やっと音楽がわかってきた? もちろん、今まで、音楽は好きだったのだが この音楽家の演奏がすごい! というような個別の演奏家の演奏の良さがわからないままだった、と思う ただし、ジャズの演奏家・歌手は、ほとんど、良さが分かった 特にジャズ・ヴォーカルは各歌手の個性がはっきりわかる オペラ歌手でも、マリア・カラスや古くはガリ・クルチは、よくわかった 感銘したし大好きなのDが ところが最近、一部の演奏家の演奏が好きになった という事は、わかってきたのだ 私は人より相当遅い人間なのだろう 例えばクラシックピノのグレン・グールド 彼が弾くバッハやベートーベンの曲の一音一音が 意味があって弾いているのだという事がわかる 彼の演奏は一音一音のタイミングが独特で魅力的だ 音が tangible というとわかりにくいかもしれないが 手触りがあるのだ ツルツル滑ってしまうような機械的な音ではなく 木綿の手触りのようなものが残るのだ 一音一音ずつが個性を持ちその存在を控えめに主張している だから音と音との相関関係・距離感がわかる こういうことを感じさせるグールドは天才だと思う もともと、なぜか?私は彼は、モダンジャズピアニストだと 大変な誤解をしていた(笑) 挽いているのはクラシックの曲なのに まるでモダンジャズピアニストが弾いているような そんな感じで聴いていたのだ なんとも間抜けな話ではあるのだが それも彼独特のタイミングと関係があったのかもしれない それから、やはりクラシックピアニストの内田光子さん 彼女のピアノ演奏もすごくよく「わかる」 そう思って聞いている 普通のピアノ演奏じゃないね 自分の音の世界を創造しながら弾いている そういう風に目覚め、いや、耳覚め?(笑)してみると 他の演奏家の演奏の個性もだんだんわかりだした ただまあ、私にはあまりわからない、というか 個性のあまりない無難な演奏をする人も多いが という風に、音楽が楽しみになってきた
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最終更新日
2022.06.25 15:06:36
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