カテゴリ:P【パンデミック】【CIVIT-19】
東京五輪開催の是非論の核心部分 いろいろ感染リスクについて書くと 私が五輪中止論者であるという印象になると思う しかし、かならずしもそうではない 縷々、書いているように現実的な多くのリスクがあるのだから それを書かないわけにはゆかない 開催論者も、まさか「リスクは存在しない」とは言うまい 東京都がIOCと締結した「開催都市契約」の条項の中で IOCが、中止・延長を拒否している以上、現実として、開催強行しか選択肢はない 敢えて東京都が「返上・中止」を言い出せば IOCは、数千億円の賠償金を請求してくるだろう IOCの本拠地のスイスで訴訟を起こし争うという手段もあるにはある しかし、日本政府にどんな度胸はないし、リスクも大きい ただし、これまでの期間において、日本側がIOCに対して 中止または延期を持ちかけるという手段は可能ではあった しかし日本側は、それを試さなかった ―――― * ―――― 国民の不満はさておき 客観的に見れば五輪開催やむなしという状況ではあるのに 今回、これほどもめている原因は何か? それは、はっきりしている 日本側の感染対策が、あきらかに十分では無いと見える事 それについて、国民を納得させる説明が無い それなのに、政府は「安心・安全の開催が可能」と言い張っている事 これに尽きるだろう では、どうすればいいのか? ―――― * ―――― すでに遅すぎる感はあるのだが ここは政府が正直に パンデミック下での五輪は確かに危険である しかし、開催地契約において日本は中止の権限を有していない また、経済その他の諸般の事情を鑑み 開催以外の選択肢無し、との苦渋の政治的決断をした かかる状況である以上は これからも全力で感染防止の対策を尽くすので 極めて厳しい状況下であることは重々理解してはいるが 国民各位におかれては、何分のご理解とご協力をいただきたい」 少なくとも、最低、これだけのことは言わなくてはならないだろう それでどれだけ国民の理解と居力が得られるか? それはわからないが、少なくともある程度の理解は得られるだろう 独裁国家では無く、民主国家を標榜する以上は 少なくとも国民の理解を得ようという努力は、なさなければならない 現状では、それがなされていないのだ それが、日本を分断している開催是非論のコアな部分では無いのか?
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.24 01:44:34
コメント(0) | コメントを書く
[P【パンデミック】【CIVIT-19】] カテゴリの最新記事
|
|