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【過去ログ復刻】 「白いリラの花がまた咲く頃」 宝塚歌劇団 2004年01月06日 ―――― 過去ログ ―――― 今日から楽天日記を始めます。 最近読んで面白かった本の一つに「イヴの七人の娘たち THE SEVEN DAUGHTERS OF EVE」という本があります。 (ブライアン・サイクス著 大野晶子訳 ソニーマガジンズ発行) この本の内容を一言で言えば、このオックスフォード大学のサイクス教授が遺伝テクノロジーを駆使して打ち立てた、「現代人の共通祖先は約15万年前、アフリカにいた一人の女性である」という仮説(今ではほぼ定説になっているようだが)の経緯とその説明です。 とすると、驚いたことに我々人類はみな親戚同士と言うことになる。 明日はこの本の内容をもう少し書いてみます。 ーーーー ◇ ーーーー 夕方のテレビを見ていると、SF作家の小松左京さんがゲスト。 「左京」というペンネームは学生時代京都市の左京区に下宿していたからそれにちなんでのものだと、ご自身がおっしゃっていた。 それに「想い出の曲」として宝塚の劇団歌?「スミレの花の咲く頃」の原曲というシャンソンをリクエスト。 しかし、さすが博覧強記の小松左京先生もこの件では間違っています。 (全面的にまちがいとは言えないのですが) この曲はもちろん日本の曲では無くて、白井鉄造氏が昔、アイディアを求めて欧州に旅行した折り、当時パリで流行っていた「白いリラの花がまた咲く頃」 (Quand refleuriront les lilas blancs)というシャンソン曲を持ち帰って「リラ」を日本人にイメージがわきやすい「スミレ」に変えたものとのことと言われています。 しかしこの曲はもともとはシャンソンでは無く、1928年にウィーンでフランツ・デレ作曲、フリッツ・ロッター作詞で作られた曲で、ドイツ語の原題は「Wenn der weise Flieder wieder bluht」だという。 原題の意味は、フランス語のそれと同じ。 戦後、その題名そのままの「白いリラの花がまた咲くころ」(1953)という映画が作られ、(音楽担当はこの曲を作曲したフランツ・デレ)、主演はマグダ・シュナイダー、そしてその娘の役で実際にも娘であるロミー・シュナイダー(当時14歳)が映画デビューを果たしたそうです。 私はもちろんこの映画は観ていません。 マグダ・シュナイダーは古典的名画「制服の処女」にも出演したということを何かの映画雑誌で読んだような気がするのですが、どうも確かではありません。 「白いリラの花がまた咲くころ」は、1956年にアメリカのビルボードに登場。 今度は題名も英語で「When the White Lilacs Bloom Again」。 リラは英語では LILAC ライラックです。 私が昔、東欧のある国にいた頃、ある時私がふとこの曲を口ずさんだら、まわりの皆が口をそろえて「それは戦前流行った有名な曲で、我が国の歌だ。どうしてその曲を知っているんだ?」というのです。 それからしばらくはすっかりそれを信じていましたが、最近ネットで調べたら上記のような次第らしい。 しかし、考えてみれば恐らくそれほど当時は欧州各国で、各国語で愛唱された曲で、各国の人間が自分の国の人間が作曲した曲だと信じてきたのでしょう。 私自身も白井鉄造氏が作曲した日本の曲だと思っていましたからね。 一度宝塚歌劇団にも原曲について電話で問い合わせたことがあるのですが、歌劇団の方でもハッキリしたことはわからないとの解答でしたが、上記の事がわかった今は、この情報を教えてあげようかな?とも思います。 ―――― 過去ログの感想 ―――― 今日が 2021年12月17日だから2004年01月06日と言えば 18年前、になるのか 私のブログも、数度の中断をはさみながらも、長寿である(笑) 私の母が若いころ、その頃の女学生の例にもれず いや、ひときわ、この宝塚少女歌劇に熱中していたようである 中でも小夜福子さんの大ファンだったようだ 悪いことに(笑)一緒に暮らしていた私の祖母も、そうして祖父までも(笑) この宝塚のファンだったという事で まだ幼い私までが観劇のお供を強制(笑)されて 特に面白いとも思えなかったのだが自動的に観劇していた(笑) 当時の大スター春日野八千代さんをはじめ 神代錦さん、富士野高嶺さん、八千草薫さん、淀かおるさん 果ては寿美花代さんまで 「果ては」って言い方は失礼か?(笑) 演目はあまり記憶にないのだが例外は「トゥーランドット」 今は誰でも知っている有名オペラだが、当時はまだあまり知られていなかったと思う あらすじ説明に好適なものがあったので敗者K ーーーー 時間のない方のための簡単な「30秒あらすじ」 舞台は北京 美しく冷酷な姫トゥーランドットと結婚するには3つの謎を解くことが必要でした。 しかし謎が解けないと、首をはねられてしまう決まりがありました。 そのトゥーランドットに、ダッタン国の王子カラフは恋をします。 カラフは見事謎を解き、最後にカラフの愛がトゥーランドットの愛を呼び起こします。 二人は結ばれ、皆の歓声の中でオペラは終わります。 ーーーー トゥーランドット姫に淀かおる カラフ王子に春日野八千代 トゥーランドット姫は妖艶な役柄だが、淀かおるさんは、可憐なキャラクターなので、少しミスマッチという感じはしたのだが それでもこの強烈なストーリーなのでかなり記憶がある 思うに、この観劇で私はMになってしまったのだと思う Mと言っても、どちらかと言えば、というぐらいで、SMクラブの経験は無い(笑) 言っておくが宝塚は、この歌劇団だけでは無かった 併設されている動物園に遊園地であるDREAM LANDが素晴らしかった 幼い子供にと手まさに夢の楽園 今でも動物園と遊園地の隅々まで思い出せる、ような気がする(笑) だから、TDLなどに行っても、それほど楽しくも無い 商業主義があざとい ミッキーマウスやミニマウスなどに騙される愚かな日本人 言い過ぎかな? 回転飛行塔・小さな機関車の列車・メリーゴーランド つつましいジェットコースター 中でも一番楽しかったのはボート 遊園地にはかなり大きな池があって、貸しボートが用意されている 幼児ながらも母を載せてオールを握って漕ぐ 不思議なことにボートを漕ぐのに困ったことは無い 時々、他のボートとぶつかりながら、進んでゆく 小さな橋の下をくぐると もう、その先は池の終わりなのが分かっていて少し悲しい その行き止まりを回って貸しボート屋に向かって帰路に就く(笑) この経験のおかげで世界のどこに行ってもオール裁きには自信がある カヤックなどに乗ってもオールさばきの基本は同じだから問題なし 「宝塚」は私の複合的マジックワードである
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最終更新日
2021.12.17 18:07:56
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