カテゴリ:🔴 【ウクライナ戦争・ロシア】
🔴🔴🔴 ウクライナでの戦争が変える世界秩序-プーチン氏の思惑とは別物に 3/23(水) 16:45配信 Bloomberg 原題:Ukraine Is Changing the World Order, Just Not How Putin Hoped(抜粋) Marc Champion (ブルームバーグ): ―――― 私の感想と意見 ―――― 私は、このブルームバーグに寄稿された論文は プーチンのウクライナ侵略によって一変した世界軍事戦略に関して 実に重要な事項を示唆している なお、今後、このブログにアップする記事をグレード分けしたい そのために、重要度によって下記の様なマークを題名に付ける事にする 🔴🔴🔴 最重要 🔴🔴 重要 🔴 注目 新規採用システムなので、あまりこの3段階が厳密なものでは無いが そのうちに、自然に、こなれるだろうと思う とにかく、アップする記事にも、重要なものと、さほどでもないものがある これは当然だと思う ―――― 記事 ―――― (前略) alex99 この部分は不要だと思うので省略する (今回のプーチンのウクライナ侵略によって)ドイツ、英国からバルト3国に至るまで、従来の西欧諸国防衛の基準はズタズタに引き裂かれた。 大規模戦争はもはや考えられないものではなくなり、 各国政府は国防費や購入すべき装備品、どのように戦闘を行う必要があるか について再検討している。 alex99 この論文は、少しわかりにくい英文独特の表現がある >大規模戦争はもはや考えられないものではなくなり ➡ 今までは、この現代において大規模戦争の可能性は 非常に少ないと考えられていたが 今回のプーチンの「堂々たる大規模親侵略」によって その思い込みは 打ち砕かれた という意味合いである 欧州の北大西洋条約機構(NATO)加盟国は米国と袂(たもと)を分かつのではなく、むしろ結束強化に動いた。 alex99 これは大きい こういうNATOと米国の乖離は、さらに、トランプの「アメリカ・ファースト」主義(米国伝統のモンロー主義の回帰とも解釈できるが)によってさらに拍車がかかった しかし、その流れは、幸か不幸か?プーチンの暴挙によって断ち切られ さらにNATOと米国の再接近・団結という形になった プーチン氏がウクライナ侵攻前に要求したような 1990年代のNATO拡大前の規模に縮小する代わりに、 NATO加盟国は東方への3000人規模の増派に加え、ヘリコプターや戦車、戦闘機も配備し、 ロシア側が戦場拡大の決断を下すのを抑止しようとしている。 英国統合軍司令官を務めたリチャード・バロンズ退役陸軍大将は 「今は皮肉に聞こえるかもしれないが、この戦争がどうなるにしても、 プーチン氏によるウクライナ攻撃は ロシア、やがては中国と対抗することができるよう、 態勢立て直しに必要な時間を欧州に与えている と歴史家は指摘するだろう。 ウクライナが大きな代償を払うことでわれわれは時間稼ぎをしている」 と語った。 alex99 まさにこの通りだと思う 欧州にとって大きな問題はこの与えられた時間の使い方だ。 国防費の1000億ユーロ(約13兆4000億円)増額を発表したドイツの例は 最も顕著なものの一つで、 これは対ロシアだけでなく欧州内の力の均衡にも影響する。 ショルツ独首相はまた、 年間国防支出をNATO目標である国内総生産(GDP)比2%以上と、 昨年の同1.53%から増やす方針を表明。 現在の独GDPに基づけば年間210億ドル(約2兆5400億円)の増額を意味し、 ロシアの国防予算全体の約3分の1に相当する。 alex99 このドイツの突然の大変身には驚いた 旧共産圏東ドイツ出身であり、欧州を親ロシア路線に誘導していた 利己的なドイツをだいひょしていたメルケルの路線に対する「ちゃぶだい返し」である これは、歴史的なハプニングである プーチン氏についてかねて警鐘を鳴らしていたバルト3国を含め、 他の国々も国防費の増強に動いている。 実現するかどうかは不透明ではあるものの、 NATOには恒久的な基地設置や長距離対空システムを求めてもいる。 こうした状況が示唆するのは欧州における安定回復ではなく、 安定が失われたことの認識だ。 alex99 これも非常に重要な指摘だな 米国家安全保障会議(NSC)で 欧州・ロシア担当上級部長を務めたフィオナ・ヒル氏は先週、 デンバー大都市圏州立大学のイベントで プーチン氏のウクライナ侵略について、 「帝国主義以降・植民地主義以降の土地争奪だ」とし、 「これを容認すれば、前例をつくることになる」 と指摘した。 alex99 これだ!! 「今回は、プーチンに屈して、ウクライナの人命を救え」 という言説が出回っているが わたしから言わせればとんでもない!! 今こそ、自由世界は、どんな犠牲を払っても プーチンの悪魔的な暴挙を 容認することなく 前例を作ることなく 食い止めなければならない そのためにウクライナの人々の命を引き換えにするのは心苦しいのだが ウクライナの人々も、それを望んでいるだろう 我々は、今回、プーチンのロシアをつぶさなければならないのだ それが、世界覇権を狙う、もう一つの巨悪である習近平への警鐘にもなるのだ プーチンのロシアが消滅し 残る巨悪は習近平の中国だけとなれば はるかに御しやすい プーチン氏はなおも目標の一部を達成することができるかもしれない。 さらに、同氏は自身の誤りを認めるよりも、 ロシアの孤立やウクライナおよび欧州の恒久的な不安定化を 選択するであろうことがあらゆる兆候からうかがわれる。 敗北は同氏の政治的生き残りに疑問を投げ掛けることになりかねない。 alex99 また、まどろっこしい書き方をしているが 要するに、プーチンは、最終的には殺されるだろう、という事 それでもロシア軍はウクライナでの戦争で打撃を被り、 精密誘導ミサイルの在庫は枯渇した。 米統合参謀本部議長の特別補佐官だったマイケル・マザー氏は、 こうした戦況の結果、 現在の戦争の壊滅的なエスカレーションがなければ、 ロシアがNATOに戦争を仕掛ける可能性は 2月24日のウクライナ侵攻の前よりも減じるだろうとみる。 alex99 つまり、ロシアの軍事的資産は、この侵略戦争によって大きく減じた しかしマザー氏によれば、欧州の安全保障秩序には 一段と憂慮すべき変化が待ち受けている。 超大国間の安定は現状維持についての何らかの相互合意に依存しており、 1960年代以降の旧ソ連との間でもそれは達成されたが、 プーチン氏支配下のロシアとの間では決して成立したことはなく、 冷戦後のNATOの東方拡大の見識がどうであれ、 現在では不可能と考えられるという。 alex99 いや、違うと思う 最終的に、ロシアの侵略が失敗という決着がつけば 中国を除いて、超大国間の安定は、現状より良化する つまり、敵が、ロシアと中国から 中国対世界、というシンプルな形になるのだ マザー氏はロシアがウクライナに侵攻した今となっては、 「地政学的パートナーとして扱えるような体制がクレムリンにはなく 屈辱感を強めて超国家主義的かつ、衰退の道をたどる危険な超大国と 絶えず対立する状況にわれわれは置かれている」と説明した。 alex99 だから、それは、現状の途中経過における見解でしょ? プーチンのロシアがつぶれたら、状況は一転する 一方、退役陸軍大将のバロンズ氏は、 プーチン氏のウクライナ侵略で欧州全域にこれほどまでの衝撃が広がった理由は、 極超音速兵器やサイバー・情報・経済戦争の時代にあっては、 距離はあまり守りにはならないことを誰もが突如、理解したことにあると分析。 「90分もあればロンドンに複数の巡航ミサイルが飛来する」と語った。 alex99 >距離はあまり守りにはならないことを誰もが突如、理解した まあ、これも確かではあるが それよりもむしろ、局地戦の重要性も再認識 ・ 市街戦においては攻撃側は数倍の戦略が必要 ・ ロシアの戦車に不利なロシア南部・ウクライナ北部の泥地という特殊な条件 ・ 低空・近距離で絶大な威力を発揮しているドローンの威力 ・ 民生用のドローンの上空からの敵状視察能力 ・ 対戦車用シャベリン・滞空スティンガーなどの個人装備武器の絶大な威力 ・ ロシアの旧式な通信によりロシア側の情報が傍受されて大被害 ・ ロシア現地実戦の指揮を執る少将・中将数人が狙撃され死亡、混乱 ・ ロシア側の兵站(logistics=補給)能力の貧弱さ ・ ロシアの戦術の稚拙さ ・ 戦車隊さえあれば地上戦は楽勝…ではなくなったこと ・ 兵士・国民の士気の重要性 などなど
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最終更新日
2022.03.23 23:38:02
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