前のバリエーションが多い 名前の整理・統一をすれば、本の厚さ半分?(笑) ロシア小説の長編って、どうして超長編なの? シベリア鉄の旅みたいだ 「青春シベリア鉄道切符」(もしあれば)を買って 車中で、サモワールの茶を飲みながら 三週間かけて読むのがちょうどいいぜ ▽戦争と平和(トルストイ) 作品と実生活の遊離 (こればっか) マルクスもトルストイも女中に手を付けた 「我が秘密の生涯」の作者もそうだ 私も負けずに手を付けよう!
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最終更新日
2021.05.20 19:37:43
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