カテゴリ:🔴 S【科学】【宇宙】【未来】
分子生物学では、一か月前の自分と今日の自分は同じ個体ではない だから借金は返さなくてもいい?(笑) 記憶も激しく変容している この「気づき」が一般に認知されては、それではまずいので 自己同一性をつなぎとめておくものが「私」「自己同一性」 つまり、肉体の中身は流砂のように、どんどん入れ替わっているのに 主体としての個人の同一性・責任は社会的に認められている この「主体としての私」という概念自体も、ユヴァル・ノア・ハラリが 銀行・会社・貨幣などとともに、 フィクションであると認めたのか否か? 私は知らないが 実は、最大のフィクションでは無いか? ハラリに教えてやりたい(笑) フィクションの構築という ホモ・サピエンスが創造した怪物が人間社会の瓦解を防いで 発展進化につながっている しかし、分子レベルでは、この私も、ただの入れ換わる分子の集合体に過ぎない それなのに明らかに存在する 私という、この意識 これはいったいなにものなのだろう? 意識というものの解明が人間にとっての最大の課題かもしれない 飲食によって分子がどんどん体内に取り込まれ入れ替わり 代わりに排泄物として分子が大地に還り、植物になったり魚のえさになったり つまり仏教における輪廻なのだが 言い換えればエントロピー 地球上の分子量の総量は不変なのだ 考えてみると人間の肉体というものは恐ろしい化学工場である 人間に限らずあらゆる生命がそう言えると思う
以前、家族の看護付き添いで病院に泊った時 薄暗い灯火の中に伸びる廊下を眺め 「病院は人間の修理工場」であると実感したことを思い出す お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.14 14:42:30
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