You'd Be So Nice to Come Home To · Art Pepper 口直しに(笑)器楽の名演奏を Art Pepper は、いかにもアルトと言う、スカスカする音を出す(笑) (このスカスカと言うのは、私の感性)(笑) 演奏スタイルは男性的で、十分吠えるのだが アルトサックスは、テナーサックスと比較すると小さな管楽器である その分、音色が、詰まったような感じがあり、甲高く、女性的である そこを、男性的に吹きまくるのが腕の見せ所 PAUL DESMOND が、澄み切った透明な、典型的な白人アルトの音色かな? クラリネットに近い アルトの管部分が、気持ちよく軽快に鳴り響いている 鳴りきっている、と言ってもいい JAZZ VOCAL でも、この白人と黒人の違いは大きい 白人は、サラっと綺麗に 黒人は、癖のある(笑)こねくり回した粘液質 綺麗にと言うより野性的な感情表現 ジョニー・ホッジスも、少し、テナーがかっている? サックス奏者は、最初に吹いた楽器の癖が音色に出るらしい その時の、テナーなり、アルトなりの音が defact standard として、耳に定着するのだろう だから、テナーから出発した JACKIE McLEAN は アルトに転向してもどこか、テナーのたくましさ重さを感じさせて アルと独特のスカスカ音色(笑)とは、一線を画す マウスピースのリードの選択も、大きく音色を左右するとは思うのだが マウスの咥え方も音色への影響は大きい きつくマウスピース・リードを締めて演奏すると 濁った、きしんだような音が出る 反対に、咥えた口許を緩くして、リードを開放すると リードが気持ちよく鳴り響いて 明るいノーテンキな単純な(笑)音色になる その結果、クラリネット的音色になる スイングの時代は、澄んだ明るい音色が求められたが モダンジャズでは、底抜けに明るい音色だと馬鹿だと思われ(コレコレ9 マウスピースを固く締めた、きしんだ苦し気な音色が 複雑な深みのある音色だと、される(笑) JACKIE McLEAN の場合は 特に暗いとまでは行かないが 意識的にリードをきしませた 若者の主張、若者の抵抗、と言う感じの演奏が多い この反対が JHON COLTRAIN アルトから出発、どこか、アルト的な部分がある 同じテナーでも、SONY ROLLINS や BEN WEBSTER の様に 墨痕淋漓(ぼっこん りんり)、と言う感じでは無い 演奏スタイルの違いもあるが
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最終更新日
2022.09.07 09:33:52
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